暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

動き出す

2024年10月20日 | 古民家
 頼りなくさげすむ想いを助け船に・・・心を押して口をつむんでも・・・
こぼれる想いはどこでも勢いよく・・・裏腹に覚えた言葉さえ・・・
期待通りには進まないけれど・・・
上手く行く時も行かない時も・・・時世の歩幅と絡み合い・・・
冷えた握手に温もりを与え預け、転がって行く・・・。

50年前の風景をそのままに・・・過ごした景色を聞き逃してしまっても・・・
ずっと以前そのものが・・・変わる事無く大人になってしまえば・・・
おじいさんのそのまたおじいさんが・・・お母さんと語り、おばあさんに出会うように・・・
100年前と変わらない暮らしがすぐそこに・・・
手を繋げる約束になるのかも・・・。

詳しくは無くても・・・好きを口にして・・・
知らないけれど・・・愛してるを捧げれば・・・
持て余す程の想いは大盛りに・・・
普通の当たり前が特別になるパズルの中に・・・
欠けたピースがはまるように動き出し・・・
魔法の時はいつの時も・・・その時々を狂わせながら・・・
クルクルと刻まれて行く。



 

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溢れだす

2024年10月19日 | 古民家
 けだるい懐かしさを探しに・・・遠い記憶の場所を探そうと・・・
一人で想い出すには億劫で・・・二人で探すにも退屈で・・・
その他大勢で探してしまえば台無しで・・・
傷を見つける他愛ない出来事も・・・笑顔溢れる想い出も・・・
脚色された偽物の記憶は、そろい踏みで勢ぞろいして・・・
言い方ひとつ・・・掛け違いがいいように転がされては・・・
青の頃と時代を言い訳にしている・・・。

仕舞い込んだ大切な引出しを忘れ・・・
手にした記憶も曖昧になるには暴力的と・・・
約束の儚さを噛みしめる度に・・・初恋は何度も訪れて・・・
起伏の無い田舎町の長い道のりが・・・今では長い滑走路となって迎え・・・
自分の値打ちを見定めているのかも・・・。

他人の振りで彼女と出会い・・・友達の陰で手を繋ぎ・・・
大勢の中から笑い合い・・・知り合う前に交わしたコトバが薄くなるほど・・・
記憶を持ち合い分け与えるには足りないほど・・・距離と隙間が多すぎて・・・
時計を戻して手を変えて・・・顔を変えて挑んでも・・・
仕舞い込んだ本音の素は・・・カラコロ、コップの中で解け始め・・・
持ち合わせた手段の限りは尽きるけれど・・・
無駄に通った遠まわりに・・・本気の自分が溢れている。

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今日と明日

2024年10月18日 | 古民家
 今日の命と引き換えに・・・明日の命を担保して・・・
堂々巡りと駆け引きと・・・言葉遊びに悩まされ・・・
引き際が肝心と・・・一歩先を行けば、歌えない歌詞も鼻歌まじりに揺れて・・・
手ごたえ豊かな子供と遊び・・・足を絡ませ転んでは・・・
地平線と空とを交互見上げて目を廻す・・・。

火傷するほどのおひさまが、手をかざして温まれるくらいになったなら・・・
火鉢を温め・・・チキチキ燃える陽だまりの音が耳を揺らし・・・
呼吸を習う衰えも、もうすぐそこまで近づけば・・・
大きな息を吹きかけて・・・頬を染め・・・
温め合う季節に寄り添う暮らしが・・・
何度となく、行き過ぎた過去を広げている・・・。

ねずみ色の雲に手が届けば・・・大げさに手をかざして振りかぶり・・・
頭一つ抜け出す覚悟で背伸びして・・・
見上げる空に願いはいくつも飛び交って・・・
ほどほどになれない欲の話を聞くほどに・・・
足るを知り・・・自然を食べる今日の暮らしは・・・
明日の暮らしを見て過ごすのかも。



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染める

2024年10月17日 | 古民家
 古の技を秘めて・・・思い付きの欠片で埋めては・・・
羽ばたきを横目に・・・おぼつかない姿を見送り・・・
巣立ちの先に後悔はあっても・・・どうしようも無い矛盾に悩みながら・・・
心配事のくだらなさに、追いつく暇も無く・・・
ただ見守るのもやさしさだと・・・切れた糸の凧に行き先を・・・
聞いてしまえば親バカは・・・ただの野暮になるのかも・・・。

山を背負い・・・小高い丘に社を築いて拝み・・・
抱え見上げる神木は・・・都合で右へ左へと、その行く先を見定めて・・・
森を育てた木々と拠り所が・・・止り木になろうと、騒いでも・・・
時の鐘の鳴る回数は・・・どこまででも変わらない・・・。

リンゴン・・・遠くへ響き耳を立て・・・
出港準備が整えば・・・最後の当てと、初めの目当てと・・・
見知らぬ行き先が待ち構え・・・海の向こうは弧を描き・・・
水平線がボヤけて夕焼雲の・・・色と音に絵の具を落とし・・・
自分色に染めて行く。

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2024年10月16日 | 古民家
 動き出すまでの、隙間が長すぎて・・・
留まり過ぎた、虚ろの夢を食いつぶしてしまえば・・・
おしまいの後を、もて遊びするしか術はなく・・・
開いた扉の開け方と・・・閉め方を教わる勇気もなくて・・・
北風を心地よく・・・影の中までしまい込んでしまい・・・
日陰を探して旅をする・・・。

参拝までの寂しさと・・・心細さの道のりは・・・
ウネウネ定まる訳もなく・・・流浪の旅と相まって・・・
すがるほどに探し続け・・・求める程に痩せ細り・・・
救いの先は見えないほど・・・答えるコトバは心の内に秘められて・・・
光は胸の内にあるのかも・・・。

旅先で向かう・・・社寺仏閣よりも、偶然出会う神社やお寺の出会いに・・・
通り過ぎてしまい・・・見落としてしまうほど頼りなさげでも・・・
人の温もりが滞った参道でも・・・
引かれる魅力の訳を問い詰めても・・・手を合わせる理由に意味は無く・・・
引かれるように足を向けて・・・徒然に吹く風は・・・
町の文化と人の縁を・・・どこともなしで肩に落ち・・・
新しい扉を開いて行く。
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