新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

オオルリ 赤い鳥を探して青い鳥に会う

2015-05-05 05:27:23 | ヒタキ科
 オオルリ 学名・Cyanoptila cyanomelana 英名・Blue-and-white Flycatcher

 オオルリは,新潟では夏鳥です.渡りの時期は,海岸の松林や公園などでも観察することができます.
 赤い鳥,イスカを探して松林をさまよい,最後の望みを託して水場のある公園に行きました.赤い鳥には会えませんでしたが,青い鳥と出会うことができました.オオルリです.春は,赤い鳥とともに去り,青い鳥とともに初夏が訪れたのです.

オオルリ 雄.
撮影日時 2015.04.29 撮影場所 新潟県新潟市


オオルリ 雄.
撮影日時 2015.04.29 撮影場所 新潟県新潟市


オオルリ 雄.
撮影日時 2015.04.29 撮影場所 新潟県新潟市


 今日から粟島に渡ります.粟島ではどのような出会いがあるのでしょうか.わくわくしています.
 帰宅は,7日です.明日,明後日は,投稿できません.ご了承ください.

イスカ 上空を通過した赤い小鳥

2015-05-05 04:25:47 | アトリ科
 イスカ 学名・Loxia curvirostra 英名・Red Crossbill

 イスカは,新潟では冬鳥ですが,年によって渡来する数に大きな差があります.松ぼっくりの中の種子を食べるために進化した,上と下が交差した嘴を持つアトリの仲間です.
 海辺近くの畑の上空,「ピョッピョッ」と泣きながら30羽ほどの小鳥の群れが飛んできました.赤い小鳥です.イスカの群れです.近くには,イスカの大好きな松ぼっくりが実る松林があります.「降りてくれ」の願いも空しく,小鳥たちは赤い軌跡を残して青空に消えてゆきました.それから数時間,海岸の松林を歩き,イスカの群れを探しましたが,ついに出会うことはできませんでした.松林の松ぼっくりは,大きく開き,中にはイスカを魅了する種子は一粒も残っていませんでした.
 また1年,イスカの渡来を待たなければなりません.そして,松ぼっくりの実りを確認する日々が続くでしょう.松ぼっくりにぶら下がる赤い小鳥を思い浮かべながら.

イスカ.
撮影日時 2015.04.29 撮影場所 新潟県新潟市


イスカ.
撮影日時 2015.04.29 撮影場所 新潟県新潟市