コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
応援している清水エスパルスの試合の感想もお伝えします。

静岡代表は静高。

2019-07-29 23:12:53 | 高校野球
今日行われた静岡県大会決勝、今年は選手の熱中症対策として午前10時試合開始となっています。
コヤチンは仕事の日ですので時々ラジオで聞いていました。
先程ダイジェストで確認しました。

静岡高校、駿河総合ともにノーシードから勝ち上がってきました。
例年当然のようにシード校になっていた静高も今年は春の地区大会序盤で敗退してシード権を得られませんでした。
対する駿河総合はプロ注目のスラッガー紅林を擁して上位を伺ってきましたが、一戦毎に力をつけ熱海には圧勝しますが、焼津水産には1点差で辛勝、続くシード校の常葉大橘にも逆転で4-3で勝って波に乗ります。
4回戦の三島南戦の打ち合いを制し、準々決勝では今大会屈指の左腕高田要する静岡商を打ち崩して、昨日の島田商戦は打線が活躍し島商を振り切り決勝進出を果たしました。

序盤駿河総合は2回、タイムリー等で2点を先取して主導権を握ります。
静高打線は気負いからか駿河総合のエース渡辺ニなかなかいい当たりが出ません。
3回静高はエースから2年生の松本に投手交代、この回ランナー1塁で注目の紅林。紅林の一打はライトの頭上を破るかと思われましたが、静高ライトを守る斉藤のファインプレーで好捕されてしまいます。このワンプレーが勝負の分かれ目になったような気がします。
結局、静高の2番手松本はその後ヒットを許さず終盤に向かいます。
7回、駿河総合のエース渡辺も疲れが見えてきたか1死から静高打線に捕まります、3連打で1点を返し駿河総合の渡辺をマウンドから降ろして2年生の森に交代します。
しかし静高の流れを止めることができずに満塁から逆転タームリーを打たれてしまいます。
この後静高の3番手石田が駿河総合の反撃を抑えてゲームセット。
静高が4年ぶり25度目の甲子園出場を決めました。

最後は伝統の力なのか、試合を引き寄せる力の差が静高にあったのかもしれません。
静高の皆さんおめでとうございます。静岡を代表して甲子園でも力の限り戦ってきてください。

駿河総合の皆さん、素晴らしい戦いでした。甲子園の入口のドアに手がかかったと思ったんですがもう一歩いやもう半歩でした。
本当に一戦一戦力をつけてきたチームだと思いました。強豪を破って勝ち上がってきたところにまぐれではない実力であると思います。
中心バッターの紅林くん、今大会ではホームランが出ませんでしたが次のステージでは一回り大きくなって胸のすくようなホームランをかっ飛ばしてほしいと思います。

今大会、シード校が早々に姿を消すシーンが見られました。まさに下剋上大会とでも言うべき大会だったかもしれません。
そんな中でノーシード同士の決勝になった事に実力差が狭まったと解釈したいと思います。

静岡大会、尽力いただいた方々や裏方で頑張った高校生の皆さんお疲れ様でした。大会の成功には皆さんの活躍なしでは達成できなかったと思います。


さて、各地から代表決定のニュースが入ってきますが、お隣の愛知県の代表も今日決まりました。
誉高校が代表の座をつかみましたが、長いこと愛知県にいたコヤチンも知らない高校でした。
愛知の私学4強のうち、愛工大名電と中京大中京を撃破して上がってきたということです。実力がないと勝つことができないと思いますし、愛知県大会をノーシードで勝ち上がって8試合をこなすのもすごいですね。
こういう甲子園新鋭校がいっぱい出てくれると面白くなりますね。