「考えるナメクジ」
(松尾 亮太/著 さくら舎 p.188)
「ナメクジ」…その名を聞くだけでもゾッとし、見ると逃げ出したくなる。触るとぬるぬるとし、手についた ぬめりは水で洗っただけでは簡単には落ちない。そのナメクジの本・・・わざわざ見るなんて考えられないと思う人も多いことでしょう。
6月中旬の新聞に載っていましたので、図書館で借りてみました。
著者松尾 亮太さんは京都大学理学部卒業、東京大学大学院を経て現在福岡女子大学教授、ナメクジの学習機構、嗅覚、触覚の研究に従事しています。
本書より
・ ナメクジは農業害虫として農水省や環境省に認定されている
・ ナメクジには寄生虫が生息しており、生で食べると重篤な病気になることがある。
・ ナメクジは雌雄同体で、頭の横から産卵
・ ナメクジの飼い方 ご家庭で簡単に飼えます
・ ナメクジには学習、記憶能力がある
・ ナメクジの脳は再生するが記憶は再生しない
この他、学会、ナメクジ研究の大変さなどについて紹介されています。
ナメクジに対する見方が変わりました。