花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

ママも着付けにチャレンジ!

2009-12-06 23:38:55 | 七五三
今日は朝から
七五三のお仕事→結婚式に出席するお友達のヘアップ→ちびっこ新型インフルエンザ予防接種→保育園友達家に遊びに来る・・・
と忙しいけれどなんだか楽しい1日
仕事も落ち着いてきて、心身共にリラックスしてる感じ

さて、久しぶりにHow To 着付

お客様の中で時々、お子様の着付けに果敢にチャレンジされるお母様がいらっしゃいます。
自分でやろうという心意気は素晴らしい

でも・・・そこには大きな落とし穴があるので注意してくださいね。
途中で行き詰ってしまうお母様達を何人もお手伝いした事があります。

まず、お着物に触れた事が殆どない、浴衣を子供に着せた事のないお母様はできればご自分で着付けるのは避けたほうが良いと思います
襟合わせは右上?左上?そこから間違ってしまう可能性があります。

ちょっぴり知識のあるお母様であれば3歳さんの被布着付けであれば十分ご自分で着せることができるはずです
ただ、自信のない場合は最初に腰あげという腰の部分にタックをとって縫いつけ、身長に合わせる作業をしておいた方が楽に着付ける事ができます

腰上げをしていないと、「裾(すそ)合わせ」という、ちょっぴりコツのいる作業が出てしまうので、そこで上手く出来ずリタイヤなんて事に・・・
お子様に浴衣を着せた経験があれば、大丈夫でしょう

そして5歳袴、7歳振袖については、よほど着付けに知識のあるお母様でなければ着付けにチャレンジするのは難しいと思います
どんなに「着せ方」マニュアルがあっても、綺麗に着崩れない着付けのハードルはかなり高いんです

そこには大きなポイントが

着付けに重要なのは「着付けの手順」ではなく「着付け具合」
どんなにひもや帯の結び方がマニュアルに丁寧に書いてあっても、どの程度のきつさでどの位置に締めるかという1番重要な「締め具合」は書いて無いんです。

無事に着付けが出来ても、締め具合を上手にコントロールできてないと神社に着く頃には「着崩れ」「きつ過ぎ」勃発
お仕事としている私でさえも未だに100%コントロール出来る自信はないかも

もし、どうしてもお母様ご自身でお子様を着付けたいと思うのであれば
「とにかく、事前に何回も練習して下さい
本番一発勝負は絶対に無理です。

事前に着せて、そのまま1時間位過ごしてもらって大して着崩れなければ
グズグズになっていまうようであれば、再チャレンジしましょう。
それでも無理ならプロにお任せしましょう

今後の七五三にチャレンジを考えているお母様方。
参考にしてみて下さいね。









コメント
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