新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

チュウシャクシギ 飛翔

2015-05-09 05:58:15 | シギ科
 チュウシャクシギ 学名・Numenius phaeopus 英名・Whimbrel

 チュウシャクシギは,春と秋の渡りの時期に通過してゆく旅鳥です.秋よりも春のほうが目にする機会が多いようです.春は,水田地帯でよく観察され,4月下旬の田起こしの頃から田植え後の5月中旬頃まで観察されます.飛び立つときなどに「ホイピピピピピピ」と特徴的な声で鳴きます.
 2015年4月28日,もうシギたちが渡来する頃と思い,水田地帯を偵察してみました.しかし,いつもならムナグロの群れが歩き回り,飛び回っているはずの水田には1羽の姿も見られませんでした.少し,足を伸ばして他の水田に行くと,いました.長い嘴が下のほうに湾曲しています.チュウシャクシギの群れです.水を張った水田と畦に32羽のチュウシャクシギが下りていました.
 渡来の初期は,警戒心が強い上に水田で農作業をする人が多く,すぐに飛び立ってしまいます.ということで,今春のシギ・チの渡りの第1弾は,チュウシャクシギの飛翔になりました.これから,水田,浜辺と,炎天下をうろつきまわる日々が続きます.

チュウシャクシギ.
撮影日時 2015.04.28 撮影場所 新潟県新潟市


チュウシャクシギ.
撮影日時 2015.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


チュウシャクシギ.
撮影日時 2015.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


チュウシャクシギ。
撮影日時 2015.05.03 撮影場所 新潟県新潟市