日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

いじめられている君へ!

2007年07月02日 21時35分43秒 | 残日録
「いじめ」の問題は、年齢の幼い(小学校下級生)ほど深刻です。いじめる方は悪いと思っていない節がある。遊びとか勉強などと同列で罪の意識がない分受ける方は本当に深刻です。中学生にもなると希望を失って自殺なんてことを考えることになる・・・。

いじめられている君へ!
未来は君のためにあるのです。絶望の時にこそ生きる意味を求めてはいけません。生きていることこそ未来なんですから。先人の生き方にヒントを見つけて下さい。清貧の中に死んだ「良寛さん」(乞食(こつじき、食物さえ物乞いする生活)の、寝たきりの良寛さんが亡くなったときに、葬式には本当に多くの人々が集まりました。行いや言葉だけでみんなが尊敬していたからなんです。現代の金銭欲や物欲の蔓延る世には、どうでしょうか。

北大路魯山人(きたおうじろさんじん)の幼い時の生活はいじめられどうしです。
京都・上加茂神社の社家であった父は、生まれる前に亡くなっています(母親のお腹の中にいた)。そして、生まれた後に母親にも捨てられ、貧しい農家に預けられるが、ひどい虐待を受けます。見かねた巡査の妻が自分の家に引き取りますが、いろいろあって、同家にいた義姉(同家の養女)共々養女の実家へ帰ることになります。そこでも母親が毎日のように彼を折檻(いじめ)します。そしてまた木版師家に養子に出されます。次々と厄介払いの扱いです。
しかし、不幸には負けませんでした。少しづつ才能(版画や書)を認められようになります。以後は引き立ててくれる人もできて、極貧の世界からは考えもしないような「美食家」としての名声を得ます・・・・・・・。
がんばる必要なんてありません。生きていさえすれば、君に未来は必ずひらけます。

いじめっ子の君へ!は、2月11日に書きましたが・・・、「いじめられている君」の方が、必ず、生きているだけで勇気ができてきます。多くの本も読んでくださいね。