遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

石狩岳、音更山

2012年06月25日 | 登山:十勝方面

平成24624日(日) 石狩岳、音更山(シュナイダーコース)

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当初ウペペサンケ山を計画したが、登山口までの林道が崩壊して今期絶望との情報を得たので、予定をその近くの石狩岳、音更山に変更した。<o:p></o:p>

週末帰省中の帯広から早朝出発し登山口に5時頃に到着、そこにはクルマが1台、横には一人用のテントが張られていた。準備をしていると雨がパラパラと降ってきたが、天気予報では次第に晴れてくるとの予想だったので、雨具上下を着て5時半に出発した。


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<o:p></o:p>最初は平坦な笹やぶ歩き、そして途中で川を渡渉する。うまい具合に木が倒れていて馬乗りになって渡る。川ぶちを少し進むと尾根取りつきとなるが、トラバース気味に登るので傾斜はきつくない。尾根に登りきる途中の斜面で先行者に追いついた。とてもよく目立つ赤のレインウェア、黒のラブラドル犬を連れていた。一緒に行動はしなかったが、この後石狩岳まで何度も顔を合わせることとなった。結局、本日の登山者は我々だけであった。<o:p></o:p>


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(シュナイダーコース開削25周年の看板、ここから尾根に取り付く)
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尾根に取りついて最初はそれほどでもない斜面も、標高1500mぐらいからはだんだんきつくなって両手を駆使して登る。風不死岳の急斜面が延々と続く感じである。最初のうちは先行者の後塵を拝していたが、傾斜がきつくなるにしたがって7才になるという体重30キロのラブラドール犬を引き上げるに時間を要してきたので、途中から先行させていただいた。<o:p></o:p>


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(稜線上の分岐点)
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多少時間を要してやっとでた稜線上の分岐点、周りはガスって何も見えない。犬連れの登山者をしばらく待ってみたがなかなか到着しないので、ひとりで石狩岳に向かった。ここからは植生が変わり高山植物の種類が増えてくる。写真をとりながら30分ほどで山頂に到着、何も見えないので水分を補給しただけで直ぐに下山した。下山中に犬連れの人に出会い再び言葉を交わす。



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(石狩岳山頂に到着、すぐ近くにもうちょっと高そうなピークがあった)
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コル分岐点に到着して直ぐに音更山に向かった。こちらはハイ松が深く、西側に斜面を一旦下ってトラバースしながら稜線に登り返す。先が何も見えないため地図を確かめながら進んで行く。写真を写しているうちに雨に濡れたためかカメラが故障してしまったので、GPS内蔵カメラで写した。音更山への最後のガレ場を登りきり音更山に到着。こちらも何も見えないので、早々に下山。<o:p></o:p>


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(ガレ場、ほんとだったらここからの眺めが最高らしいが、殺伐としていた)
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下りでは誤って十国峠側のルートに入ってしまった。疲れなどからくる注意散漫である。明らかにガレ場でないので直ぐに気づくことができたが、コンパスで確認するなどの慎重な行動が必要だと考えさせられた。滑りやすいガレ場を下りきったところで登山道を横切る大きな動物を見た。曇っていたメガネを拭いてよく見ると、それは大型犬と同じくらいの大きさのキツネだった。しかもそのキツネ、こちらを見て動かない。ちょっとビビリながら少しづつ近づくと静かに去って行った。ヒグマでなくてよかったと心から思った。<o:p></o:p>

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(音更山、立てかけられたように石版が置いてあった)


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再びコル分岐点に到着し、休憩して人心地ついてからシュナイダコースを下山。雨が降り続き滑りやすくなって、登りよりも神経を使いながら慎重に下った。尾根取りつき地点でやっと犬連れの登山者に追いついた。どちらかというと犬は苦手な方であったが、何度も出会っているうちに顔を舐められても気にならなくなった。<o:p></o:p>



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(こんなところを降りる、写真で見ると怖そう)


14時に登山口に到着、皮肉なことにこの時になって青空が広がった。気持ちのよいお天気の中、糠平温泉で汗を流して帰宅した。

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〔コースタイム〕(休憩を含む)

登山口 5:25

尾根取り付き 6:00

分岐点 8:40

石狩岳 9:23

分岐点 10:00

音更山 10:50

分岐点 11:30

尾根取り付き 13:15

登山口 13:50



(万歩計で32000歩)