錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

大晦日を迎えた桃林寺

2024年12月31日 | 歴史探訪

その昔、大阪で豊臣と徳川の戦いが繰りひろげられた614年 (慶長19年)に琉球王国第7代国王の進言にて沖縄県石垣市石垣に創建された桃林寺。
そして日本最南端の禅寺としても知られる歴史ある桃林寺ですが、明日に控えた新年の準備が整ったようです。
今年一年の穢れを払い、明日に迎えるお正月。
とは言えども単に暦が変わるだけの事なのですが日本の民として行う最初の行事。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朽ちた切り株

2024年12月15日 | 歴史探訪

ここ写る朽ちた切り株は50年ほど前に切り倒された大きなクスノキの残骸です。
そして、この錯乱坊の爺さんが子供の頃…
1970年の前後くらいかなぁ?
トトロが宿るような立派なクスノキの上に簡単なツリーハウスみたいなものを友人たちと作り中で遊んでいた。
今だったら本人たちだけでなく親も呼び出されて叱責されるところなんだろうけど…
当時は寛大だったのかもしれない。
そんなクスノキが今では切り倒されて朽ち果てた切り株と化している。
そして、この場所は明治十年(1877年)の頃に勃発した西南戦争において有栖川熾仁親王の本陣が置かれた場所でもあり、この大きなクスノキも先の大戦だけでなく西南戦争の戦火を逃れた貴重な木の一つだったかと思います。
そんな立派なクスノキが今では切り倒されて、切り株だけが何とか姿をと止めている…
そんなことに思いを馳せると、この切り株に自身の姿を重ねてしまう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

御朱印

2024年05月19日 | 歴史探訪

昨日は朝から天気に恵まれてお出かけ日和。
そんなこともあって何かしら美味しいものでも食べようかと山(阿蘇・久住)へと向けて車で出かけたものの途中で予定を変更し熊本市内へと向かった。
で!
その目的の場所はというと…
はい、熊本の象徴とも言える熊本城。
しかーし!
皆さんも既に周知の通りで2016年4月に発生した熊本地震による復旧工事で入場制限があり、天守閣の勇姿が間近で見られるのは二の丸広場や加藤神社から…


そこで昨日は復旧のために櫓で囲まれた宇土櫓の横にある加藤神社を訪ねた。
ちなみに混んでなければ参拝者は車で入れる。
で、その鳥居前で会釈をし社殿へと向かうと…


加藤清正に扮したくまモンがお出迎え。
そして、これまでの細かい作法は割愛させて頂いて…
社殿の前で二拝二拍手一拝で拝礼し、最後に一歩引いて会釈。


その後は社務所へと向かい御朱印をお願いした。
息子に言わせると御朱印は爺さんのスタンプラリーとか悪態をついていたのですが、百歩譲ってタンプラリーとしても最後に頂くのは大きな功徳。
我が息子も人としての修行が、まだまだ足りぬようです。
そして、この後は健軍神社と琴平神社を訪ねてきたのですが、この話の続きは別枠で…

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柳川市 さげもん(吊るし飾り)

2024年02月21日 | 歴史探訪

早いもので2月も1週間ほどで終わりますね。
こんにちは錯乱坊の爺ちゃんです。
さてさて、話を元に戻しまして…
これらら1週間も過ぎると月は変わって弥生の3月です。
そして月替わり早々のイベントと言えば桃の節句… ひな祭り🎎ですよ。
で、お隣の柳川市にある山田屋さんへと食事に出かけてみると…


柳川市の吊るし飾り、『さげもん』がお出迎え…
赤白の布を巻きつけた直径約40cmの竹輪に7列7個の49個下げも飾り。
人生50年と言われた昔の時代に、女性は一歩引いて49年として下げられる飾りも49個。
けどぉ…
その真ん中に大型の柳川鞠を2つ加え計51個にし、当時の平均寿命を越えて長生きできますようにと願いが込められている。
と、言うか…
男子を差し置き、51個とは何たることかっ!
なーんて咎められても、『いえいえ、これは女子が遊ぶ手毬でございまする』と言い逃れが出来ますからね。


しっかし、また鰻かよ!
はい、これと言って行くとこが無かったので…
でもぉ、最近は少し飽きてきちやいました。

さげもん… お見事!👈話を逸らすな!

