黒すけ!
君が生きていた この2年間
君はしあわせだったろうか
2年間あまり
君のそばにいて
ぼくは 君に 何を伝えただろうか
何も してあげられなっかったような気がする
2年前 半野良の君の母親が裏の納屋小屋で
5匹の子猫を産んだ
1匹はもらわれていき 2匹はいなくなり
ぼくがかわいがっていた1匹の友達としての君がいた
2匹はいつもケンカしながら遊んでいた
君はぼくに抱いてもらえずにいた
ぼくの自分勝手な都合で君は割のあわない
役まわりをさせられていた
かわいがっていた一匹 (勝手に茶めと呼んでいた) が1ヶ月あまり姿を消した
あきらめていたころ ひょっこり また姿をあらわした
そして1週間くらいして またいなくなった
もう何ヶ月にもなる
君は時折 ぼくに抱いてもらえるようになった
人に抱かれたことがないせいか
ぼくに抱かれても すぐに降りようとしていた君
それでも だんだんと 馴れてきたのか ぼくの腕の中で
ぼくを見上げ ちいさくゴロゴロとのどを鳴らすようになった
それでも君の母と同じく 気管支が弱いせいか
うまく ゴロゴロ鳴らせなかった君
おとといの夕方 君はめずらしく いつもはいるはずのない
ぼくの部屋から見渡せる中庭の石の上で寝ていた
昨日の朝 君は その石のすぐそばの土の上で 骸になっていた
ぼくに助けを求めにやってきていたのだろうか
何もしてやれなかったぼくを 恨んで死んでいったのだろうか
君の心のうちは わからない
君の頭をなで 裏の畑のすみに 君をそっと埋葬した
君に ごめんを何度言っても 君にはもう聞こえない
今 こんなに 涙を流しても 君には間に合わない
黒すけ!
黒すけ!
2年間 近くにいてくれて ありがとう
亀さんの気持ちが黒すけに伝わりますように。
亀さんのありがとうに、黒すけも「ありがとう。」と言ってる気がします。
忘れないよ。ずっと ありがとう
黒すけ
一瞬の安らぎを与えていた…
という姿が目に浮かびました。
この2日間生まれてから2年間のいろんな出来ごとを思い浮かべ
ながら さよならをしていました
まだまだ 申し訳ない気持のほうが強く涙はでてきますが
流れるにまかせています
最後のあいさつにきてくれたんだと思います
でもほんとうは助けてもらいたかったんじゃないかと思えて
申し訳ないです
前の日の夜2,3どにゃーにゃー鳴いていました
黒すけの心のうち そうだといいですね
生きているうちに抱きしめてあげたかった
生きているうちに もっともっと自分を
もっともっと人を そして もっともっと母を
抱きしめられたらと思います
ありがとうございます
黒すけという猫がいてみんなにもしってもらえて感じてもらえて
あっちで喜んでいるかもしれません