般若心経

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2021-02-24 | Weblog
 手術室へ
   ー頸動脈狭窄症ー

 1月20日入院、21日10時より手術と決まりました。
20日10時前、病院に到着、書類等を提出し病棟へ案内されました。病棟では担当の看護師より手にバーコードのついた腕輪を取り付けられました。以後体温、血圧、点滴などの際はすべてバーコードを読み取ることにより本人確認を行います。そして病室の説明、病歴や転倒リスクの有無について再度確認がありました、入院中の転倒による骨折やけがに大変気を使っているようです。病室にあるテレビや冷蔵庫はカードを入れることにより動作し、1,000円のカードでテレビは1,000分(約16時間)見ることができます。
12時 昼食



12時35分主治医が病室に来られて、再度手術内容の説明がありました。手術時間は2時間半、手術後は麻酔が覚めるまでICUに入り、翌日には病室に戻ることができ、起きることもできるそうです。
14時 入浴
15時 手術室看護師から説明
15時15分 点滴ルート取り付け
ルートとは点滴を入れるためのチューブのついた透明な針です。通常の採血の場所と異なり、左手の手首の少し上の外側の静脈に差しました。
18時 夕食



21日 6時前、血圧、酸素濃度、体温測定
点滴開始 以降飲食不可とのこと。
手術開始が30分早まるかもしれないとの連絡あり。べつにやることもなし、承諾。
9時25分 看護師3人が迎えに病室へ
骨折している訳でもなし、痛みで苦しんでいる訳でもなし、手術室まで歩いてでも行けるのですが、なぜか病室のベッドに寝かされて手術室に向かうことに。上向きで寝たまま頭を先にして廊下を運ばれるのは初めての経験、天井の照明がつぎつぎと目に入り、不思議な感覚です。エレベータを降り、廊下を数回曲がり、扉を3回ほどくぐると手術室に到着。
手術室は思ったより明るくなく、静かな少し薄暗いといった感じです。手術が始まるときにはテレビで見る手術室のようなこうこうとした明るさになるのでしょう。そこには6~7人の先生たちが待っていました。手術台にベッドが横づけられ、「こちらに移ってください」と言われて手術台の上に移る。よくテレビでストレッチャから手術台へ患者を数人で「一、二、三」と声をかけて移している様子を見ていたので、拍子抜け。
手術台の上に移ると主治医の先生から「これから始めます」、麻酔担当の先生から「この薬は〇〇〇という薬で大変よく効きます。ただ入れたときに少し痛みがあるのが玉に瑕なのです」と話があり、すぐにルートへ注射器を刺しました。すると言われた通り腕に痛みが走り「手に痛みがあります」と言ったところですうーっと意識がなくなりました。ほんの数秒間のことです。麻酔が入ると気持ちがよくなり、この世を去る時の気分はこんなものかと思ったという経験談を聞いていたので、どのようなものだろうかと期待していたのですが、そのような気分を味わうことはありませんでした。
非常に手際がよく手術室に入ってこの間1分と経っていなかったような気がします。ゆっくりと準備をしていて患者が手術室内を眺めまわし、手術器具や機材を見て不安になったり、万が一手術をやめるなどと言い出したらそれまでの準備が泡と消えてしまいます。 これも手かもしれません。