航空障害灯
航空障害灯とは航空機に高い建物や煙突、鉄塔などの構築物の存在を示すランプのことで、赤色のもの、赤色の点滅、白色のフラッシュタイプのものがあります。
毎朝近くの山に登っています。この山は瀬戸内海に面した小高い山で本州と四国を結ぶ瀬戸大橋を一望することができます。
早朝、まだうす暗い島並に立ち並ぶ瀬戸大橋の主塔に取り付けられた航空障害灯がピカッ、ピカッと一斉に点滅を繰り返えす様は、橋を行き交う車のライトの流れとともにまさに本州と四国をつなぐ大動脈を想わされます。現役の頃、県下の電話局屋上の鉄塔に取り付けられた航空障害灯の管理の仕事をしていましたので、時にその頃のことを思い出し、山頂でのひと休みを楽しんでいました。
ところが、半月ほど前のこと、連なる橋の一番北側下津井瀬戸大橋の南側(櫃石島)のライトだけが突然に点滅のタイミングが他と反転しました。それまで一斉に点滅していた長年見慣れていた風景なので、どうも違和感があります。
違和感があるといっても、私が感じているだけで、航空機の運航に支障があるわけでもなし、・・・と思いながらも毎朝 橋を眺めながら心の底にわけの分からないわだかまりを残し、複雑な心境をもって山を下りていました。
そうしていると、
一週間ほど前からそのライトの点灯するタイミングが少しずつ他に近づいてきたのです。
昨日は元のように一斉に点灯していました。
写真は一昨日21日のものです。
見た目では一斉に点灯しているように見えましたが、
写真では遅れています。
なぜタイミングがずれたのか、故障だったのか、故意なのか、故意とすればその目的は何だったのか。
何ともミステリアスな出来事でした。