立川断層の講演を聞く。
出足が早いと予測し、5時30分に到着。
市の職員に聞くと、70%以上既に入場しているとのこと。
始まる頃には、階段に座ったり、立ったまま聞く人も。
教育長も立ち見。空き席が一つ見つかり、すすめられたが遠慮して座らず。
立川断層は矢川から西国立駅の延長線上に北西にほぼ一直線にある。
市民の関心も高く、不安感も相当あるのと思う。
提供された情報は一つだが、受け取った市民はどう考え、どう感じたのだろうか。聞いてみたい。
立川断層については、学術的にも不明な点が多く、今後の解明を待たなければならい。
そこをどう解釈し、どう対応するかが問題だ。
その点を含めて、防災の全般的な、きめ細かい情報提供が大事。
東日本大震災、マスコミ報道、口コミ、風説これらが無ければ、立川断層の学術的な講演会を開いても、これほど人は集まらない。
タイミングである。
阪神淡路大震災から17年、風化が始まった段階での東日本大震災。
ある講師曰く、大震災が毎年起これば、備えは万全。忘れたころに来るから手遅れ。
市民の関心が高い時に、行政は、一気呵成に防災行政を進めるべきだ。
地域においてもしかり。
不安感を抑えることも大事だが、震災の恐ろしさを直視し、立川断層が存在する現実を直視し、可及的速やかな対応を望む。