コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
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修善寺に行ってきました。

2020-06-06 21:12:01 | タウンウォーク
今日は妻と沼津に行く用があり朝から出かけました。
妻のリクエストで修善寺の竹林の小径に行ってみたいとのことで、それ程遠く無いので行ってきました。

今日はあいにく曇っていましたので道中富士山どころか麓の山々も見る事ができません。
唯一の救いは雨が降っていなかった事でしょうか。

修善寺って沼津からそれほど遠く無いのですが訪れた回数はごくわずかです。
1時間程の修善寺巡りでしたが数々の癒される場面がありました。

まずは修善寺のシンボル的存在ともいうべき「修禅寺」を訪れます。

修禅寺の山門です。2014年改修されました。

 
改修に伴いこのあと訪れる「指月殿」から金剛力士像を御遷座しました。


修善寺本殿です。
平安時代初期に弘法大師によって創建されたと伝えられています。
鎌倉時代に2代将軍源頼家が幽閉されその後殺害されたという悲しい物語の舞台でもありました。


鐘楼堂。戦後の復元です。


水屋。温泉が出ているところが修善寺らしいです。「弘法大師の湯」と表記されていました。

今回は宝物殿も見学しないで修禅寺を後にしました。

修禅寺前にある観光名所の「独鈷の湯(とっこのゆ)」を見てみましょう。
独鈷の湯物語をお話しします。(受け売りのお話です)
大同2年(807)、修善寺を訪れた空海(弘法大師)は桂川で病気の父の身体を洗う少年の孝行の心に打たれ、持っていた仏具(独鈷杵)で川の岩を打ち霊泉湧き出させた。その湯につかったところ父親の病気はたちまち癒え、温泉療法が広まった伝わる。
といお話しです。修善寺温泉の象徴ともなっています。現在は見学のみで入浴や足湯もできません。

桂川河畔にたたずむ独鈷の湯。


歴史を感じる佇まいですが、2009年に現在地に移動になっています。


伊豆最古の古湯です。

では妻のリクエストの「竹林の小径」に行ってみましょう。
この小径はテレビ等で取り上げられる事が多く、修善寺温泉の人気スポットとなっています。

ここから入っていきます。


竹林の中って落ち着きを感じますね。


今日は人が少なかったのでしばらく竹林がコヤチン夫婦の貸切状態となりました。


竹林の向こうにある楓橋の赤い欄干が竹林の隙間から見えて何かマッチしています。


楓橋から桂川の風景、紅葉の時期は綺麗でしょうね。

次に「指月殿」に行ってみましょう。
修善寺温泉は趣がある温泉で「射的」や「スマートボール」という昭和の置き土産が残っています。
大事にしたい風景ですが、今の若い人達はわからないでしょうね


坂を登ったところにある「指月殿」です。
源頼朝の妻北条政子が修禅寺で暗殺された源頼家の冥福を祈って建てたものです。伊豆最古の木造建造物です。


堂内の釈迦如来像右手にハスを持った姿が珍しい禅宗式と呼ばれています。


源頼家の墓、指月殿の前にあります。


源頼家が暗殺された後に家臣の13人が謀反を企てますが発覚して殺害されます。
当初は別の場所にありましたが台風で裏山が崩れ現在の場所に移されました。主君の墓の近くに移された事でいい供養になってくれていると信じたいです。


筥湯、修善寺温泉に7つの外湯がありましたが、現在は先程の独鈷の湯のみでした。2000年にオープンして外湯が復活しました。
「仰空楼」という展望台もあり修善寺温泉を一望できるという事です。今度時間のある時に立ち寄ってみたいと思います。
現在は新型コロナウイルスの影響で県民のみ入場限定となっています。

そんな感じでサラッと修善寺温泉を訪ねてみました。
妻も竹林の小径を堪能できて満足だった事でしょうね。
今度はもっとディープな修善寺も訪ねてみたいと思います。


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