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異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

5/23<参院選・野党統一候補>一人選挙区32区一本化にめど、しかし佐賀で…!?

2016-05-23 20:54:23 | 参院選

5/23<参院選・野党統一候補>一人選挙区32区一本化にめど!、しかし佐賀で!?

5/14
 鹿児島選挙区の野党共闘が決定しました!
 26区で合意、残り6選挙区!!
・5/16 奈良選挙区野党共闘実現へ!残り5選挙区!!
・5/18 岩手選挙区一本化! 残り4選挙区!!三重、香川、和歌山、佐賀
・5/19 和歌山選挙区野党統一候補  残り3選挙区!!三重、香川、佐賀
・5/20 香川選挙区 共産系で野党統一候補へ 残りは、三重、佐賀 !
・5/22 佐賀選挙区民進佐賀連、共産と「共闘」せず!?
・5/23 三重選挙区野党共闘は芝氏、  「市民連合みえ」と芝博一さんが政策協定に合意

                       画像byVOTE for DEMOCRACY https://twitter.com/supportV4D

鹿児島 鹿児島選挙区、新人を野党統一候補に 毎日新聞 2016年5月14日

奈 良  参院奈良、民進現職に一本化=民共社  時事通信 2016年5月16日

岩 手 参院岩手、木戸口氏に一本化=4野党  時事通信 2016年5月18日

和歌山
 和歌山で野党統一候補/市民・共・社 ゆら氏と政策協定
  しんぶん赤旗 2016年5月19日 18日、市民連合が参院和歌山選挙区に擁立した元和歌山弁護士会会長の、ゆら登信(たかのぶ)氏(63)=無新=を日本共産党と社民党が推薦したと発表しました。
 
県庁内で会見した豊田氏は、生活の党からも推薦の連絡があったと紹介し「民進党には候補者を降ろす大きな決断をしてもらった。ゆらさんが事実上の野党統一予定候補になった。民進党にはひきつづき推薦を依頼していく」とのべました。


香 川 共産系で野党統一候補へ 参院選・香川、民進が取り下げ 朝日新聞 2016年5月20日
民進党は19日、推薦を決めていた新顔の岡野朱里子氏(42)の擁立を取り下げ、共産党が公認している新顔の田辺健氏(34)を野党統一候補とする方針を固めた。共産系を統一候補とするのは全国で初めて 

佐 賀 民進佐賀連、共産と「共闘」せず 佐賀新聞 2016年5月22日
 
民進党佐賀県連は21日、常任幹事会を開き、夏の参院選佐賀選挙区(改選1)で共産党と選挙協力する「共闘」をしない方針を決めた。野党の候補者一本化は今後、共闘を呼び掛けている共産党の対応が焦点になる。ただ、共産党は野党間の協議をせずに候補者を取り下げることには否定的で、統一候補を巡る動きは混迷を深めそうだ

三 重 野党共闘、三重は芝氏 参院選:朝日新聞デジタル 朝日新聞 2016年5月24日

  市民連合みえ 2016年5月23日 
市民団体「市民連合みえ」が仲介し、同団体と民進、共産、社民の各県組織が協定を結ぶ形で共闘した。選挙戦では同団体が芝氏を推薦し、各党が支援する

「市民連合みえ」と芝博一さんが政策協定に合意し、それを民進党三重県 連、 共産党三重県委員会、社民党三重県連が支持、そして選挙で応援するという枠組みです。ブリッジ共闘ですが可能な限り対等で正面からの共闘態勢を構築することに努力しました。   
 

 

 
 

5/22 米軍属女性遺棄 女性団体が緊急集会 哀惜の歩み2000人【動画あります】

2016-05-23 18:34:25 | ネトウヨ、右翼、国家主義

5/22 米軍司令部前で沈黙抗議 米軍属女性遺棄事件で緊急集会


http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-284065.html

米軍属女性遺棄 女性団体が緊急集会 哀惜の歩み2000人

横断幕やプラカードを掲げて静かに抗議する参加者=22日午後、北中城村のキャンプ瑞慶覧ゲート前

 米軍属女性死体遺棄事件を受けた緊急集会「元米海兵隊兵士の事件被害者を追悼し、米軍の撤退を求める集会」が22日、在沖米四軍調整官事務所がある北中城村の米軍キャンプ瑞慶覧ゲート前で開かれた。参加者2千人(主催者発表)は喪章を着けて追悼の意を表し、プラカードを掲げて全ての基地と軍隊の撤去を求めた。マイクを使ったアピールはなく、基地周辺を静かに歩いて深い怒りと悲しみを表現した。翁長雄志知事は23日午前、首相官邸で安倍晋三首相らと面会し、今回の事件に抗議する。日米地位協定の改定も求める方向。