御後が宜しいようで…🙇

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四ツ山神社

2024年02月14日 | 歴史探訪

ここに写る小高い山(四ツ山)の山頂は、その昔に虚空菩薩が降臨した地と云われ四ツ山神社が祀られています。
また虚空菩薩が転訛して『こくんぞさん』と称して地元の人々に親しまれている。
そんな荒尾市大島の『こくんぞさん』ですが…
この2月13日と秋の9月13日に『こくんぞさん祭り』が斎行され社殿前に用意された福銭の『五円』を借りる。
で、その福銭の『五円』を神棚や財布に納め、ご利益をいただいた後に倍額以上を添えて返し再び新たな福銭を借りる。
まぁ、世俗にまみれた生臭な錯乱坊にとっては、このシステムの方が気になるんだけど…
中には借りた福銭を踏み倒す輩もいるわけだから、ここから先は触れないでおこう。
で、話は戻って…
そんな四ツ山神社の『こくんぞさん祭り』が斎行され昨夜は山頂までの300段の石段に明かりが灯されてました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山仕舞い

2023年10月02日 | 歴史探訪
早いもので暦は10月。
こんにちは錯乱坊の爺さんです。
何時もであれば冬の寒さもなんのその、オオムラサキやらゼフの越冬卵を求めて山へと出かけていたジイですが1月に受けた心臓手術の経過が思わしくなく、それに続くように新型コロナの罹患後遺症で冬場の採幼と採卵は断念することにしました。
よって、これにてジイは山仕舞い。


と、言うことで…
シースン中の感謝とお礼を含めて山に祀られた山の神の祠を訪ねてきました。
ただ、この爺は猟師や林業従事者ではありません。
しかし山からの恩恵を受ける身としては当然のことかと…


で、その祠は大きなウラジロガシに囲まれるようにして祀られている。
このウラジロガシが長い年月をかけ成長してきたように、この祠も山に関わる人の手により守り継がれてきたのでしょう。
山を敬い 山に感謝。
来期も良き出会いがありますように…

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の行事が一つ終わった…

2023年07月24日 | 歴史探訪

まだ梅雨が明けきれぬ九州北部の昨日、福岡県の南部では早くも夏の行事が一つ終わりました。
それが筑後南部と熊本県の一部で行われる夏の風物詩、大蛇山まつり。
その始まりは寛永時代の頃とされ日本神話に登場する建速須佐之男命の神事と当地に伝わる三池大蛇の伝説が上手く融合したものだろうと思う。


そして…
この爺が子供の頃は今のように花火・煙幕だけでなく派手に爆竹が慣らされていて地域ごとに引かれる山車ではお決まりの喧嘩が勃発。
おまけに祭りが終わると大蛇のパーツは縁起物として力づくの奪い合いなることから廃止され、今では人気の各部位は後に支援者へと贈呈されている。


そんな山車の上では踊りながら花火を散らし、下は下でドンチャン騒ぎ。
そこへ殴り合いの喧嘩とくればヤクザ祭りと称されても仕方がない。
まぁ、その頃から比べると今では御行儀良くなりました…ww


よいさぁ!よいやさぁ!
この時ばかりは男も女も囃子に合わせて踊れ踊れ!


