ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

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伊坂幸太郎 「陽気なギャングが地球を回す」 読了

2023年06月15日 19時37分00秒 | 読書
こんばんは、ジニーです。

久しぶりの伊坂さんの作品。
今更ながらですが「陽気なギャングが地球を回す」を
読みました。

本作は映画化もされた大ヒット作。
20年くらい前に出された作品なので既に説明の
必要もないくらい周知されている作品かと思います。


物語は4人の主人公をベースに展開されます。
ひとりは、嘘を見抜く名人。
ひとりは、演説の達人。
ひとりは、スリの天才。
ひとりは、正確な体内時計を持つ特異体質。
この4人がチームを組み銀行強盗を行うという物語。
しかし、伊坂さんの作品です。
そんな簡単にことが進むはずがありません。
4人は無事に(?)銀行強盗を果たすのですが、
逃走の道中に奪った現金を盗まれてしまうという
強盗が強盗に遭うという奇想天外な展開から
物語が進んでいきます。


とにかくテンポ感。
4人もそうですが、それを取り巻く人間たちも
クセのある人物ばかりで、キャラが立っており、
ポンポンポンと話が進んでいきます。
この独特なテンポはやはり伊坂さんらしいなと
感じられるところで、タイトルのような陽気な場面も
ちょっとシリアスな場面も割と軽く流れていきます。

話がポンポン進むというのは、つまり次が
ドンドン
気になるということで、そんな感じで気付けば読み終えて
しまっていたという感じです。

内容はミステリーになるのかな。
殺人事件も起こり、疑心暗鬼になったらもするので
実はハラハラな展開も起こってる感じです。

個人的にはわかりやすい展開で、伏線についても
そうだろうなと思ったことがちゃんと回収されて
いく感じに爽快さを覚えるほど。
裏切らない、確かな面白さがある作品でした。


しかし、伊坂幸太郎という人は、クセのある人を
書かせたら凄いですね。
読み終わる頃には登場人物のファンになってしまって
いるような愛着が生まれていました。

冒頭で説明した通り、本作は映画化もしていますし、
続編も出ています。
また時間を見つけて続編も楽しみたいと思います。







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