楢篠賢司の『人間とは』

人間とは何かを研究しています。現在は経済学を自分のものにしたいと目下勉強中です。

格差はやがて経済を崩壊に導く  Ⅵ

2011-12-26 06:34:49 | Weblog
 
銀行が最終的に集まってきた金を貸す、ただそれだけではなくそこには国の指導があるわけです。市中に流れている貨幣量が減少していると判断すればその対策として何らかの手を打ちます。その対策の手とは減少した原因を是正するのではなく、上っ面だけの対策が現在のより格差を拡大する原因となります。

 それは市中に貨幣量が減少する原因が何なのかの分析とその対策ではなく。なぜこのように書くかというと、市中の貨幣量の減少とはA・Eの関係から見たときCが貨幣を保存してしまったことが原因となっている。つまり人々が生活をしている大きな社会の中でも貨幣量の減少からくる経済の停滞とは、Cのような貨幣を交換にまわさず保存してしまう人が現れた結果にすぎません。そして政府は市中の貨幣量が減少したと判断したとき、金融緩和なる方法として手を打ちますが、幾ら貨幣量をジャブジャブにさせたたとしても、お金を今現在必要として人には、銀行にとってリスクが高いと判断されてしまうため、必要としている人に金が行くわけではなく、リスクをまったく無い人に貸付を行いがちです。リスクのない人それは資産を多く持っている人でしかありません