遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

トノカリ林道からオプタテシケ山へ

2015年05月28日 | 登山:十勝方面
平成27年5月24日(日) トノカリ林道からオプタテシケ山(途中まで)

2年前の春、今は亡きNさんやNさんを師匠と仰ぐMさんたちがトノカリ林道からオプタテシケ山に登ったのを傍からみて、こんな時期までスキーを滑ることができるんだと大いに感心した記憶があり、それ以来、行ってみたいという気持ちをずっと持ち続けていた。そして今年、最後の山スキーの滑り納めとしてM井さん、札幌のOさん、U野さんを誘って十勝方面に向かった。



まずはトノカリ林道ってどこにあるの?からはじまり、林道の情報を調べているとこの付近の林道を更に行くと下ホロカメットク山に行けるんだとか、新しい発見もあった。実際、トノカリ林道はトムラウシ温泉に行く途中から分岐するのだが、かなりしっかりとした林道で距離的にもさほどの奥ではなかった。しかし、三俣橋の先は笹が覆いかぶさり車高の低い乗用車では厳しい。



林道終点まで車で入ることができたことはうれしいことだが、雪がなさ過ぎである。。そんなこともあろうかとは思ってはいたが、その後薮漕ぎや沢歩きで2時間もシートラするとは思わなかった。そんな我慢の甲斐があって、ピークまでは行けなかったがスキーを満喫することができた。



そんな山行の様子をヤマレコにアップした。





初登山、剣山

2015年01月02日 | 登山:十勝方面
平成27年1月2日(金) 剣山

妻の実家に帰省中、帯広近郊の剣山に初登山してきた。
帯広は朝から青空が広がり絶好の登山日和、一路剣山を目指すが、山頂付近は白く霞んでいた。

帯広市内からのアクセスが容易で何度も来ている剣山、山頂付近は急ではあるが滑落したら終わりというところもなく、調子にのって剣が峰に立とうとしない限りは危険度はさほどない。


(一の森通過)

舗装された神社までの道を走るとすでに車が3台、ちょっと安心する。しばらく雪が降っていないため登山道は踏み固められツボでも十分だったが、せっかく持ってきたスノーシューを履いた。しかし一の森の近くまで来ると雪が飛ばされていて、ガラガラと音を発てて歩く。


(二の森通過)


(三の森通過)

一の森を過ぎると雪も多くなったが、固められた踏み跡にスノーシューが収まらず、苦労しながら登っていたが二の森から三の森の急斜面でたまらずスノーシューをデポした。三の森から稜線に向かうルンゼでは、足場をきちんと確保できず、終始ロープのお世話になった。普通に歩けばなんてことないが足元がスッパリ切れ落ちた細い稜線の通過に神経を使って、ひやひやしながら梯子場までたどり着いた。


(はしご場通過)

先行登山者(当日4名)を見送って、最後は自分だけになっていたので、慎重に梯子を登り山頂まで到着、風も強かったのですぐに下山して岩陰のところで休憩し腹ごしらえした。


(山頂到着)

途中でスノーシューを履いたが、硬い雪はスノーシューに適さず、深雪のところを選んで降りた。午後2時頃、一の森への斜面を登ってくる人がいた。

2回目のオダッシュ山

2014年12月02日 | 登山:十勝方面
平成26年11月30日(日) 曇り オダッシュ山

帯広に帰ったついでに一人でオダッシュ山に行ってきた。オダッシュ山は2回目、初回は4年前の春で、尾根には雪が残っていた。今回はもう12月になるというのにほとんど雪はなかった。


(入山記録簿は撤去されていた)

天気予報では晴れだったが、新得の先にある登山口に着くと周りはガスっている。誰もいない高速道路脇のスペースに車を止める。高速道路の下をくぐり作業道をちょっと行くと登山道への入口がある。



最初は沢沿いを行き、「憩いの水場」を渡渉して尾根に取りついていく。気温はさほど低くないのに登山道は凍結し滑りやすい。気をつけながら登り40分ほどで「白樺平」に到着し休憩をとる。視界不良ながらも登山道は明瞭であるため道に迷う心配はない。



鹿の足跡に混じってでかいのがないか注意しながら登っていくが、最後までその気配を感じることもなかった。念のためにクマスプレーを持参した。前峰に着くと空が明るくなってきた。そして本峰に着くとガスが晴れ雲海が広がっていた。ガスで何も見えなかった前回の二の舞かと観念していたが、今回神様はすばらしい景観のご褒美をくれた。




(青空が見え始めている)

山頂で食事を摂り家族に携帯メールを送ってから山頂を後にした。帰りは凍結して滑りやすいので登山道を少し外して笹の生えているところを降り、1時間ほどであっけなく下山した。登山道には多くの登山者の足跡が残されていたが、当日は自分だけだった。


(山頂は標識が眩しく輝く)