 集会の協賛団体には、基地・軍隊を許さない行動する女たちの会、ワンストップ支援センターの設立を強く望む会、強姦救援センター・沖縄(REICO)、ジェンダー問題を考える会など、女性団体を中心に36団体が名を連ねた。
 参加者は黒や白の服に身を包んで抗議行動を行った。「全ての基地・軍隊の撤退を」「命を返せ」などのプラカードを掲げ、15分おきに、沈黙のまま基地内に向かって拳を突き上げた。
 基地・軍隊を許さない行動する女たちの会の高里鈴代共同代表は「過去に県民大会をやったのに、基地が撤去できなかった。悔いても悔い切れない」とした上で「事件は軍隊の持つ暴力性の結果だ。だから、今回は『基地・軍隊』の撤去を求めている」と説明した。
 集会で発表した声明文は(1)被害者を取り巻く人々への謝罪とケアが丁寧に行われること(2)真実が究明され、加害者への処罰が厳正に行われること(3)沖縄から全ての基地・軍隊を撤去すること-などを要求した。
 翁長知事は中谷元・防衛相や岸田文雄外相のほか、米国大使館への抗議も調整している。

 

 

 

 


小林節氏が真意を語る 「残された選択肢は第3の旗のみ」(日刊ゲンダイ インタビュー)

2016-05-23 16:44:34 | 参院選

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/181651

小林節氏が真意を語る 「残された選択肢は第3の旗のみ」

2016年5月23日

 違憲の安保法による立憲主義の破壊は許さない――。野党共闘による安倍政権打倒を最前線で訴えてきた憲法学者の小林節氏が、政治団体(国民怒りの声)を立ち上げ、参院選に自ら出馬する。比例区でのオリーブの木構想が頓挫し、やむにやまれぬ決断だというが、その真意は。そして勝算はあるのか。直撃して聞いた。


■野党で縄張り争いしている暇はない

――9日に記者発表し、19日にようやく事務所開設だそうですね。政治団体設立、そして参院選出馬について周囲の反応は?

「頑張って下さい」と言われます。反応は非常にいいですね。携帯電話のショートメールは「よくやった」「支援する」というメッセージで、すぐいっぱいになってしまいます。立候補を表明する前は「けなげな論客」だったのが、立候補したら「なんだ結局、政治家になりたかったのか」と思われ、周囲の視線が厳しくなると覚悟していましたが、厳しさは感じません。最後まで出馬に反対していた家内は、発表前夜、「あなたにも参政権という人権があったわね」と、非常に消極的にですが同意してくれました。

――懸念の声もありますか? 民進党など一部野党からは早速、反発が出ています。

「野党共闘を乱すな」という批判が来ています。しかし、とんでもない誤解です。我々は選挙区には候補者を立てません。比例区だけです。それに、そもそも1人区の共闘は私が仕掛けたもの。2年前から各党を説得してきた結果です。共産党が国民連合政府構想を発表する直前に、幹部から「(共闘を)決めました」と報告を受けたほどです。候補者一本化でも、人脈をつないで調整に関わりました。そんな私が野党の共闘を壊すはずがないし、壊れてもいない。

――目指したのは、統一名簿方式で比例代表を戦う「オリーブの木」でした。

 共産党抜きでオリーブの木をつくろうとしたことを批判する人もいましたが、共産党には最初にお話しし、「党名選挙に徹しているからオリーブの木はやりにくい」と断られました。オリーブの木構想なら野党の死に票を合算するだけでも議席が増えることは過去の統計で明らかです。社民党と生活の党は賛同してくれましたが、最大野党の民進党が常任幹事会で拒否を決めてしまった。

――つまり、オリーブの木がうまくいかず、仕方なく政治団体を旗揚げした。

 参院選は刻々と迫っているんです。何とかしないと安倍政治の暴走が続いてしまう。大事なことは、おおさか維新も含めた改憲勢力で3分の2議席を取らせないこと。一番望ましいのは衆参ねじれ現象を引き起こすことです。この2、3年、講演などで全国を3周ほど回りました。安倍政権は乱暴だからイヤだという意見はものすごく多い。しかし一方で、民主党政権の失敗が今も許せず、民進党に対する嫌悪感も強い。「あれは、自民党族議員と役人がしたことの後始末を慣れない民主党が短期でやって、役人に裏切られて失敗したのであって、民主党のせいじゃない」と弁護しても、民進党への嫌悪はなかなか消えません。