しっかし、最近の大蛇は口も光るが目も光る…
そんな怖い大蛇の前では子供の無病息災を祈願する通称『かませ』という行事が執り行われる。


抱きかかえられた子供が大蛇の口へと押し込まれ、その時に子どもが泣けばご利益が大きいとされている。
しかーし!
それは子供にとっては怖いもので、この爺も小さい頃は大嫌いだった。
そんでもって親は横で笑ってたもんね。
だから…
心の中は『なに笑ってんだよ!』って感じですよ。


そんなこんなで今年も爺の孫は… 餌食になった。
だから事を終えると、大人なんて…
大人なんて…
じぇったいに信用なんかするものか!みたいな👀で睨んでた。


そんな厳戒態勢の中で執り行われた大蛇山まつりも昨日で終わり、まつりの各関係者だけでなく警察官やガードマンによる道路封鎖や誘導など本当にお疲れさまでした。
でもぉ…
これで終わりじゃないからな!


えっ!
まだやるの?
ん、来年ね…ww

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雛飾りの“さげもん”

2022年02月27日 | 歴史探訪

ここ福岡県南部の柳川市周辺では、雛祭りの飾り付けに2つの“柳川まり”を合わせた『さげもん』なる吊るし飾りが江戸の時代から伝わっています。
※似たようなものに静岡県の『雛のつるし飾り』や山形県の『傘福』がある。
そして、この由来については諸説あるのですが基本的には天枠から7本の吊るし糸が下がり、その一つの糸に7個ずつを下げた49個で構成されるのですが、その昔に50年とされた平均寿命からすると49では一つ足らない。
そこで“柳川まり”の2つを合わせ、その数を51個にすることで嫁いだ娘が四十苦労(四十九)せぬよう、また当時の平均寿命以上の人生を全うできるようにと願いを込めてあるそうな。
そして・・・
この“さげもん”の飾りは母親や祖母、また親戚や友人が着物の端布や布団の残り布を使って縁起物を象って手作りされたものと云われています。
例えば・・・
這人形は健やかに育つという願い。
ひよこ🐤(鳥)は可愛らしさ。
また、桜は花のように育つ・・・ などね。
で、毎年のことですが雛祭りを前にした今の時期になると、福岡県南の柳川市周辺では『さげもん』と呼ばれる吊るし飾りを見ることができます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小雪が舞う中でお宝探し、その続き

2022年02月21日 | 歴史探訪
先週の16日にトレジャーハンティングを気取って西南戦争の弾丸探しをやってみたのですが、出かけたのがお昼を過ぎた時間帯だったものだから木々が押し茂る中は薄暗くて怪しげな感じ。
と、言うか・・・
ここは150年ほど前と言えども数千人が亡くなった場所だけに、いろんな妖的な逸話か語り継がれているのも事実。
だから日暮れが迫る中、目的としたものも得たことだし早々に撤収しよう!
そう思いながら金属探知機のセンサーを造成された畑の法面やら地面にかざしながら車へと戻っていると突然 ピュ~ と反応が・・・
でも、時として誤って反応することもあるのでセンサーを何度が左右に振ってみると、やはり同じ場所で反応する。
そこで、ここ掘れワンワンとばかりに10cmほど掘ったところで硬い感触が指先に伝わった。
が!
小銃の弾にしては大き過ぎる。
もかしかして、これってスチール缶かぁ?
と疑いながらも周りの更に掘ると・・・


ん!?
これって、もしかしてもしかすると・・・・
西南戦争時に使用されていた四斤榴弾(曳火弾)の破断片かぁ?
いや、ここではミニエー弾も出てきいる事から間違いない。


そして掘り上げて手に持つと、おっ・・・ 重い。 
しかーし!
それは土に塗れて確信が持てない。
でも、取敢えずチャック付の袋に入れてポーチの中へ入れる。
ところが、この一つでは終わらなかった。


その場所から3~4mほど離れた場所で再び反応が・・・・
で、早々に掘ってみると同じ形をした鉄の塊が現れた。
おっ!?
これって同じ四斤榴弾(曳火弾)の破断片かぁ?と、思って先の破断片をポーチから取り出して断面を合わせてみると見事に一致した。
その後、周辺を探すも反応はなく刻々と日没時間が近くなっていく事もあって、ここは『君子危うきに近寄らず』とはがりに暗くなる前に急いで撤収ぅ!
ただ、この二つの破断片は車のトランクに乗せたまま放置してたのですが・・・・


