オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

50歳でリタイアしたアメリカ人の友達

2023年08月30日 20時06分03秒 | 早期退職

天気予報で分かっていたことですが、、、今日は朝から、ほぼ一日中、雨が降っていました。スキーヤーにとって、雨は大敵なのです。なぜなら、その理由は、雪が溶けるから。気温が零度以上に暖かくなっても、雪は溶けますが、雨は、急激に雪を解かすのです。

なので、ここのスキーヤー達は、RAIN(雨)という事は禁句。この言葉は、使ってはいけない程、恐れられている言葉だと言ってよいでしょう。

今年のスキーシーズンの初めに、家族と来た時は、屋根から落ちた雪が1.5メートル以上、窓の外に積もっていたのですが、今回は全くありません。(写真参照)

雨が降っていると、当然ながら、どんなに高性能のゴアテックスのレインコートを着ていても、濡れてしまいますから、体温が下がって低体温症の危険もあります。それに、雨が止んでいても、霧が出ていて視界が悪かったので、今日は一日中、ロッジで過ごしました。

朝、起きた時は、トイレにしゃがむ時は、太ももの筋肉痛が酷かったですが、足を休めた為か、今晩はかなり痛みが回復しました。

今日のハイライトは、アメリカ、オレゴン州の田舎の大学にいた時に、同じ寮で一緒だった日本人Hさんがフェイスブックで僕を探してくれて、メッセージをくれました。その人に、僕の友達だったアメリカ人のブライアンの連絡先を’教えてもらって、ブライアンと2時間ほど、チャットをしていました。

彼は6年程前の50歳の時にリタイアして、今は、高校生の子供達と奥さんと一緒に悠々自適に暮らしているそうです。アメリカでは、50代でリタイアすることは、特に珍しいことではなく、ストレスを抱えて、沢山お金を儲けるよりも、出来るだけ早く仕事を辞めて、ストレスなく家族と一緒に楽しく過ごす方が大切だと考える人が多くなっているようです。

つまり、少し前までは、一生懸命に働いて、お金持ちになることが、アメリカンドリームでしたが、ここ最近では、なんとか生活する見通しが立てば、出来るだけ早くリタイアすることが、アメリカンドリームになっているようです。

しかし、日本では、これと対照的で、定年した後も、65歳までは働かせてもらいたい、などと出来るだけ遅くまで働くことが理想とされている方が多い気がします。

そこには、リタイアした後の幾つかの不安があるからだと思うのです。

まず始めは、経済的な不安、そして、職場の人間関係から離れて孤独になる不安、最後に、毎日何をしたら良いか分からない不安です。

今まで、給料は毎月、自動的に銀行口座に振り込まれ、生活が保障されたのですが、それが無くなる不安。年金は給料よりかなり少ないですから、それで生活が出来るのかという問題があります。

リタイアするまで、人間関係は職場だけだった人が、リタイア後は、その人間関係が清算されて白紙に戻る訳ですから、不安になるのも当たり前です。昔の職場の肩書きが通用しない世界で、これから、どうやって新しい友達を作るのか分からない人も多いのではないかと思うのです。

そして、今まで、朝から夜まで、仕事ばかりしてきた人は、毎日家にいて何をするのでしょうか。殆どの人が、何をしたら良いのか分からないのではないでしょうか。働いている間、趣味や興味がなかった人が、定年後に新しい趣味を始めるのは、難しいように思われます。

この様に、今まで、仕事人間だった人は、リタイア後の生活に順応するのは、難しいかもしれません。特に高齢でリタイアすると、順応はより難しいのではないでしょうか。

それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。

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