話の始まりは昨日のこと…
夏の青い空と白い雲に誘われて、ちょいとお出かけをしてきました。
で、その場所はと言うと紛うことなく山!
だって山は鳥のさえずりを聞きながら涼しい風に吹かれていると何気に癒されますからね。
そんな場所に車を置いて歩いていると…
道脇で落葉高木のアワブキを見ーーーーーっけ!
で、そのアワブキの葉を見ると、あちらこちらの葉っぱの先に切れ端を綴ったモビールが下がっているじゃないですかぁ。
そう、これはスミナガシの幼虫が作ったモビールですよ。
おまけに、このモビールの“
つくり”には一定の規則性があり実に面白い。
そして、この葉脈
(主脈)の先には擬態するかように小さな幼虫が隠れてるんだなぁ…
えっ!?
こんなんじゃ見えない?
ですよねぇ…
ならば、これならどうですか?
はらぁ…
本当に上手く隠れているでしょう。
そこで、この小さなスミナガシの幼虫を連れ帰ることにしたのですが、問題はここから…
兎にも角にもアワブキという植物は水揚げが悪く、わずか数時間で葉っぱは乾燥してシャリシャリになる。
しかし、このアワブキの枝を燃やすと切り口からブクブクと泡を吹くことからアワブキ
(泡吹)と名付けられているのに、こうも簡単に葉っぱが乾燥するのか爺さんは理解に苦しむ。
だから…
何時も、こんな感じに2つのボンカップを重ねて飼育している。
そうスミナガシの卓上飼育ってやつですよ。
これだと空間湿度が保てるのでアワブキの葉っぱは5~6日は使える。
だから小さな幼虫を3齢の後期まで、この容器で引っぱって袋掛けするなど次のステージへ移るんだけど…
場合によってはビン挿しにしたアワブキを吹き流しの中へ入れて、全体をビニール袋で包むとボンカップと同様に5~6日は青々とした葉を維持してくれるので幼虫の回収から3回程度の餌替で蛹化してくれる。
と、言うことで…
新たな飼育アイテムとして20匹のスミナガシを飼うことになりました。