(神もどきちゃん) ねえ亀ちゃん
(ちゃらんぽらん亀) ん?
(神もどきちゃん) こころの故郷ってどこにあるの?
(ちゃらんぽらん亀) ん? なんかあったんか?
(神) ううん なんかあったわけじゃないの
夕日みてたら なんとなくそう思ったの
(亀) ふ~ん なんとなくか~ おまえも年頃だもんな
(神) だってさ~ 自分の気持ちを感じていくとね いったいどこから
生まれたんだろうって思うの どこにいくんだろうって
(亀) うん
(神) こころや魂はどこからきてどこにいくんだろうって
(亀) うん
(神) いくら考えても不思議なんだ
(亀) うん
(神) こうやって夕焼けみたり空眺めてたりするとなんか涙でそうになるの
(亀) うん
(神) このまま溶け込んでいきたいって思うの
(亀) うん
(神) そのまま 眠りにつきたいな~って思うの
(亀) うん
(神) 亀ちゃん ちゃんと聴いてる?
(亀) 聴いてるよ
(神) この宇宙ってはてしがあるのかな?
そのはての向こう側ってどうなってるんだろう
宇宙からみれば地球はとてもちっぽけな星でぽっかり浮かんでいて
でもとっても美しくて青く輝いていて不思議がいっぱいで
だってさ だれがまわしてるんだか知らないけど一日一回転するんだよ
そして太陽のまわりを一年かけてまわるんだよ
だれがまわしてるんだろう
お休みの日とかないのかな ご飯とか食べないのかな
お仕事ご苦労様って思っちゃうよね
ありがとうって気持になっちゃうよね
みんな当たり前のように思ってるかもしれないけど凄いことだよね
(亀) うん
(神) 亀ちゃん しあわせってなんだと思う?
(亀) なんだろうね
(神) 愛ってなんだと思う? 憎しみってなんだと思う?
(亀) なんだろうね
(神) 亀ちゃん ちゃんと聴いてる?
(亀) 聴いてるよ
(神) 亀ちゃん知ってたら教えてくれないかな
(亀) 亀知らないよ 自分で創りだすもんじゃないかな
自分で選択するんじゃないかな
答えは外にはないんじゃないかな
光を選んでもいいし闇を選んでもいいし両方選んでもいいし
生きてるってそういうことのような気がする
なにが光でなにが闇だかもそれぞれ違うしね
(神) ねえ亀ちゃん お星様きれいだね
(亀) うん
(神) 亀ちゃんの生まれた星はどこにあるの?
(亀) いまは地球だけど ちゃらんぽらん亀星っていって一万光年のところに
あるんだ
(神) 鶴は千年亀は万年って言いたいんでしょ
(亀) そうだよ
(神) 行ってみようよ
(亀) そうだな 久しぶりに行ってみるか
(神) ふふ あれでしょ みんなどこかで繋がってるね
(亀) そうだね
(神) ねえ亀ちゃん お腹すいちゃった なんか食べにいこ
(亀) わかった なにがいい?
(神) え~とね~ あったかい亀汁うどん!
(亀) いやじゃ ぜったいいやじゃ!