--- 久ぶりの投稿
永く使っていたOREGON550が動かなくなったので、同じGarmin社のetrex32xを購入した。
今年2月に新発売となったばかりの本機種は、日本語版が国内通信販売サイトで約6万円と、ほぼ定価に近い金額だ。

海外サイトを見ると4万円を下回った金額ででていたので、自分で日本語化するつもりで思い切って購入した。
以前、etrex30を日本語化した際には、問題なくすんなりとできたこともあり、新しい機種でも大丈夫だろうとたかをくくっていた。
まずお決まりのフォントデータを入れ、外部サイトからダウンロードしたjapanese.gtt(最近はjapan.gtt)を入れてみたが、部分的に日本語表示になっているものの、多くのメニューは英語表記のままだった。また、ダウンロードしたUTF-8のOSMをmicroSDに格納し起動するといきなり「Can’t Authenticate Maps」というエラーメッセージが表示され、暗澹たる気持ちになった。
インターネットをググってもなぜかetrex32xに対する日本語化の記事は見つからず、しょうがないので自分でできるところまでやってみた。
1. メニューの日本語化
他言語のgttファイルを見て、これまでなかったSearchメニューやSetupメニュー用のタグが新設されていることが分かった。そこで、他言語の定義ファイルを参照しながら、手作業で新しいタグ定義を追加し、結果まあまあ満足できるレベルになった。
新しいタグが含まれるjapanese.gttをインターネット上で探したが、見つけることはできなかった。

2. 日本語OSM(Open Street Map)の表示
チェックを騙すパッチを当てたOSMファイルを使って起動することで、「Can’t Authenticate Maps」エラーは回避された。しかしこの段階では日本語表示まではいかない。
次に、パッチする前のOSMを装着して起動すると、今後はばっちりと日本語が表示、起動時の認識状態がどこかに保存されているのだろう。
OSMファイルへのパッチは、フリーソフトFavBinEditというバイナリエディタを使って以下のデータ置換を行った。
検索データ「E9 FD 13 00 04 80」→置換データ「A4 03 13 00 04 80」
等高線やPOIを含む3GBほどのOSMファイルで2000カ所ほどの置換が行われ、保存するにもずいぶんと時間がかかった。

3.JNX形式地図の取り込み
次に取り組みたいのは地理院地図の表示。現在はこまめにマップカッターを使っているが、一度に格納できる範囲が狭いため毎回手間がかかるという難点がある。JNX形式での取り込みだともっと広い領域のデータを取り込むことができるというのだ。しかしこの方法では、ファームウェアのパッチが必要となるので一歩踏み出せない。
JNX形式の地図を表示するには、GARMINのF/Wにパッチを当てる必要があるが、そのパッチャーと呼ばれるソフトがetrex32xに対応していないことが分かった。また、そのソフトの作者が今年初めに亡くなられたとのこと。なので、JNX形式の地図表示は難しくなった。(2020/9/23)
永く使っていたOREGON550が動かなくなったので、同じGarmin社のetrex32xを購入した。
今年2月に新発売となったばかりの本機種は、日本語版が国内通信販売サイトで約6万円と、ほぼ定価に近い金額だ。

海外サイトを見ると4万円を下回った金額ででていたので、自分で日本語化するつもりで思い切って購入した。
以前、etrex30を日本語化した際には、問題なくすんなりとできたこともあり、新しい機種でも大丈夫だろうとたかをくくっていた。
まずお決まりのフォントデータを入れ、外部サイトからダウンロードしたjapanese.gtt(最近はjapan.gtt)を入れてみたが、部分的に日本語表示になっているものの、多くのメニューは英語表記のままだった。また、ダウンロードしたUTF-8のOSMをmicroSDに格納し起動するといきなり「Can’t Authenticate Maps」というエラーメッセージが表示され、暗澹たる気持ちになった。
インターネットをググってもなぜかetrex32xに対する日本語化の記事は見つからず、しょうがないので自分でできるところまでやってみた。
1. メニューの日本語化
他言語のgttファイルを見て、これまでなかったSearchメニューやSetupメニュー用のタグが新設されていることが分かった。そこで、他言語の定義ファイルを参照しながら、手作業で新しいタグ定義を追加し、結果まあまあ満足できるレベルになった。
新しいタグが含まれるjapanese.gttをインターネット上で探したが、見つけることはできなかった。


2. 日本語OSM(Open Street Map)の表示
チェックを騙すパッチを当てたOSMファイルを使って起動することで、「Can’t Authenticate Maps」エラーは回避された。しかしこの段階では日本語表示まではいかない。
次に、パッチする前のOSMを装着して起動すると、今後はばっちりと日本語が表示、起動時の認識状態がどこかに保存されているのだろう。
OSMファイルへのパッチは、フリーソフトFavBinEditというバイナリエディタを使って以下のデータ置換を行った。
検索データ「E9 FD 13 00 04 80」→置換データ「A4 03 13 00 04 80」
等高線やPOIを含む3GBほどのOSMファイルで2000カ所ほどの置換が行われ、保存するにもずいぶんと時間がかかった。


