オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

トマトの種蒔き

2023年08月14日 21時10分51秒 | 家庭菜園

今日のハイライトは、野菜の種を蒔いたことです。トマト、ズッキーニなどの夏野菜を蒔きました。今、蒔けば、初夏には食べ始めることが出来ると思うのです。冬の間は寒いので、生育は遅いですが、春になってから種蒔きするよりも、今、蒔いた方が、収穫が少しは早くなると思います。

種蒔きで、問題となるのは、種には2種類、固定種(エアルーム)と交配種(F1・ハイブリッド)があることです。

日本でも同じだと思うのですが、こちらのスーパーや、園芸店、ホームセンターで売られている種は交配種(F1、ハイブリッド)です。この種は一世代目は、大変、良い作物が出来る様に改良されているので、八百屋で売られている野菜や果物は交配種だそうです。ただ、交配種の問題は、その野菜や果物の種を採って、次の年にその種を蒔いても、良い作物が出来ないのです。つまり、種は一代限りしか良い作物が出来ないようになっています。これらの交配種は人工的に開発された種で、種の会社から、毎年種を買わなければならない様になります。

これに対して、固定種(エアルーム)は、昔からある種類の果物や野菜の種で、収穫後に種を採っておいて、次の年にその種を蒔けば、同じものが収穫できます。昔からある野菜や果物ですから、何代にも渡って、何十年、何百年と収穫した種で同じ作物ができます。収穫は交配種にくらべると、劣っていて、収穫量は8割ぐらいかもしれません。

しかし、この固定種があれば、毎年園芸店やホームセンターで種を買う必要がなく、固定種を専門に扱う園芸店やオンラインで一度買えば、次の年からは、種屋で種を買う必要がありません。半永久的に種を買わなくても良いのです。

皆さんなら、どちらの種を選びますか? 僕なら、固定種の方が良いと考えます。沢山種を蒔いて、収穫した実を一つ、又は、一株だけ種が出来るまで放っておけば、永久に種を買う必要がないからです。毎年ホームセンターでお世話になることもありません。

毎年種を買えば、30年買い続けたら、馬鹿にならない金額になります。例えば、大根。種一袋が300円なら、一見、安く思われるかもしれませんが、毎年買ったら、30年で9千円です。高いですよね。固定種なら、一袋300円で、30年でも50年でも半永久的に種が出来ます。なので、一度、300円払うだけで良いのです。

そして、固定種は、種を作る楽しみもあります。例えば、大根を一株収穫せずに残すと、花が咲いて、種ができます。一株の大根から、多分2百か3百ぐらいの種が出来るのです。大根は毎年50株も植えれば十分ですから、残りの種はご近所さんや友達に分けてあげることができます。それとも、苗を作って分けてあげると、更に喜ばれます。種をあげても、実際にその種を蒔く人は、2人か3人に一人でしょうか。多くの人は種を貰っても、蒔くのを忘れたり、捨ててしまったりするようです。

そういうわけで、我が家の畑の種のほとんどは、オンラインで購入した固定種で、夏になったら、美味しいトマトを食べるのを、楽しみにしています。

それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。

 

 

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