「一週間に一度、赤い着物と青い着物を着るものはなんでしょうか?」
と言う、なぞなぞがある。
その答えは暦で、日付の数字が日曜は赤、土曜は青になっています。
「最初が一番厚くて、終わりに一番薄くなるものは?」
このなぞなぞの答えも、やはり暦です。
この場合の暦は、月別のカレンダーではなく、毎日一枚ずつはぎとって
いく「日めくり暦」の方がぴったりします。
最近はあまり見かけなくなりましたが、昔は各家庭に普通にあって毎朝、
日めくりを一枚づつ剥ぎ取るのが日課となっていたことを思い出します。
また祝日の暦には、交差した二本の「日の丸」が印刷されていて、
いかにもめでたい特別な日だと感じて嬉しかったものだった。
人もまた、それぞれ自分の人生の「日めくり暦」を持っているのではない
でしょうか?
自分の人生に残された人生の「日めくり暦」が、果たしてあと何枚残され
ているのか?
「暦の果て」は誰にもわかりませんが・・・
人生八十数年として、ざっくり計算すると残された年数×365枚+閏年分
になる。
それを多いと感じるか、たったそれだけと感じるかは、人それぞれだと思い
ますが・・
毎日、毎日一枚ずつ確実に減っていきます。
ついこの間正月を迎えたばかりだと思ったのに・・
気が付けば、もう今年も残すところあと僅かとなってしまいました・・
「光陰矢の如し」というように、日々があっという間に過ぎ去っていって行きます。
人生の「日めくり暦」が、あと何枚残っているのか?誰も知らないが・・
残された人生の日々、カレンダーをめくるように、一日、一日悔いのないよう
大切にしながら、生きていきたいものだと想う。。
日本水仙の花。