般若心経

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2020-05-26 | Weblog
 ちょっと気がついたこと
  「コロナ」と「ら抜き言葉」

 連日ニュースに新型コロナウイルス感染症が取り上げられています。テレビを見ていて気づいたことがあります。映像に伴って流されるテロップとかスーパーと呼ばれる字幕のことです。テロップはアナウンサーやゲストが話したことが画面下部に文字で流されます。
 このテロップの表示ですが、出演者が「コロナ」と話してもテロップ字幕には「コロナウイルス」とか「新型コロナウイルス」と表示されるのです。NHK、民放共にです。単に「コロナ」とすると緊張感、警戒感がなくなるからでしょう。
昨日緊急事態宣言が全国で解除されました。テロップも「コロナ」になるかもしれません。
 話は変わりますが、テロップでは「ら抜き言葉」も変えられています。
出演者が 「ら抜き言葉」で話してもテロップには必ず「ら」が入っています。例えば「食べれる」と話してもテロップには「食べられる」と修正して流されます。「出れる」を「出られる」も同じです。
これはNHK、民放共にほぼ百パーセント変更しています。
 なぜでしょうか、以前にネットで調べてみたことがあります。するとテロップは国会での速記録のように、発言者の内容を一字一句正確に文章にして表示することを目的とするものではなく、発言の内容を分かりやすく視聴者に伝えることを目的としています。見て違和感なく視聴者が受け入れることができることを主眼としているためです。これは間違った用法を直したのではなく、「文字で見た場合の自然さ」を優先しているためです。(NHK放送用語委員会)ということでした。