こんばんは、ジニーです。
8月の2冊目、前々から読みたかった綾辻行人さんの「水車間の殺人」です。
恥ずかしながら、今年読書に時間を充てるようになるまで
綾辻行人さんの作品に触れることがありませんでした。
しかし、これはなんというもったいないことをしていたのだろう・・・。
そう思うくらい「十角館の殺人」には衝撃を受けました。
本作は、その「十角館の殺人」に続く館シリーズの第二弾です。
3つの大きな水車を擁する城塞のような「水車館」。
その館の主人である、白いマスクの男。
館の一角にある等に幽閉される美少女。
館に飾られる幻想画。
このような不気味な館を舞台に、
一人の女性の謎の転落事故、忽然と姿を消す男、盗まれた幻想画。
という、王道とも言えるようなミステリーが盛り込まれ、
なんとも陰鬱で怪しい雰囲気を携えた物語が展開されていきます。
ともすれば古典的になってしまいそうなこのシチュエーションで、
「それの何が悪い?」と豪語してしまうかの如く、その道の真ん中を
突っ切っていきます。
でも、改めて思うのです。
変に奇をてらったシチュエーションよりも、こういうミステリーのほうが
なんというか、「待ってました」という気持ちになります。
あまりなように触れるとネタバレしてしまうのですが、
過去と現在を交互に語られる本作は、しっかり読めばなんとなく真相というか
犯人は分かります。
でも巧妙に盛り込まれた伏線をすべて気づくことはきっとできません。
本当に、周到に伏線は盛り込まれています。
それが回収されたときに、「あれはそういう意味だったのか」と感じるのです。
いわゆる叙述トリック的な手法ですが、僕はこの瞬間がたまりません。
「綾辻以降」という言葉さえ生まれたほどの、ミステリーの歴史において
外せない存在の一人。
是非、興味を持っていただけたら読んでみてください。
なお、館シリーズは現在までに10作発表されているようです。
まだまだこのシリーズの世界に浸れるかと思うと
思わずよだれが垂れてしまいそうですw
うん、読書って楽しい!
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8月の2冊目、前々から読みたかった綾辻行人さんの「水車間の殺人」です。
恥ずかしながら、今年読書に時間を充てるようになるまで
綾辻行人さんの作品に触れることがありませんでした。
しかし、これはなんというもったいないことをしていたのだろう・・・。
そう思うくらい「十角館の殺人」には衝撃を受けました。
本作は、その「十角館の殺人」に続く館シリーズの第二弾です。
3つの大きな水車を擁する城塞のような「水車館」。
その館の主人である、白いマスクの男。
館の一角にある等に幽閉される美少女。
館に飾られる幻想画。
このような不気味な館を舞台に、
一人の女性の謎の転落事故、忽然と姿を消す男、盗まれた幻想画。
という、王道とも言えるようなミステリーが盛り込まれ、
なんとも陰鬱で怪しい雰囲気を携えた物語が展開されていきます。
ともすれば古典的になってしまいそうなこのシチュエーションで、
「それの何が悪い?」と豪語してしまうかの如く、その道の真ん中を
突っ切っていきます。
でも、改めて思うのです。
変に奇をてらったシチュエーションよりも、こういうミステリーのほうが
なんというか、「待ってました」という気持ちになります。
あまりなように触れるとネタバレしてしまうのですが、
過去と現在を交互に語られる本作は、しっかり読めばなんとなく真相というか
犯人は分かります。
でも巧妙に盛り込まれた伏線をすべて気づくことはきっとできません。
本当に、周到に伏線は盛り込まれています。
それが回収されたときに、「あれはそういう意味だったのか」と感じるのです。
いわゆる叙述トリック的な手法ですが、僕はこの瞬間がたまりません。
「綾辻以降」という言葉さえ生まれたほどの、ミステリーの歴史において
外せない存在の一人。
是非、興味を持っていただけたら読んでみてください。
なお、館シリーズは現在までに10作発表されているようです。
まだまだこのシリーズの世界に浸れるかと思うと
思わずよだれが垂れてしまいそうですw
うん、読書って楽しい!
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