9日、政治団体設立を記者発表(C)日刊ゲンダイ
9日、政治団体設立を記者発表(C)日刊ゲンダイ


棄権しそうな無党派層にワクワク感を


――棄権してしまう無党派層の受け皿になるのが、政治団体設立の目的とおっしゃっていました。

 統計上、無党派層が3~4割います。その中には、安倍政権はイヤだけど、民進党も嫌い、共産党はちょっと怖いという人たちが少なくなく、彼らの票の行き場がないんです。野党第1党の民進党が心を広く開いて、オリーブの木でひとつにまとまれば、「野党は本気だ。政治が変わるかもしれない」と、棄権してしまうはずの人が1票を入れにくる。09年の政権交代の時はそうでした。そのために民進党がイニシアチブをとって欲しいと言ってきましたが、理解してもらえませんでした。もちろん、今からでも民進党が大同団結に舵を切って、オリーブの木が実現するのなら、我々は降りますよ。

――それが一番ですが、民進党が変わるのは難しそうです。

 衆院北海道5区の補欠選挙で野党が敗北したことで分かるように、組織力のある自公の前では、1人区で野党共闘ができたとはいえ、勝つのは簡単ではない。もともと1人区は自民党の金城湯池だったのですから、僅差で全て負ける可能性だってある。そうした追い詰められた状況の中で、比例区でも野党で必死に票を取りにいくべきで、オリーブの木が難しくなった以上、残された選択肢はこれしかなかった。政党人ではない者が第3の旗を立て、個人参加で戦う。棄権してしまう人に「面白そうだ」とワクワクしてもらえたらと思っています。

――もはや選択肢はない、緊急事態ということですね。

 安倍首相はやりたい放題じゃないですか。国民の自由はどんどん狭まり、アベノミクスも口先だけで、豊かさがなくなっている。戦争法を通して、粛々と戦争に向かっている。これを止めなきゃいけないんです。野党で縄張り争いをしている暇はありません。全部がまとまって、自民、公明、プラスおおさか維新に勝たなくてはダメなんです。どうしてそれが分からないんでしょうね。野党がまとまるべきだとずっと言ってきました。1人区はうまくいったが、比例区は時間切れになった。私がやろうとしているのは、棄権してしまう無党派層の“落ち穂拾い”。野党共闘を邪魔するどころか、野党全体として大きくなろうという、極めて健全な方法です。考え抜いた結果なのです。

――今後ですが、棄権しそうな人たちを引き付けるために、どうやってワクワク感を出していくのか。

 少なくとも我々の旗は新鮮だと思います。まず既存の政治家ではないということ。それから、クラウド・ファンディングで供託金を集めるということ。米大統領選の民主党のサンダース候補の方式を念頭に描いています。インターネットで集まった金額を発表していく。刻々と寄付が集まれば、それは民意の証しになる。そうしたやり方自体がワクワク感じゃないですか。インターネットで候補者を公募するという手法も、「面白いな」と思ってもらえるんじゃないですか。


■多様性ある候補者を揃える

――少なくとも10人の候補者を立てるということですが、どんな人が出馬するのかもワクワク感という意味では重要です。

 10人のうち5人は我々の人脈で、残りの5人は公募でと考えています。また、半分を女性にしたい。候補者としていま私の頭にあるのは、例えば、地方大学の教授で1人区のオーガナイザーをした人。現役あるいは元職の政治家で非常に優秀だけど選挙区に恵まれなかった人。元官僚。他には、学者、俳優、音楽家もいる。看護師さんのようなプロフェッショナルもいい。ママの会の人もいいですね。多様性のあるメンバーを揃えたいと思っています。

――民進党が拒否したため、オリーブの木を断念したということですが、社民と生活の2党と一緒にということにはならないのですか。

 共産と民進に断られ、社民と生活だけでは、2つの党を救済するための政治団体ということになってしまって、話が矮小化してしまう。あくまでも目的は、棄権してしまう無党派層の受け皿としての第3の旗です。そこに個人で参加するならば、社民からでも生活からでも、民進からでも、公平に審査させてもらい、受け入れます。

――いずれにしても、やるからには勝たないと意味がない。野党全体で何としても改憲勢力3分の2を阻止しなければなりません。

 共産は確実に伸びる。社民も生活も固定客がいるから、小さなままで残る。民進党はそれぞれが自分のために頑張るでしょう。要は我々は、彼らの客を狙ってはいません。ターゲットにするのは、既存の政治にうんざりしている人々。我々は、顔も人もやり方もあらゆる点で新鮮です。これでうまくいかないはずはない。うまくいかなかったら、時代が我々を認めなかったと思って、明るく元の生活に戻ります。静かな老後を送りますよ。



▽こばやし・せつ 慶応大名誉教授。弁護士、法学博士。1949年生まれ、67歳。都立新宿高、慶大法学部卒。慶大教授を経て、現職。改憲派の論客として自民党の改憲草案作成にも関わったが、立憲主義を踏みにじる内容のため反対に回った。

 

<関連>クラウド・ファンディング


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【凄い】「国民怒りの声」クラウドファンディング(ネット資金調達)2日で600万 ...

 2016年5月23日 16:30現在 ¥6,703、000.-

 

 

 


伊勢志摩サミットに参加されるG7首脳のみなさま 「伊勢神宮を参拝しないでください」

2016-05-23 16:06:33 | ネトウヨ、右翼、国家主義

特定秘密保護法に反対する牧師の会 
http://anti-secret-law-pastors.blogspot.jp/2016/05/526g.html

 2016年5月23日月曜日

伊勢志摩サミット(5月26日~)に参加されるG7首脳のみなさま 「伊勢神宮を参拝しないでください」

 
特定秘密保護法に反対する牧師の会は2016年5月23日、伊勢志摩サミット(5月26日~)に参加されるG7首脳のみなさまにたいし、「伊勢神宮を参拝しないでほしい」というメッセージを送ることにしました。メッセージはキリスト教界のコネクションを通じて、各国首脳のみなさまへ手渡されます。
 

伊勢神宮は天皇神話に基づく神社(宗教施設)です。

現在日本では、かつての国家神道体制への回帰の動きが強まっており、信教の自由が脅かされようとしています。日本の首相や野党党首は、政教分離原則違反の靖国神社・伊勢神宮の参拝を毎年恒例にしていることを見ても自明のことです。

そのような状況下でG7の首脳が伊勢神宮に行くことは、このような状況を後押しするものであり、この国に生きるキリスト者にとっては受け入れがたいことです。

英文では、伊勢神宮訪問の際、単なる表敬訪問のつもりでも、「宗教行為」に参加させられてしまう危険性がある、ということを明確にしました。


Dearest the Participants of G7 Summit in Ise-Shima, Japan
 
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We would like to welcome your visit to Japan.
We pray that the meeting which will discuss the importance of global issues will be fruitful. 
According to our domestic media report, the G7 participants will visit Ise Grand Shrine during the Summit.  It is our honor that the participants will see and experience our history and culture.
However, please be informed regarding the historical background of Ise Grand Shrine: it is a Shinto religious sites of the emperor of mythology. A visit to the Shrine is not merely a simple visit to a historic site, but you may be required to participate and engage in the Shinto rituals as an act of worship.
As you may have been aware, the movement of the return to the State Shinto is growing, and the freedom of religion is in extreme danger today in Japan.  Hence, the Summit leaders’ visitation, due to the lack of historical awareness, could be dishonestly and deceitfully taken advantage.
We hope you will acquaint, familiarize, and educate yourself about this movement and humbly request to be mindful according to your own conviction before your  visit to the Shrine.
Thank you.
 
The Pastors’ Association of Peace and Justice
Co-founder/Chaiman
Masaru Asaoka
Kazunobu Atsumi
 
伊勢志摩サミットに参加されるG7首脳の皆さま

日本にようこそおいでくださいました。
世界の重要な課題を話し合うため、リーダーたちが集まる会合が実り豊かなものになるよう祈ります。
さて日本国内の報道では、サミット来日の折に皆さまが伊勢神社に行くとのことです。
日本の歴史や文化に触れていただくのは光栄なことですが、一点お願いと注意を促したくメッセージを送ります。
伊勢神宮は天皇神話に基づく神社(宗教施設)であり、ここで各国首脳が礼拝行為をなさることは、この国に生きるキリスト者にとっては受け入れがたいことです。
日本では、かつての国家神道体制への回帰の動きが強まっており、信教の自由が脅かされようとしています。そのような状況下でG7の首脳が伊勢神宮に行くことは、このような状況を後押しすることに利用されかねません。
ぜひこの点をご理解くださり、伊勢神宮への参拝をなさらぬよう、お願い申し上げます。
 
