携帯電話の校内への持ち込み
文部科学省は30日、子供の携帯電話について、小中学校への持ち込みを原則禁止すべきだとする指針を都道府県教育委員会などに通知したとの報道を目にした。
文科省が昨年12月1日現在の携帯電話の校内への持ち込みを禁止している公立学校の調査を行った結果、小学校(2万800校)の94.2パーセント、中学校(1万45校)の98.9パーセントが原則持ち込み禁止としている結果が出た。
しかし、実態はどうであろうか。
子ども向け向けリーフレットの配布
近年、子どもたちがインターネットを介した犯罪被害等に巻き込まれるケースが増えていることから、文部科学省では、特に携帯電話のインターネット利用に際しての留意点やトラブル・犯罪被害の例、対応方法のアドバイスなどを盛り込んだ子ども向けリーフレットを作成し、小学校6年生全員に3月までに配付することとなっているとのこと。
リーフレットの内容は、文科省のHPで見る事ができます。
携帯は一筋縄ではいかない
携帯電話は非常に便利で、日常欠かせない。なぜならば、インターネット、メールなどの多機能を持った、移動式通信システムであるからである。電話と云う概念をはるかに超えてしまったしろものである。そこで様々な問題が起こるのである。
有害情報を遮断するフィルタリング機能を付けても、今問題となっているプロフはほとんどが対象外である。
毎日新聞の記事によれば、08年に警視庁によると、児童買春などの被害にあった130人の内、プロフなどの一般サイトによるものが82人、フィルタリングの対象となる出会い系サイトによるものが48人となっている。フィルタリング万能ではないわけである。