シャープが新たに電子書籍配信サービスを立ち上げるに際し、ブランド名を「ガラパゴス」とした。
話題を呼んでいる。
ガラパゴスという命名に、業界では否定的な意見が多いようである。
携帯が日本独自の進化を遂げ、世界で通用しないものとなってしまった。
勿論この言葉の由来は、遺伝学上、大陸から隔絶した環境で特殊な進化を遂げたガラパゴス諸島になぞらえている。
日本の高水準の市場ニーズに応えようとし、進化した結果、低水準で安定してしまった世界水準とはかけ離れたものになってしまった。
携帯電話やデジタル放送、ICカードなどである。
それを称して、ガラパゴス化という。
業界において問題視されている。
南太平洋のガラパゴス諸島には、有名なイグアナやゾウガメ等そこにしかいない生物がぞんざいする。
これを固有種という。
ガラパゴスこそ世界で一番固有種の多い地であると考えていた。
ところが、日本がガラパゴスより固有種が多いことを、先日、TVの番組で知った。
日本には131種の固有種が存在するが、ガラパゴスは110種だそうだ。同じ島国でもイギリスは1種もいないそうだ。
その理由は様々あるだろうが、日本の自然の豊かさはこのことからも明らかである。自然を守る意義を更に痛感した。
身近な野鳥としておなじみのセキレイの中で「セグロセキレイ」は日本の固有種だそうだ。市街地などでもよく見かけるセキレイはハクセキレイで、世界中に分布し、日本の固有種ではない。
両者を見分けるのは大変に難しい。
セグロセキレイは黒い顔に白い眉という感じでややハクセキレイよりやや大きい、ハクセキレイは白い顔に黒い眉という感じ。
このブログに、どんど焼きの項に載せた写真、セグロセキレイかと思って再確認したが、多分ハクセキレイであろう。
セグロセキレイはハクセキレイに比べて少ないが、決して見ることができない野鳥ではないそうである。