ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

気負わず、気取らず、ありのまま。
ゆるりと思ったことを書いていってます。
お気に召したらうれしい限り。

今邑 彩 『七人の中にいる』 読了

2019年08月14日 08時42分49秒 | 読書
おはようございます、ジニーです。


夏休みですね。
お盆です。
きのうはじいちゃんばあちゃんのお参りにお寺さんまで行ってきました。
元気な姿は見せれたと思います。


さて、読書は続くよ何処までも。
お盆前に読んだ本を紹介します。

読んだのは、今邑 彩さんの「七人の中にいる」。
今邑 彩はなんだかおどろおどろしい雰囲気の作品が多くて好きなのですが、
夏ということもあって、なんだか無性に読みたくなりました。

じつは今村さんの、警視庁捜査一課・貴島柊志シリーズが好きなのですが、
今回はシリーズものではない作品を読みました。


本作は、ミステリーというよりサスペンス要素が強い作品です。
もちろん、犯人が誰かを解明していく工程はミステリそのものなのですが、
犯人の素性はある程度分かっており、それが登場人物の中の誰なのかを
解き明かしてくような作風です。

この辺りはさすが今村さんと感じさせる、緊張感と不安感が錯綜する雰囲気で、
主人王がどんどんと疑心暗鬼になっていく様が、読み手からすると
何とも言えない不気味なものを同じように感じられます。

舞台がペンションというのも、王道感があっていいですね。
閉鎖された空間の中で、みんな怪しく見えてくる。
これこれ、こういう感じが読みたかった。

余りネタバレになるから書けないのですが、主人公の心情と
疑惑をかけられる登場人物の心情があまりにもかけ離れており、
それが滑稽にも映るところがあり、途中から主人公があまりにも
狭窄した視野でコロコロと踊らされ始めるので、読んでて危うさを
感じるほどでした。


途中から、なんとなく真犯人は見えていたのですが、主人公がどう振り回されるのかを
楽しんでみていたように感じます。


うん、行動や言動は、よく考えてから起こさないと言えないという教訓を得られますねw



久しぶりに読むと、ほかの作品も読みたくなってきてしまいますね。
まだ警視庁捜査一課・貴島柊志シリーズで唯一読めていない「繭の密室」を
読んでみたいですね。


次は、人が死なないミステリーを読んでいます。
感想は、また読了後に。




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