
ウスバシロ(ウスバアゲハ)やギフチョウのように蝶々の中には交尾した後に別のオスと交尾をさせないようにメスに貞操帯をつけるやつがいます。
もちろん、その貞操帯を巧みに外して交尾を迫る不貞の輩もいるわけでして…
でも、これは特別な例ではなく、普通のチョウであっても交尾後にメスの交尾孔(黄丸)にスフラギス(sphragis)という乾くとカチカチになる接着剤みたいなものを充填して栓をしてるんですぅ。
オスは、これを充填する事によって他のオスと交尾できないようにしているのですが、昨日、強制交尾(ハンドペアリング)をさせたオオムラサキのオスは、ご覧の通りで糸を引いたように充填してやんの。(※黄矢印)
あのさぁ・・・
頑張ってくれたのは良いんだけどよぉ、これがカチカチに乾いたら邪魔になってメスは卵を産めねぇだろ!
後で、このカチカチに固まった突起はハサミを使って切ってあげるけど、初めてだからと言っても限度ってもんがあるだろ!