3.JNX形式地図の取り込み
次に取り組みたいのは地理院地図の表示。現在はこまめにマップカッターを使っているが、一度に格納できる範囲が狭いため毎回手間がかかるという難点がある。JNX形式での取り込みだともっと広い領域のデータを取り込むことができるというのだ。しかしこの方法では、ファームウェアのパッチが必要となるので一歩踏み出せない。
JNX形式の地図を表示するには、GARMINのF/Wにパッチを当てる必要があるが、そのパッチャーと呼ばれるソフトがetrex32xに対応していないことが分かった。また、そのソフトの作者が今年初めに亡くなられたとのこと。なので、JNX形式の地図表示は難しくなった。(2020/9/23)
はじめまして
たかたかさまの労作に相乗りさせていただくのは恐縮なのですが、私にもjapanese.gttをシェアしていただけないでしょうか?
コメントにあったぷららのメールアドレスにお送りいたします。
お手間をおかけしますがよろしくお願いいたします。
etrex32x用のjapanese.gttをご提供いたします。
たかたかさま
初めまして。
ど素人でetrex32xの日本語化出来ず困り果てています。
私にもjapanese.gttファイルを頂けないでしょうか。
了解頂ければコメントのメールアドレスに直接のメールをさせて頂きます。
お手数をお掛け致しますが、宜しくお願いします。
etrex32xの日本語化で検索に苦労した末、
こちらに辿り着きました。
厚かましいお願いで申し訳ないのですが
私にもjapanese.gttファイルを頂けないでしょうか?
お手数お掛けしますが、よろしくお願い申し上げます。
murasame.fあっとicloud.com
etrex30を愛用していましたが、先日挙動が完全におかしくなりetrex32xを購入したのですが日本語化で困りこちらのブログにたどり着きました。
もしよろしければ自分にもetrex32x用のjapanese.gttファイルをいただくことはできないでしょうか?
メールアドレスですが
doutadoutaアットyahoo.co.jp
になります。
よろしくお願いします。
念のための確認ですが、お送りできるのはetrex32x用の日本語化ファイルで、etrex30用とは異なりますのでご承知ください。
私にメールをいただければ、返送いたします。
これから1つずつ対処していく段階ですが、私にもjananese.gttファイルを御恵与いただけませんでしょうか、よろしくお願いします。
ありがとうございます。
blackauthあっとyahoo.co.jp
にお願いいたします。
etrex32x用のjapanese.gttファイル、承知しました。
uniさんのメールアドレスをお教えいただくか、私宛にメールをください。
はじめまして.日本語化で困っていてこちらの記事にたどり着きました。
もし可能でしたら、japanese.gtt ファイルをいただけないでしょうか?よろしくおねがいいたします!
早速の返信ありがとうございます
下記のメールアドレスでお願いします
nobuko.kazuhiro@gmail.com
ご依頼の件、了解しました。
メールでお送りしますので、メルアドをお知らせください。
たかたかさま
はじめまして
厚かましいお願いで申し訳ございませんが、japanese.gtt ファイルを頂けないでしょうか?
以下にメールください。お送りします。
mtakaha@lemon.plala.or.jp
はじめまして。
よろしければ、私にもjapanese.gtt ファイルを送っていただけないでしょうか?
一次メッシュごとに分割し北海道全域のJNX地図を作成し利用しています。
kmz地図と違って大きさに制限がなくスケール毎に地図が変わるのがすばらしいと思います。このようなラスター地図の表示機能が制限されているというのはもったいない気がします。
改めまして、ありがとうございます。
無事アップデータを取得できたとのことでよかったです。
>しかし、スマフォ利用と比較すれば、etrexの狭い画面で今更JNXでもあるまいというのは、そのとおりですね。
英語版のGarminをごにょごにょ弄ったり、自分の地図を表示させたりするのは楽しいですが、
最近はスマホの地図アプリもAndroid/iOSでいろいろ出てきて悩ましいところです。
Garminも地図アプリ出して売れば買うのになーと思ったりします。
どなたも苦労しているのですね。
お言葉に甘えてgttファイル送ってもらえますか。
test@p-vinblanc.com
よろしくお願いします。
etrex22x/32x用のパッチ済GCDファイルを入手できました。
しかし、スマフォ利用と比較すれば、etrexの狭い画面で今更JNXでもあるまいというのは、そのとおりですね。
同じような苦労をされているだろう方を想定して記事を書きましたので、vinさんの問い合わせは、嬉しい気持ちになります。
etrex32本体のGarmin>Txtディレクトリにはjapaneseを除くいくつかの国のgttファイルがありましたので、そのいずれかの国のgttファイルの中身を眺めてみました。すると、TXT_MNUやTXT_FNDというtagが目についたので、古い版用のjapanese.gttにいくつか試しに追加してみたところ、SetupやSearchが日本語表示になりました。
SetupやSearchに対応するtagがこれであることが確認できたので、いずれかの国のgttファイルからMNUやFNDをすべて抽出し、インターネットに公開されている日本語マニュアルに記載されている用語を参考として、手作業でtagを追加していきました。マニュアルに書かれていないものも多数あり、実際に表示された英文を日本語に翻訳したりしました。MNUやFND以外のtagもいくつか追加しています。
これらは大変手間のかかる作業で、何日もかけて少しづつ追加しました。100%ではありませんが、満足できるレベルまでになりました。
gttファイルのことで参考となるサイトはありませんでした。
ほとんど自作に近いので、メールアドレスを教えていただければ、提供しても結構ですよ。
etrex32x 日本語化で検索してこちらに行きつきました。
gttファイルのSearchメニューやSetupメニュー用のタグをどのように追加したのか具体的に教えていたいただけませんか。
また参考になるサイトがありましたらお願いします。
http://www.iogrea.com/content/firmware-patched
にパッチのあたったアップデータがあります。
ただしバージョンが2.51のようです。
また、リンク先が20x/30x用になっているので
マニュアルで変更してゲットする必要があります。
Etrex 22x/32x Versión 2.51: Descargas/etrex22x/GUPDATE.GCD
http://www.iogrea.com/Descargas/etrex20x/GUPDATE.GCD
を
http://www.iogrea.com/Descargas/etrex22x/GUPDATE.GCD
に置き換えてゲットします。
しかしもう最近はスマホで十分のような気がしています。乾電池駆動できないのでアレですが、iPhoneSE第一世代にスーパー地形で十分ですね。