日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

西部劇はいいなあ!

2009年04月20日 15時51分20秒 | 残日録
「ワーロック」を見た。

「ワーロック」は、1959年制作の西部劇だ。

西部劇とは古いかな。ジョン・ウェインなどを頂点とする「ウェスタン」は、日本の「チャンバラ」と同じく勧善懲悪が基本の活力劇だった。
と言うのは、次々と封切りされる「西部劇」は、理屈ぬきに面白いものだった。一時、その地位をなくしたものの、次に現れたのは、イタリア製の西部劇「マカロニ・ウェスタン」だった。銃を撃ちまくる爽快感は、ハリウッドを凌ぐものだった。
今や、レンタルビデオ店においても、西部劇というような作品はほとんど見かけない。残念極まりない。

ワーロックは、リチャード・ウイドマークが主演だ。共演には、あの大スター「チャールトン・ヘストン」や「アンソニー・クイン」なのだから驚きです。
リチャード・ウイドマークは、大学教授であったが、俳優の道に進んだのだが、その容貌から主として悪役、脇役であった。日本でも悪役の後年は、善役で成功した俳優は多い。(進藤英太郎、東野英治郎、佐野浅夫、金子信雄・・・・・・)
リチャード・ウイドマークは、いわゆるスーパーヒーローではない。銃も早くないが、悪の集団から、保安官補になり、住民を見方にして、最後は早撃ちのヘストンさえ・・・。
その容貌から「和製リチャード・ウイドマーク」と言われた「佐藤允」は、どうしているのかなあ。

今でこそ、ヘストンは、賛否両論の「全米ライフル協会」の会長だが、西部劇のヒーローや「北京の55日」や「十戒」や「猿の惑星」など大作の主演が多い。
アンソニー・クインは、亡くなる直前まで映画出演していた。晩年は、西部劇がなくなったので、シルベスタ・スタローンやアーノルド・シュワルツネッガーと共演していた。コミックぽい「ラストアクション・ヒーロー」なども好演だったが・・・。
久しぶりに、いい思いをさせてもらった。楽しい~!