日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

どうなる景気動向

2008年10月17日 16時28分17秒 | 残日録
アメリカ発の不良債権(プライムローン)は、一部の投機資金の運用に対して考え出された「錬金術」であった。無限に地価や家屋の値上がりがあった場合に、低所得者が1000万円で買って(ローンで)その家が値上がりするから、それを売って、また高価なものに買い換える・・・・・・。しかし、こんなの続くわけない。

かくして、アメリカは、莫大な戦費を賄うために、毎年35兆円~46兆円(08年度)もの赤字国債を発行する。(軍需産業なしに語れない。大統領も軍事費の削減はタブーだ)その国債の一部・・・・は日本が買っている。(アメリカの予算規模は350兆円程度)その意味で日本は大金持ちだが、アメリカの国際を売れないから、絵に描いた餅だ。(橋本龍太郎が総理大臣の時に、このこと(アメリカ国債の売却)をちょっと発言したが、以後言ってはならない(タブー)となった。
我が日本は、一般予算80兆円+特別会計200兆円(なんか変、表に出る予算が30%?)国債の発行残高は850兆円(別に地方債もたくさんあるよ~!)
こんなのいつかパンクするよ。日本は、国債を発行してアメリカ国債を買っているのだよ~だ。

日本は、先の対戦(太平洋戦争)に、莫大なお金をつぎ込んで、国債を発行した。戦後の不景気や超インフレ(1000円で家が買えた)で、国債が紙くずとなって、御和算で・・・・・助かったのだ。
江戸時代には、借りているのがやはり国家に匹敵する殿様(いまでいう国家)や地方の殿様(今では地方自治体)だから、同じ構図だ。
若干、貧しい人々も救われたのは、「徳政令」によってだ。乱暴な遣り方だが、今日で「全ての借金は、ゼロ」とのお触れだ。

現代に「徳政令」は無理だ。これに変わるお助けは、超インフレしかない。
かくして、全世界に蔓延する不景気を一掃するには、物価が100倍になって(所得も)、1000万円の借金が、実質10万円(20万円の所得が2000万円にもなっている)
こんなことが戦後に起こったのだ。
今、そこかしこの国家で10万倍程度のインフレをおこしている国家もある。100倍なんて、ちょろいもんさ!
金利が0%程度が以上で6%程度が普通だったのに・・・・これなら、インフレ誘導も楽だろうに!