初日は、ひらふスキー場、この付近でもっとも大きいスキー場で、平日にもかかわらず大勢の人たちがいた。ホテル宿泊と一日リフト券がセットになっているプランで、リフト券は非接触型ICカード(スノーパス)となっていてイチイチ見せる必要がない。時代がここまで来たのかと感心した。なおカードの持ち帰りを防止するため、使用前に保証金1000円を払い、カード返却でお金が戻ってくる仕組みとなっている。
今回は登山ではないが、身についた習性なのか大して荷物も入っていないザックを背負い、登山のいでたちと違うのはスパッツを着けていないことだけだった。最初にゴンドラに乗って中間地点から足慣らしをし、その後花園コースを滑って、かなり上の方にあるレストハウスで昼食をとった。ゲレンデではまったく気づかなかったが、レストハウスにいた人たちの9割が外国人だったことに驚いた。
今回参加の男6名のうち、スキーとスノーボードがそれぞれ3人、年齢的にも中高世代3名、30才代3名の組み合わせ。スキー準指導員やスノボー・スラロームの競技者もいて、自分一人が浮いている感じもしたが、ホテルでは源泉かけ流し温泉にゆったりとつかり、昼間に撮影したビデオを肴にしながらワイワイ楽しく過ごした。

翌日は、チセヌプリスキー場、断続的に雪が降っていたが、滑走にはまったく問題ない。ここにはリフトが1基でとてもシンプルなスキー場だが、コースを外れた林間の新雪を滑ることもでき、バックカントリー派の人たちに強く支持されていることがよく理解できた。現にヒールフリーのスキーを履いている人やスノーシューを携えたボーダーが多く目についた。このスキー場が今期限りで閉鎖するとはとても残念なことである。20年以上経過した設備は耐用年数が過ぎ、リニューアルに3億円もの費用がかかるとのこと、スキー場存続の署名運動がなされているが、だましだましの運用にも限界があるだろう。閉鎖する前にもう一度来ようと思った。
今回はスキー板にシールを貼ることはなかったが、ゲレンデ滑走でとても上手になったような気分で終えることができた。この感触が本物であるか今週末の天幕山、突角山で確かめよう...