恐ろしいことが続いて起こる。紳士が血まみれの短剣を持って、この場に駆け込んでくる。
自身の悪事がばれ、絶望したゴネリルはリーガンに毒を盛ったことを白状し、自分の胸に短剣をつきたてて自害したのだった。そのリーガンは、ゴネリルに盛られた毒で、すでに息絶えていた。
自身の悪事がばれ、絶望したゴネリルはリーガンに毒を盛ったことを白状し、自分の胸に短剣をつきたてて自害したのだった。そのリーガンは、ゴネリルに盛られた毒で、すでに息絶えていた。
事の成り行きに圧倒されてしまったオールバニーの念頭には、リアもコーディリアもなかったが、この場にケントが登場し、二人のことを思い出す。
二人が話し合っている間に、ゴネリルとリーガンの遺骸が運び込まれ、エドガーの言葉に心動かされた、エドマンドが二人の遺骸を目にして、自分だって愛されていたのだという感情が、この死に掛っている男の胸に、人間性を呼び覚ます。
続けて彼は言う。
'To bid my king and master aye good night.' (わが主君であり、国王に永のお暇を頂くために参りました)
二人が話し合っている間に、ゴネリルとリーガンの遺骸が運び込まれ、エドガーの言葉に心動かされた、エドマンドが二人の遺骸を目にして、自分だって愛されていたのだという感情が、この死に掛っている男の胸に、人間性を呼び覚ます。
'Yet Edmund was beloved: The one the other poison'd for my sake, And after slew herself.' (それでも、エドマンドは愛されていたのだ。 俺のために一人の女がもう一人を毒殺し、 そして自ら死んだいったのだ)
続けて彼は言う。
'I pant for life: some good I mean to do Despite of mine own nature. Quickly send, Be brief in it, to the castle; for my writ Is on the life of Lear and Cordelia: Nay, send in time.' (息が苦しい。柄ではないが、少しは役立つ事がしたい、 早く急使を、一刻を争う、城へ送って。 俺の名で、リア王とコーディリア様の命を奪えと、 命令書が。さあ、急がねば間に合わない)