遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

大二股山(札幌50山)

2012年08月20日 | 登山:札幌近郊

平成24年8月19日(日) 大二股山

札幌50山にカウントされている大二股山に、結果的に楽して登ってきた。
最近知ったのだが札幌50山は、札幌の文化を遺産として残すための事業として刊行された<さっぽろ文庫>の48巻目「札幌の山々」がその元となっているとのこと。本の中で大二股山のことを、”豊平川本流とその大きな支流漁入沢とにはさまれた、ピークというにはあまりにささやかな隆起”と紹介している。そのとおりで、近くに行ってもついぞピークを視認することができない山だった。


(大二股山東側の地図にない林道に少し入って山頂を目指す)

国道沿いの林道ゲートから4~5時間の林道歩きを覚悟して、Uさんとふたりで中山峠方面に向けて出発した。定山渓トンネルのちょっと先にある林道入口に到着し、ゲートを確認すると驚いたことに鍵が掛けられていなかった...。後ろめたい気持ちと林道に閉じ込められるリスクはあったが、片道4~5時間の大幅短縮の魅力には勝てず、クルマで入ることとした。何ヵ所かの分岐箇所を地図で確認しながら30分強で大二股山のすぐ近くまで到達した。


(藪をつき進むUさん)

 大二股山には登山道がないので最後は藪こぎとなる。傾斜が少なく最短箇所となるところを探り、朝露対策の上下雨具姿で藪の中に突入し、30分ほどで山頂付近に到着した。視認できないピークをGPSで確認しながら、ふと頭上を見上げると木の上に比較的新しい立派な山名標識が括りつけられていた。


(すごく立派な山名標識です)

返りは最短距離をと進んだが、知らず知らずに方向がずれ、とんでもない方向へ下山してしまい、クルマの駐車地点に戻るのに登り以上の時間がかかってしまった。それでも、総行動時間は1時間強。山に登った達成感は、かけた労力の量に比例する、藻岩山に登ったよりも達成感の薄い山行だった。あと、藪漕ぎするときにはスパッツ必携を実感した。
思いがけず時間が余ったので、定山渓温泉の湯の花で朝風呂を楽しんで帰宅した。

〔コースタイム〕
林道入口 6:45
大二股山車止め 7:15
登り開始 7:30
大二股山 8:00
車止め 8:40



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