2016年5月23日
特定秘密保護法に反対する牧師の会 共同代表 朝岡勝(日本同盟教団徳丸町キリスト教会牧師)
                                                            安海和宣(単立東京めぐみ教会牧師)
 
 
 
 

 

 


〔参院選2016〕野党:全1人区一本化にめど! 各選挙区の候補者名~野党選挙共闘に期待

2016-05-23 12:41:29 | 参院選

「5・3憲法集会」で登壇した(左から)民進党の岡田克也代表、日本共産党の志位和夫委員長、社民党の吉田忠智党首、生活の党の小沢一郎共同代表=東京都江東区の有明防災公園(伴龍二撮影)                           画像by産経ニュース


澤藤統一郎の憲法日記
 http://article9.jp/wordpress/?p=6908より転載

野党選挙共闘に期待する―「改憲阻止絶対防衛圏」を守り抜くため

各紙の「野党 参院選全1人区で候補一本化」との見出しが目にまぶしい。
香川選挙区で民進党が擁立を断念し、共産党の候補予定者への一本化が決定。これを受けて共産党は近く、民進党と調整中の三重、佐賀で公認候補を取り下げる方向だという。これで事実上、今夏の参院選「1人区」(32選挙区)すべてで、民進・共産・社民・生活4党による候補者一本化実現となった。

各選挙区の候補者と所属は以下のとおりである。
 青森   田名部匡代   民・新
 岩手   木戸口英司   無・新
 宮城   桜井 充     民・現
 秋田   松浦大悟    民・前
 山形   舟山康江    無・前
 福島   増子輝彦    民・現
 新潟   森ゆう子     無・前
 富山   道用悦子    無・新
 石川   柴田未来    無・新
 福井   横山龍寛    無・新
 山梨   宮沢由佳    民・新
 長野   杉尾秀哉    民・新
 栃木   田野辺隆男   無・新
 群馬   堀越啓仁    民・新
 岐阜   小見山幸治   民・現
 三重   芝博一      民・現 
 滋賀   林久美子    民・現
 奈良   前川清成    民・現
 和歌山  由良登信    無・新
 鳥取島根 福島浩彦   無・新
 岡山   黒石健太郎   民・新
 山口   纐纈 厚     無・新 
 徳島高知 大西聡     無・新 
 香川   田辺健一    共・新
 愛媛   永江孝子    無・新
 長崎   西岡秀子    民・新
 佐賀   中村哲治    民・元
 熊本   阿部広美    無・新
 大分   足立信也    民・現
 宮崎   読谷山洋司   無・新
 鹿児島 下町和三     無・新
 沖縄   伊波洋一    無・新

これまで相争う関係にあった各党の候補者調整である。困難が大きいのは当然のこと。「岡田克也(民進党)代表は20日の会見で、香川について『共産党との関係は現時点で白紙だ』と述べた。共産党の候補予定者を民進党が推薦する可能性は低く、正式な協力態勢が整った石川や熊本などとは温度差がある」(毎日)と報じられている。各党がこぞって、統一候補を推薦というきれいな図を描くには至っていない。

それでも、全一人区で与野党一騎打ちの構図になる。この意義は大きい。「改憲か、その阻止か」という対抗軸が明瞭になるからだ。いくつかの選挙区では、野党共闘の成果としての議席の獲得が現実化するだろう。その新たな獲得議席が、明文改憲を阻止し、解釈改憲も是正する貴重な存在となるだろう。

明文改憲の阻止と戦争法廃止の両者を統一するスローガンが、「日本の政治に立憲主義を取り戻そう」である。日本国憲法の存在を前提として、いま、安倍政権の、反憲法的政治姿勢は目に余る。憲法が政権を縛り政権の方向を定めているのに、政権はこれを嫌って、憲法をねじ曲げようとしている。あまつさえ、憲法そのものを書き換えようとしている。このアベ政権の姿勢を「立憲主義に反する」と批判し、「立憲主義を取り戻せ」とスローガンを掲げているのだ。

