ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

気負わず、気取らず、ありのまま。
ゆるりと思ったことを書いていってます。
お気に召したらうれしい限り。

ピーター・F・ドラッカー 『プロフェッショナルの条件』 読了

2019年12月14日 14時41分18秒 | 読書
こんにちは、ジニーです。


読了。
したのでしょうか?
とりあえず読んだというのが、正しい表現かもしれません。

ピーター・F・ドラッガーの「プロフェッショナルの条件」。

久々のビジネス書です。
薦められて読み始めた本ですが、読み切るのに丸々一ヶ月かかりました。


正直、内容をすべて把握できたとは思えていません。
ただこれからの時代を生きるにあたり、その時間の大半を仕事に費やすにあたり
とても重要なことが記されていたとは感じています。


ドラッガーの言葉はいくつかの章によってまとめられています。
まず、「いま世界に何が起こっているか」。
産業革命をはじめ、歴史的な経済の特異点の特徴を例に挙げながら、現代が
まさに変化のさなかにあるということを説いています。

そして「働くことの意味が変わった」。
生産性をいかにして高めるか、そして成果をどの酔いにあげるのか。
経済の変化が起きている今、旧時代の考え方では生産性は追いつかず
成果にはつながっていかない。

成果を上げるために「自らをマネジメントする」。
自分自身の強みを知り、それをいかに活かすか。
そして時間を管理し、重要なことに集中すること。

そしてマネジメントするための「意思決定の秘訣」と「自己実現への挑戦」。


全編を通して言われていたのは、近い将来、いわゆる企業人というものは
無くなるということ。
組織よりも、そこに働く僕ら人材のほうが寿命が長くなっている現代。
企業に隷属しすぎると、その後ろ盾を失ったときに、生きていくことができなくなります。

だからこそ、自分自身を高めていく必要があるのです。
本書のタイトルにある通り、ひとり一人が「プロフェッショナル」に
なっていかなくてはいけないのです。

帰属すべきは自分自身。
そのためには弱みのない個を目指すのではなく、突き抜けた強みを持つ
個を目指すべきだというのです。


言葉にするとシンプルですが、この意識を持つのと持たないのとでは
非常に今後の歩み方が変わってくると感じました。

本書の中でよく目にするのが「知識労働者」という言葉。
今のところ、この言葉をどうとらえるかはまとまっていないのですが、
自ら生産手段を生み出すという意味合いを持つことから、考え行動する人材を
差すのではないかと考えています。

僕らはこの「知識労働者」になっていかなくてはいけないようです。
目の前の利益や目標に目を向けるもの大切ですが、より先を見据えて
何を生み出すことができる人間なのかにフォーカスしていくという必要性です。


最後に、本書は約10年前に上梓されています。
そして、その中で10年後を見据えて語られています。

つまり、すでに今現在のことを言っているのです。
ここに、少し愕然としました。
今からで間に合うのか、と。

しかし何事も遅すぎるということはないはずです。
明確な回答はまだ持ててはいないですが、重要な指針としながら
間上げ続けていきたいと思います。

まだ何度も読まないといけない本だと思いました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする