庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

卯の花くたし

2018-05-25 09:03:58 | 日記・エッセイ・コラム

五月も下旬となり、もうすぐ鬱陶しい梅雨の季節がやってきますね。

梅雨に向かって咲く白い花の代表といえば・・・

なんといっても、卯の花(ウツギ)ではないでしょうか?。

この花は、「梅雨花」、「田植え花」、「早乙女花」、などの季節を感じさせる
別名があり、他にも 見た目が白い雪のようなことから「雪見草」、「夏雪草」
ともいわれるそうです。

卯の花くたし」の”くたし”とは、”腐し”、卯の花を散らし、腐らせる
長雨で、卯の花の散るころの雨のことをいいます。

西の方では、梅雨入り前に一時的に現れる走り梅雨のことをを指し
ますが、北の方では梅雨そのものを指すようです。 

白い卯の花(ウツギ)

 

こちらは花色が白→ピンク→赤色へと変化するハコネウツギ。

 

ピンクのタニウツギ。

 

白い清楚な4弁花のバイカウツギ。

ところで、唱歌「夏は来ぬ」の歌詞の中で、

 ♪卯の花の 匂う垣根に 時鳥(ホトトギス)早も来鳴きて 

 忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ...

と歌われている、夏の訪れを告げるホトトギスのあの独特の甲高い
鳴声が、いつも今頃になると聴こえて来るのだがと、今日か明日かと
耳を澄ませて待っているのだが・・

今年はまだ、聴こえてこない。

もっとも、最近は歳のせいか?高音部がだんだんと聞き取りづらく
なって来ているので、ホトトギスのもらす忍音(しのびね)が、聴き
取れなくなってるのかも知れません?(笑)。(@_@)


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