遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

芽室岳から雲海を眺める

2014年07月22日 | 登山:十勝方面
芽室岳 2014年7月21日(月)曇り 

3連休最終日、4~5年振りに芽室岳に登ってきた。
帯広の実家を4時半に発って、霧雨が降るなか登山口に5時半到着するとすでに練馬ナンバーの乗用車が2台、道外の人がわざわざ来る山とも思えないが..。準備していると、そのドアが開いて、元気よく「おはよう」と声を掛けられた。昨日北海道に到着して一番ここに来たのだという。北海道は何度も来ていて今回はメジャーでない山を中心に道内を周るとのこと、うらやましい。


(芽室岳から西峰を見る)

前日登って小屋に泊まっていた人も起きてきて、「滑りやすいので気をつけて」という励ましの言葉を背に朝6時上下レインウェアの完全装備で出発した。丸木橋を渡るとすぐに尾根に取りつくが、いきなり登山道には昨日の格闘の跡があり、笹に掴まりながらの登りがつづく。もう止めようかという弱気な気持ちを抑えながら一歩一歩辛抱強く登っていく。


(かなりの笹薮、足元が見えない)

Co1400付近になってやっと泥んこから解放されたが、登山道に被さる笹薮が鬱陶しい。西峰との分岐を目標に登っていくと青空を背景とした西峰が右手に見える。分岐点に飛び出すと眼前に雲海が広がり目指す芽室岳がまぶしく鎮座していた。そして青空の下、清々しい気持ちで山頂に到着する。


(やっとここまできました、山頂はもうすぐ)

暫くすると単独の男性が登ってきた。誰かいるだけで心強い。本日出会った登山者は彼一人だけだった。西峰は次回のお楽しみにして真っ直ぐ下山した。途中、大型の動物が移動するような音が藪の中から聞こえたが、あれは鹿だよと自分に言い聞かせ、速足でその場をたち去り脇目も振らず下山した。途中の泥んこ道に格闘しながらも尻もち回数1回で、12時に登山口まで降りることができた。下山後、入山記録簿を見てみると他に登ろうとした人がいたようだが、途中であきらめていた。



久しぶりの芽室岳、草露で全身びしょ濡れになったが、山頂からの雲海の先に昨年登った幌尻岳を見ることができた。

P.S 登山口から山頂まですべての区間で携帯電話が通じました。

〔コースタイム〕
登山口6:00 - 西峰分岐9:00 - 山頂9:25 (休憩) 山頂10:00 - 登山口12:00