日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

次々の「ノーベル賞」も心配?

2008年10月09日 18時00分58秒 | 残日録
次々のノーベル賞受賞については、うれしい限りです。

しかし、喜んでばかりはいられません。というのも30年も前に遡る研究の成果なんですから・・・。数年前までは、このような基礎研究も世間が認めていました。「金儲けの手段としての研究と同時に基礎研究も大事だしお金も掛かる」と理解していたのです。世間も政府も・・・。

ところが、小泉改革とやらで、大学もそれぞれが変革の名の下に採算という定規も当てられることになった。予算が削られるのだ。
かくして、すぐには日の当たらぬ研究がおろそかとなり・・・・日本の「ノーベル賞」は、将来には遠いものとなりそうです。
日本の予算配分については、「いらないだろう」あるいは「削っていいだろう」が、多くある・・・・・。その最大のものが、天下り先をつぎつぎ作り出し増殖した数十兆円もの税金を浪費する第二の国家予算にまで成長した特殊法人(外郭団体)だ。手に入れた既得権をむざむざ手放す程天下り官僚は「やわ」ではない。