前の文章では>先進国の経済が活性化できるのか<それはまやかしではないのかと書きましたが、その理由は何かということを私なりに説明していきます。
その前に以前縄文ビトのハンドルネームで書いた「経済の原理原則」を書いておりますのでよろしかったら参照してください。
経済の原理原則
http://www.asyura2.com/09/idletalk38/msg/253.html
経済とは、それは貨幣の動きが重要な要素だと考えているからです。
例えを出してみます。
Aが自己の労働を1枚の貨幣(カネ)に換え、Bが作り出した商品と交換します。そこにはAが持っていたカネがBに渡ります。BはそのカネでCの持っている商品と交換します(つまりCの商品を買うという行為です)Aの所有していたカネがBを通してCに渡ったわけです。CはDの持っている商品を買います。DはEの持っている商品を買います。そしてEはAが持っている商品を買います。
つまりここでは簡単な例ですが最初にAが持っていた1枚のカネがB、C、D、Eを通してAに戻ってきて一巡したわけです。そしてお互いに作り出した商品が売れたということになります。
さらにまたAがBの商品を買い、その関係がEまで続きAの元へ戻ってきたとします。そこにはAからEまで2回商品を製造しなくてはなりません。
たった1枚の貨幣が2回の商品製造をさせたことになります。この関係がさらにAからEを通してAまで戻ってきたとき1枚の金が3回の商品を各自に作り出させたわけです。
これが経済の基本です。もし誰かがAの最初に製品と換えたカネを途中で止めてしまったら経済は動かなくなり不況ということになります。
また逆に1枚のカネであったとしても何回かの商品との交換を繰り返すならば経済は活況を呈したことになります。
そこで問題となるのが前の文章で書いた、「G20」で出された経済回復という意味が本当なのかということです。先進国では経済を活性化させるために国債を大量増刷し、何とか供給過剰経済に対し需要を増やし、最終的には雇用を安定化させようとしているわけです。
ただしここでいえることは現在の先進国経済とBRICS(ブリックス)ブラジル・ロシア・インド・中国等の経済とは違うということです。
現在これ等4カ国は前の例えで書きましたがAからEの貨幣と労働の交換が活発に行われます。それまで自己の労働を貨幣に換えることができなかったため、商品を買えなかった人たちが、貨幣を持ったことから商品に対する購買意欲が旺盛になり、商品が売れる。
そのことがまた商品を製造させ、結果労働との交換で貨幣を手にすることができます。さらにそれまで持つことができなかった商品を購入する。
この関係がブリックス等の国々では、まだまだ続くと予想できます。
ただ土地等の投資によるバブルを作り出さなければという前提になりますが。
またキン(金)だけの投資であるならばいくら上がろうとそれほど大衆には問題ないと考えます。(キンは誰かが売り始め、買う人が少なくなったとき、ほんの少しの商品が動いたことで、これまで上がってきた全体的な価格がどんどん下がるのは目に見えているからです)
そこで現在の先進国では市中に多くのカネを投入したとして、AからEまでの労働と貨幣の交換による経済の活性化が起きるのかと言うことになります。
その前に以前縄文ビトのハンドルネームで書いた「経済の原理原則」を書いておりますのでよろしかったら参照してください。
経済の原理原則
http://www.asyura2.com/09/idletalk38/msg/253.html
経済とは、それは貨幣の動きが重要な要素だと考えているからです。
例えを出してみます。
Aが自己の労働を1枚の貨幣(カネ)に換え、Bが作り出した商品と交換します。そこにはAが持っていたカネがBに渡ります。BはそのカネでCの持っている商品と交換します(つまりCの商品を買うという行為です)Aの所有していたカネがBを通してCに渡ったわけです。CはDの持っている商品を買います。DはEの持っている商品を買います。そしてEはAが持っている商品を買います。
つまりここでは簡単な例ですが最初にAが持っていた1枚のカネがB、C、D、Eを通してAに戻ってきて一巡したわけです。そしてお互いに作り出した商品が売れたということになります。
さらにまたAがBの商品を買い、その関係がEまで続きAの元へ戻ってきたとします。そこにはAからEまで2回商品を製造しなくてはなりません。
たった1枚の貨幣が2回の商品製造をさせたことになります。この関係がさらにAからEを通してAまで戻ってきたとき1枚の金が3回の商品を各自に作り出させたわけです。
これが経済の基本です。もし誰かがAの最初に製品と換えたカネを途中で止めてしまったら経済は動かなくなり不況ということになります。
また逆に1枚のカネであったとしても何回かの商品との交換を繰り返すならば経済は活況を呈したことになります。
そこで問題となるのが前の文章で書いた、「G20」で出された経済回復という意味が本当なのかということです。先進国では経済を活性化させるために国債を大量増刷し、何とか供給過剰経済に対し需要を増やし、最終的には雇用を安定化させようとしているわけです。
ただしここでいえることは現在の先進国経済とBRICS(ブリックス)ブラジル・ロシア・インド・中国等の経済とは違うということです。
現在これ等4カ国は前の例えで書きましたがAからEの貨幣と労働の交換が活発に行われます。それまで自己の労働を貨幣に換えることができなかったため、商品を買えなかった人たちが、貨幣を持ったことから商品に対する購買意欲が旺盛になり、商品が売れる。
そのことがまた商品を製造させ、結果労働との交換で貨幣を手にすることができます。さらにそれまで持つことができなかった商品を購入する。
この関係がブリックス等の国々では、まだまだ続くと予想できます。
ただ土地等の投資によるバブルを作り出さなければという前提になりますが。
またキン(金)だけの投資であるならばいくら上がろうとそれほど大衆には問題ないと考えます。(キンは誰かが売り始め、買う人が少なくなったとき、ほんの少しの商品が動いたことで、これまで上がってきた全体的な価格がどんどん下がるのは目に見えているからです)
そこで現在の先進国では市中に多くのカネを投入したとして、AからEまでの労働と貨幣の交換による経済の活性化が起きるのかと言うことになります。
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