それは 日常の中の非日常
日常の中に
そっと置かれた非日常の空間
そっと置かれた非日常の時間
人は ここで 少しだけ 自分に戻る
自分がありのままでいい空間
ありのままでないと ちょっともったいなくなる時間
辛い人はつらいままで
切ない人はせつないままで
うれしい人はうれしいままで
悩める人はなやめるままで
そして
ここで起きる心の出来ごとは無限
自由な時と場所
どこまでも 自分次第 あなた次第
そっと どこまでも寄り添い
そっと ふれあう
そんな ひととき
たとえ いつの日か
えんがなくなったとしても
どこかで だれかが 繋がりの中で つないでいく
思いは時と場所を選ばない
名前を変え 人を変え 場所を変え
繋がれていく
えんでは 不思議なことがいっぱい起きる
自分たちだけのエネルギーではない何か
計り知れないエネルギーの通路となっている
おまかせの世界
おかげさまの世界 が みえかくれする
自力と他力がなぜかその輪郭を失い
混ざり合い 共鳴し合い
何か別の時間を創り出す
別の空間を創り出す
こだわりがはずれていく
力が抜けていく
だれもが そのままで
本当にそのままでいいんだと
思え感じられる時間と空間が出現する
なぜなのか まだわからないが
出現するものは出現する
私はこの現場にいて ただ呆けたようにしているだけだけど
また ひきこもるけれど
それでも
ここは とてつもない何かである
そして 思いの強くて深い人が いつも ほほ笑んでいる
ときおり 思いがあふれて涙することもあるけれど
