庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

ナンバンギセルとキツリフネ

2019-09-05 10:25:38 | 日記・エッセイ・コラム

散歩で訪れた舞岡公園古民家の裏庭で、ミョウガの根元に
見慣れない形の植物が生えているのを見つけた。 

オッ!この独特の形は今まで図鑑でしか観たことがなかった
ナンバンギセルだ、初めて観た。

ミョウガの根元に生えていたナンバンギセルの花。

ナンバンギセルは他の植物の根に寄生してそこから養分を取り
ながら生育する寄生植物。

名前の由来は、その姿形をかつてポルトガル等の船員がくわえて
いたマドロスパイプに見立てて「ナンバンギセル」の名前がついた。

煙管(キセル)といえば・・
今は亡い田舎の親父が、いつも囲炉裏の端に座って
煙管にタバコを詰めながら吸っていた姿を想い出す。。

 

林床にはこちらも独特の形のキツリフネの花が咲いてた。
キツリフネの花。

名前の由来は、花の形が帆掛船を吊り下げたように見えることから。

キツリフネは山の中のやや湿ったところで、秋口頃に開花する。

形がユニークなので、この花との出遭いを毎年楽しみにしている。 

 

コメント
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