暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

黄昏

2024年10月25日 | 古民家
 泣いたカラスに笑う鳩・・・頭を隠してヒヨドリは、踊るスズメにせかされて・・・
夕暮れ待って住処に帰れば・・・森と町の見慣れた居場所に寝転んで・・・
明日の空を夢見ながら黄昏て行く・・・。

カラスが鳴くからお家に帰り・・・赤とんぼを影に、秋と暮らし・・・
カサつく指先は・・・冬の走りと寒さに震え・・・
低くなる雲の姿を見上げながら・・・冬支度の始末に背中を押されると・・・
春や夏の意味を指折り数えて・・・窓ガラスの曇りが変わる度に・・・
入れ替わり訪れる、贅沢な季節の変わり目に・・・
人と自然の紡ぎ合いを見て過ごす・・・。

じゃれ合い囲む、暮らしの風合いを・・・
暑さや寒さで比べて見ても・・・着る服装や、食器で分けて想い出せば・・・
温度も空気もひとしきり感じて、変化を楽しんで・・・
飛ぶ鳥や・・・歩く猫も影が伸び・・・
町のどこかへ隠れてしまえば・・・人の暮らしが消えるほど・・・
雑踏に流れる音色が懐かしく・・・賑わい造る黄昏になるのかも。



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あんさんぶる

2024年10月24日 | 古民家
 絡まり迷う希望を探しては・・・
諦め嘆く拙い想いを巡らせて・・・
過去を求めて・・・未来を探し、終いの姿に愛想を尽せば・・・
敷かれた道のりを知れば知るほど容易く泣いて・・・
行くも戻るもお好きな道は・・・四方八方開かれている・・・。

悲しみと笑いを1000回繰り返し・・・
気付いたはずの後悔は・・・自信に繋がる印になり・・・
右左を雑に使い分け・・・体で覚えた感覚が・・・
未来へ繋がる自分へと、姿を変えて行く・・・。

口から音符が生まれるように・・・
体を楽器に例え・・・アンサンブルに身を飾り、町を彩るには・・・
暮らしに育つ、気ままな文化を組み立て・・・
理屈抜きで成長しては横を向き・・・
想定内で受け答え・・・思うがままに変化して・・・
時代で好む音楽が流れて踊る町の様子は・・・
色褪せても懐かしく・・・廻り続けて開かれる。




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2024年10月23日 | 古民家
 炊き上げる意味に感謝して・・・
手を合わせて労う、理屈抜きの喜びは・・・
堂々巡りに少しだけ潜んで・・・忘れてしまいそうな拠り所を探す虚しさに・・・
どこまで寄り添えるのかを競い合えば・・・
弱いモノへのしわ寄せや・・・はぐれた場所への偏見が・・・
笑顔で見過ごす暮らしになるのかも・・・。

雲をひとつかみ・・・むぎゅっと絞れば命の水と・・・
雪をほおばる冷たさと・・・
蓄えた頂きモノを手に入れる・・・工夫はアレコレ遊びの様に・・・
知恵と度胸で越えて来た・・・先人の暮らしがくれたのは・・・
頂きモノで生きる・・・真似出来ない自然の源は足元にある・・・。

地産地消の食卓に・・・華を添えるきらびやかさは無口で・・・
踊り続ける食卓に・・・添える花は色を失い・・・
庭を彩る草花の・・・小さな命は変わらず咲き誇り・・・
ほどほど生きて飽きるとは・・・言えない命の尊さと・・・
暮らしに身近な小さな気付きは・・・華を添えるおしゃべりであれ。


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チクタク

2024年10月22日 | 古民家
 大きな川の波間を数え・・・
トゲトゲしく・・・絹のようにと姿を変えて・・・
ゆらぎたどり着く、大海原では身を清め・・・
命の源と・・・得体の知らない奥底を覗き見れば・・・
知ることさえ叶わない・・・暗くて深い時間が遡る・・・。

夕暮れ間近に聞こえる音は・・・さざ波の歌や、川面の唄・・・
森に眠る木枯らしの詠に・・・暮らしの詩・・・
グルリと囲み包まれた・・・海を潤す森の命が・・・
暮らしの多くに嘘ぶけば・・・戻らないと嘆くよりも隠す事を覚え・・・
お腹を抱えた体は話しかけ・・・ゆるり歩みは沈みゆく・・・。

実り豊かな森に・・・川が満たされる命の素を・・・
海が感謝の踊りで酔えば・・・雨が降って整う暮らしの豊かさは・・・
人の力で動かせない・・・節理を動かし正確に・・・
チクタク針は・・・指ひとつで動かせても・・・
お腹の具合はカラッポで・・・空いた場所に光が射して頷けば・・・
みんなが集まる時間が動き出す。


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文字

2024年10月21日 | 古民家
 黒いトカゲが這い出て・・・願う刹那に息を止め・・・
叶いし想いの綴は、物語の始まりと・・・
得体のしれない世界の果てと・・・見知らぬ自信を手に添えて・・・
最初のひと文字は削られゆく・・・。

隣町は勇気の一歩で話題になり・・・海の向こうが夢で語られて・・・
空の向こうは次の世代に渡されると・・・
それぞれの物語は・・・ひとつふたつ刻み始め・・・
それがいつしか現実と、夢の隙間を埋め尽くし・・・
ホラ吹きの迷い人が・・・道化から主人公になる時なのかも・・・。

歩みを速めて歳を重ね・・・おいてきぼりになる頃は・・・
時空を超えて若返りはしても・・・時の鐘は戻る事無く歩みは遅く・・・
歴史は滞りなく進むはずで・・・
良い時代と悪い時代の、値踏みは笑い話の中で語られて・・・
これからのひと文字を彩るのは・・・海の底か宙の上なのか。

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