ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

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お気に召したらうれしい限り。

如月かずさ 「給食アンサンブル」 読了

2023年06月13日 21時40分00秒 | 読書
こんばんは、ジニーです。

今回紹介するのは、如月かずささんの
「給食アンサンブル」
です。

これは図書館で借りてきた本で、こういった
機会でないと出会わなかった本だろうなと感じます。

内容としてはタイトルからも感じられる通り
学生向けの本です。
中学生が主人公なので、同年代に向けてという
感じですね。

連作短編という形式で、6つの話が収録されてます。
いずれも給食の献立がタイトルで、
•七夕ゼリー
•マーボー豆腐
•黒糖パン
•ABCスープ
•ミルメーク
•卒業メニュー
と言った感じです。

物語ごとに主人公が変わり、多感な年頃らしく
色んな悩みと向き合いながら気づきや成長に
繋がっていきます。


いずれも給食が絡んでいて、大人の立場で読むと
無性に給食が食べたくなってくる不思議な魔力を
待った本です。

大人からすればなんてことないような悩みにも
見えることもその年頃の子供たちからすれば
誰にも言えず、悶々と抱え込んでしまうことも
多いのだと読むうちに感じられ、こう言った
道を通って大人になっていくのだろうなと思いました。


さっき「なんてことない悩み」なんて書きましたが
振り返ってみれば自分だって同じような年頃に
同じような悩みを抱えて、爆発しそうになりながら
自分というものも見つけていった気がします。

自分の子供に読んでほしいと感じた本。
まだ多感な頃のうちに、それはおかしなことでは
ないんだよ、と読書を通じて知ってもらえたら
何よりだなと感じました。

こういう本で読書感想文とか書くのも面白いでしょうね。


物語の端々から子供たちの瑞々しさと、成長を
感じる一冊。
成長には栄養が不可欠。
給食はお腹も心もいっぱいにしてくれるんだなぁ。






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