(日勝峠の山並み)


1年ぶりの上ホロカメットク山

2014年11月25日 | 登山:十勝方面
平成26年11月22日(土)曇り 上ホロカメットク山(途中撤退)

昨年遭難事故で亡くなったY子さんの追悼のため、所属する会のメンバと1年振りに氷雪の上ホロに行ってきた。
当日の天気は雨、札幌を早朝に発って高速を走る。

十勝岳温泉に近づいても雨が降り止まず、稜線閣に近づくにつれて道路が凍結し、スリップしながらなんとか登りきることができた。駐車場にはすでに車が10台ほど集結して登山の準備中。この時期の上ホロは各山岳会の訓練が行われて、ほとんどの人たちはその関係者であろう。



スキーを降ろして準備しているうちに雨も上がって絶好とは言い難いが、モチベーションもいくぶん上向いてくる。ザックにアイゼン、ピッケルを忍ばせて今年初めてのスキーでZ地点を目指す。1時間ほどでZ地点を通過し、D尾根に向かわず、安政火口を直進する。徐々に雪がなくなりスキーをデポし、アイゼンに履き替える。



周りが濃いガスで視界不良のなか、最深部を避けて進み方向を見失ってしまいコンパスやGPSを使いながら進む。後から振り返ると最適ルートからかなり外れていた。段差を強引に通過して遭難現場を目指すが、あまりの視界不良で現場の500メートルぐらい手前で行動停止とする。

長くて短い1年が経過し、最終到達地点でY子さんの死を悼んで献花・追悼した。



然別湖 天望山~白雲山~岩石山

2014年10月28日 | 登山:十勝方面
平成26年10月26日(日)晴れ 天望山~白雲山~岩石山

秋晴れの絶好の登山日和の中、然別湖畔から天望山~白雲山~岩石山と周回し、士幌高原ヌプカの里に降りた。
帯広駅7:52発の然別湖行バスに乗った。理由は分からなかったが、然別湖までの片道1650円の運賃が無料と告げられる。なぜか幸せな気分になる。


(然別湖畔の白雲山登山口を出発)

9時半頃に然別湖到着、バスで登山にくる人は他にいない。登山口には多くの車が駐車し、ちょうど親子連れが準備していた。


(すぐ近くを遊覧船が通る)

対岸に温泉街を見ながら湖畔を歩く。途中の天望山登山口の手前で何人かを追い抜いた。一人で歩いていると自然とピッチが上がってくる。静かな湖畔に近づいてきた遊覧船の立てた波音が響く。歩いて約1時間ほどで誰もいない東雲湖のお花畑(花はないけど)に到着する。ちょっと休んで耳を傾けたがナキウサギの鳴き声は聞こえなかった。


(東雲湖に到着、穏やかな陽気のなかでのんびりと休憩)


(天望山から)

そしていよいよ天望山への登りとなる。東雲湖の奥に広がる笹原の景観を背にしてぐいぐいと登り一気に天望山まで行く。ウペペサンケ山や二ペソツ山、さらにその奥に大雪山連峰を山座同定しながら30分ほどゆっくりと休憩をとった。


(天望山と白雲山とのコルの分岐地点、この付近で何人かと交差する)

次は白雲山、コルまで下りてから登り返す。尾根を登りきると岩が積み重なった白雲山ピークにでる。ピーク到着が13時であったため、僅かな休憩で士幌高原側に下山する。そして本日3つ目のピークである岩石山を登る。山頂まで岩が積み重なった山で、変に力をかけると崩れるのではという一抹の不安を感じながらも約15分ほどであっけなくピークに到着する。


(白雲山、いつもと同じアングル)


(岩石山に登っている途中で下を見下ろす、高度感はあるが怖くない)


(最近のもの?岩石山ピークの標識、その奥は白雲山)

14時を過ぎると日が陰ってくる。帰りは家族にヌプカの里まで迎えにきてもらう予定となっている。下山を急ぎ予定の15時前にはヌプカの里ロッジに到着した。それに合わせたようなグッドタイミングで携帯のベルが鳴り、レストハウスまで来たという連絡が入った。だけどヌプカの里にはレストハウスはない。恐る恐るそこはどこかと訊ねると、上士幌のナイタイ高原だという。どうやら行き違いがあったようだ。


(士幌高原側の登山口に到着)

結局ヌプカの里からさらに5キロほど歩いた先で、スピードを上げながら向かってくる我が家のCR-Vと途中で合流、アンタが悪いと文句を言われる。近くの喫茶&家具工房ブーオに寄り、新得のくったり温泉に入って帯広に帰った。



〔コースタイム〕
帯広7:52 - 然別湖登山口9:30 - 東雲湖10:40 - 天覧山11:35(30分休憩)- 白雲山13:00 - 岩石山13:40 - 士幌高原登山口14:25