憲法擁護義務を無視した安倍政権は、強引に憲法9条の解釈を変えて戦争法の成立を強行し、それでも足りずに、明文改憲を狙っている。政権の目指す憲法が、「自民党改憲草案にあることは自民党の広言するところ。これまで国民が共通の認識としてきた憲法価値である、平和・人権・民主主義の擁護が「立憲主義を取り戻せ」のスローガンに包含されている。表現の自由も、福祉も、労働も、歴史認識も、その具体的課題となる。

参院選での野党共闘態勢の構築は、正式な共闘成立公表とともに、メディアの大きな話題となるだろう。また、今後に大きな影響を与えることにもなるだろう。まずは、5月27日告示6月5日投開票の沖縄県議選を励ますことになり、衆院選の小選挙区共闘を促すことになるだろう。

今回参院選の統一候補の内訳が、「政党公認16、無所属16」である。政党公認16のうち、「民進15、共産1」というのが、現実的な落としどころなのだろう。このように現実化した参院1人区共闘が、総選挙でできないはずはない。世論が求め、そうしなければ勝てないという現実があるからだ。しかも、ここで「各院の3分の1」という「絶対防衛圏」を破られては、後戻りできない禍根を残すことになるではないか。

参院とは対照的に、衆院の野党共闘協議は進んでいないのが実態。民進党の態度が消極的だといわれてきた。しかし、「国会会期末が迫るなか、野党内には首相が参院選に合わせて衆院解散に打って出るとの警戒感が高まり、民進も態度を変えた。」「民進の岡田代表は、『衆参ダブル選挙の可能性もかなり高い。幹事長レベルでよく話し合っていく』と述べ、衆院小選挙区での候補者調整を急ぐ考えを示した。21日には愛媛県新居浜市で記者団に『特に一本化すれば勝てる可能性があるところは、一本化の努力はすべきだ』と述べた」「仮に衆参同日選となれば調整に残された時間は少なく、選挙協力がどこまで進むかは不透明だ。民進幹部は『いざとなったら「えいや」でやるしかない』と語る」(朝日)と報じられている。

ことは、憲法の命運に関わる。憲法の命運とは、国民の権利と自由と平和の命運にほかならない。「野党は共闘」「野党は真剣に共闘に取り組め」と声を上げ続けねばならないと思う。
(2016年5月22日)

 

毎日新聞http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160521/k00/00m/010/135000cより転載

全1人区一本化 香川、共産候補に決定

 

 夏の参院選の「1人区」(改選数1、32選挙区)すべてで民進、共産、社民、生活4党による候補者一本化が実現する見通しになった。香川選挙区では民進党が擁立を断念し、共産党の候補予定者への一本化が決定。これを受けて共産党は近く、民進党と調整中の三重、佐賀で公認候補を取り下げる方向だ。

 香川では民進党の県議が無所属で立候補する予定だった。同党香川県連代表の小川淳也衆院議員は20日、香川県庁で記者会見し「一本化の協議が整わない中で撤退を決断した」と説明した。

 1人区の野党統一候補は民進党公認が15人、無所属が16人。共産党はこれまで自前の候補予定者を取り下げるばかりだったため、香川では民進党に譲歩を迫っていた。各地で共産党が持つ「固定票」に期待する民進党としても、「自分たちの候補で一本化したいという強い思いは当然」(枝野幸男幹事長)と最後は配慮せざるを得なかった。

 共産党の志位和夫委員長は20日、「全部の選挙区(1人区)で野党統一候補がかなりはっきり見えてきた」と記者団に語った。残る三重、佐賀でも民共両党の協議は大詰めを迎えている。おおさか維新の会が公認候補を立てる奈良では野党系候補が競合するが、それ以外の1人区は事実上、与野党一騎打ちの構図になる見通しだ。

 ただ、岡田克也代表は20日の会見で、香川について「共産党との関係は現時点で白紙だ」と述べた。共産党の候補予定者を民進党が推薦する可能性は低く、正式な協力態勢が整った石川や熊本などとは温度差がある。

 それでも、野党4党が目標にしていた全1人区での一本化にめどがついた意味は小さくない。4党は衆参同日選を警戒し、次期衆院選で協力することでも合意しており、志位氏は「衆院小選挙区での野党共闘の体制を一刻も早く作ることに全力を挙げたい」と強調した。【朝日弘行、伊藤遥】