土くれと化していた破断片を今朝になって水で洗い流してみると・・・
信管部分のネジ切痕が現れました。
これで四斤榴弾(曳火弾)の弾頭部分であることが確定です。
ただ、全体が分からないと思うので・・・


収蔵庫から四斤榴弾(曳火弾)を引っぱり出してきて並べてみたものが👆これ。
こうやって見ると破断片の部分がイメージとして伝わるのではないかなぁ?
そして最後に・・・
これらの地域の一部は古戦場跡として史跡に指定されているだけでなく、許可も得ず他人の土地や畑の中に立ち入る行為はトラブルの元となますのてご注意くださいね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小雪が舞う中でお宝探し

2022年02月16日 | 歴史探訪
はーい 皆さん、こんばんは。
今日、2月16日は強い寒気の流れ込みで、ここ福岡県だけでなく列島全体が冷蔵庫の中みたいに冷え込んでますね。
おまけに、この冷え込みは暫く続くと予想されている。
ならば、お家の中に大人しく引籠る?
いやぁ、そりゃないな。
と、言う事で・・・・


タラララッタラ~
今日はチラチラと小雪が舞う中でトレジャーハンティングへ出かけてきましたぁ
が!
その空には少しばかりの青空はあるものの、大半が雲に覆われてピュ~〰っと風が冷たい風が吹きつける。


そんでもって・・・
出かけたのがお昼を過ぎた時間からということもあって、周囲も薄暗くて何となく怪しげな感じ。
まるでインディ・ジョーンズの大冒険ってかぁ…ww


で、ちょうど1週間ほど前だったけかなぁ?
熊本市西区(熊本県)にある九州森林管理局へ出向いた帰りに立ち寄った山林脇でのこと・・・
何気に交わした挨拶からトレジャーハンティングの許可をいただけたんですよ。
そう、その挨拶を交わした方は山林の持ち主だったんだなぁ。
そこで早々に秘密兵器の『たむしチンキ』・・・
いや『金属探知機』を組み上げて捜索を開始。
すると、落ち葉の下や地中の浅いところからピユーと反応が・・・
キタかぁ?と思いきや、それはポイ捨てされた錆びたスチール缶だったりガラスビンの王冠などときたもんだ。
まぁ、これが現実なんだろうけどクシャクシャに潰されたアルミ箔とかにも反応するものだから、その内にイラっとしてくる。
そこで、あることを思い出す。


そう、👆このミカン畑の地主さんにも許可を貰っていたのです。
地主さん曰く・・・
昔は普通に転がってたけど、その後はミカン畑に造成したから今は無いと思うよ。
なーんて事を言ってた。
けど、その造成で出た土は搬出しいないのだから目的のモノは畑の地中に残っているはず・・・
そこで、この画像に写る法面であったり平坦な地面に反応板をかざしていると、突然ピューと地中の金属に反応する。
またスチール缶ですかぁ?
それともピニールハウスのアングルバントとかフックバンドかなぁ?
なーんて疑いながらも地面を掘ると・・・・


タラララッタラ~
あったぁ!
ただ、ご覧のように硬いものにでも当たったのか?、その鉛の弾は残念なことに側面から完全に潰れてましたけどね。
しかーし!
これにて145年前の内戦において実際に使用された銃弾をゲットすることができました。
ただ、そうなると次も来る!


ミカン畑の法面に反応があり、そこへ目を向けると・・・・
おーーー
そこにあるのは銃弾のケツではござんせんか。
それも、今度は潰れてない。
願わくば頭が潰れてましたぁ!なーんてことが無いようにと願いながら掘り出すと・・・・

タラララッタラ~
キタ――(゚∀゚)――!!
いやぁ、これ、これ、これを探してたんですよ!
これにて今日の任務は完了!

ちよっと待ったぁ!

ここで話は終えてたいところなのですが、この話には続きがあるのです・・・・

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする