オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

我慢の限界だ~!な、銀座の実態 

2021-01-25 23:21:04 | 銀座の周旋屋

 

 さんざんに大雪警報を出していたが、東京都市部はなんということもなかった。

 自粛要請に効果がないと苛立ったWHO関係者たちが、気象庁やメディアに圧力をかけて大々的に大雪キャンペーンを張るようなもんで、雪道への装備や心構えの無いドライバーらがそれを助長して、中央道は八王子から甲府盆地まで通行止めになっておったが、なんだかな~、どっちもどっち、俺は最初からそんなことだろうと考えて北の方角へと出掛けておった。

 高速でも期待した雪もぜんぜん無くって拍子抜け、準備万端なのでちょっと面白くなかった。

 高速を走っていると雪の為に制限速度は80キロという表示・・・普通じゃんか? 圏央道なんかは100キロだったりするが、そこはもともと80キロ、なんだかな~とシラケてハンドルを握っておった。

 情報が滅茶苦茶になって、統制・制御が不能になってる。

 結局やっきょく、自己責任、ま~ま~俺にはいつものことだ。

 さんざんにニュースで脅されていた人たちは都心部へと流れ、郊外へと向かう高速は空いておった。

 山は夜中に降った雪が残ってるていどで、それも小雨へと変わっておった。

 雲が高くなり、大崩れする雰囲気でもなく、かといって晴天でもないので、のんびりしてきた。

 低い場所では、紅白の梅が咲いていた。

 白い梅は雪には映えない。

 だけんども俺は観光地に咲く桜よりも、山の梅の方が好きだから、気分は良かった。

 帰路、地元では有名なカレーうどんの店に寄るつもりだったが、思ったよりも時間が過ぎて店は閉まっておった。

 なんか美味いモノを喰う、山の帰りの愉しみになってるが、なかなかね、自然相手の遊びだから、人間の身勝手は通用などするものでもない。

 また行くわい。

 

 すでに何年も同棲してた娘と息子がひとりづつ、それぞれがいよいよ結婚することになり、面倒な風習や儀式やらは省略せ~よ! と、かねがね言っておったが、それでも最低限の挨拶くらいはしなければと、小人の服しか売ってない銀座界隈を離れたついでに、4Lサイズのジャケットとシャツくらいは新調しとくかと、大人の店にも寄った。

 ・・・両国のライオン堂に行けば? 皆にさんざんに言われておったが、俺は関取ほどは太ってない。

 死にかかってる親もおれば、ウキウキの浮かれポンチの子供らもいる。

 死に逝くものと、新しい未来を生きるものと、4次元を生きてるオヤジと、なんだかな~・・・。

 

 昨年も後半になって、あらゆる業種の顧客経営者たちから相談を受けることが多くなってる。

 新型コロナはすぐにワクチンが出来て治まるだろうとか、ただの風邪に毛が生えたようなもんだろうとか、政府や都がなんらかの方策を考えて対処してくれるだろうとか・・・イロイロと善意に考えて頑張ってきたが・・・。

 もう、無理だ、限界だ、安いとこに移転する、引っ越す、廃業する、破綻してしまう・・・こういう話は日常のことのようになってる。

 銀座は特に地価や賃料は高い場所だから、借主の負担は大きく、貸す側にしても安く出来ず、空室で空いたまんまでは借り入れの返済がおぼつかない。

 老朽化した建物を所有するオーナーたちは修理や補修をするよりも売却してしまう方が楽だと考える。

 地価や賃料は間違いなく予想通りに下落しつつあり、解約された空室は埋まらない。

 よほどに良い立地でもないかぎりは、先の見通せない時に付加価値を付けたところで動くものでもない。

 魚のいない海では、どんだけ高価で最新の釣り道具と旨い餌を持って出掛けていっても、ナニも釣れない訳だ。

 このバランスで経済は成り立っている。

 助成や給付金などの餌に喰い付いて、それが常習化してしまうと、スパッと止まった時に禁断症状が爆発するだろう。

 賞味期限の短いだろうお笑いバイデン・アメリカ誕生のおかげで、PCR検査は延々と続くだろうから、2~3年はこの状態を覚悟しておかなければ駄目だろうな。
 

 見栄や虚栄、プライドなんてものは、老いてくれば邪魔なお荷物、それも身動きできなくなる首枷のような重い重い無意味な荷物となる。

 古くなった豪邸の維持費が払えなくなるようなもんで、古くなった愛車のメンテナンスが出来なくなるようなもんで、なんの意味も無いばかりか、老いて動きが悪くなってから、そんな重荷を背負ってると、笑えない長寿に苦しむだけの悲劇となる。

 

 ほらほら、そろそろ金融機関の悪いニュースが、あちこちから出てくるんじゃ~ないのかな?

 俺はピッケルと、アイゼンの爪のお掃除に余念がないわい。