錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

ファイヤーフライが闇に舞う

2024年05月09日 | 昆虫・植物
生きものの世話は24時間待ったなし!
おはようございます。
毎度、幽霊のように暗い中で彷徨い歩くシジイでございますぅ。
そんな草木も眠る丑…
それも三つ時にジュズの葉を採りに駆けだした爺さんですが、目的を終えて帰ろうかとすると闇の中に灯る小さな明かり。
それも闇に紛れるように 一つ… 二つ… 三つ… と怪しく光る。


そう、GWも終えたはかりだというのにゲンジボタルですよ。
とは言え…
ここ福岡県の南部では後2週間もすると本格的な発生を迎えるのですから、その走りというところでしょうか?
しっかし、このジジイが子供の頃は河川環境が良かったこともあって、これぞ源氏というくら体も大きかったのですが最近はエサ不足が影響してか矮小化しています。
まぁ、それもこれも当時の標本が手元にあればこその話なのですが…
ただ、そんな話は置いといて福岡県の南部では今年もゲンジボタルが発生を始めましたというお話でした。
それでは皆さん、おやすみなさーーーい

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孵化の兆候 キタ――(゚∀゚)――!!

2024年05月09日 | 昆虫・植物

GWの最中に羽化したナミアゲハと近くの山でGETしたミヤマカラスを交尾させ強制採卵。
いやぁ…
低山地のミヤマカラスだけに既に発生のピークを過ぎてボロばかりだったので、そんな組み合わせで交尾が成立するか気を揉んでいたのですが産みつけられた卵に孵化の兆候が現れました。
但し、異種間交配という障害もあって兆候が現れたからと言って、必ずしも孵化してくるという保証はない。
でも、やっぱり期待しちゃうのよね。
早く芽を出せ柿の種 じゃないけど 早く出てこいイモモムシ・ケムシ

出ないとハサミでチョン切るぞ!

おー 怖っ!😱

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オニグルミ

2024年05月08日 | 昆虫・植物
何時のことだったか記憶は曖昧なのですが… 
我が家の裏庭には実生で育てた2本のオニグルミがある。
もちろんクルミを得るためではなく、この葉を食べて育つオナガシジミを育てるためなのですが最近はオナガシジミを育てる機会を失っている。
しかし、このオニグルミは日々成長をしている訳で、高く伸びた枝先には毎年花を咲かせる。
が!
その花は実を結ぶことなく終わっていたのてすが、今年はイケるかもしれない。


ただし台風の接近や上陸が無ければなんだけど…
この爺が子供の頃は固いクルミの実を拾い集めては割って食べたものだけど、今どきの子供たちは野山に育つオニグルミの存在すら知らない。
普段は知らなくても済む知識だけど、大きな災害時には有用植物の知識が身を守ることもあるだけどなぁ…

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連休中は異種間交配…

2024年05月07日 | 昆虫・植物

最長10連休のGWを利用して、この爺を慕って多くの人たちがやってくる。
が!
そんな事情を待ってくれないのが手元で飼っている生きものたち…
だから玄関のインターホンが鳴る前に、爺さんはエサを採ろうと早朝から柴刈りに出かけていた。
そして連休前半が終わる頃、軒に吊るした吹き流しの中でナミアゲハのメスが下がってた。
しかーし、既に庭では可愛い春型のナミアゲハが産卵に飛来しているので、ここで累代しようなんて気にはならない。
と、言うことで…


山で飛ぶミヤマカラスとカラスアゲハのオスを採ってきた。
ただ、欲を言えばキアゲハとクロスさせたかったのですが、虫採りが苦手なへっぽこ爺さんは吸蜜に飛来したキアゲハのオスを採り逃してしまった。
本当は粘ってでも採りたかったんだけど、訪ねくる子供や孫には勝てず早々に山を後にした…


で、帰宅後すぐに待機させていたナミアゲハとペアリング。
ちなみに…
👆こちらはナミアゲハとカラスアゲハの組み合わせ。


そんなこんなでペアリングを終えたナミアゲハはというと…
その翌日から文旦の葉に真珠のような丸い卵を数多く残してくれているのですが、このハイブリットの卵が無事に孵化してくれるか否かは分からない。
と、言うか上手く孵化したとしてもハイブリットは生存率が悪いんですよねぇ。


ただ本音を言えば、今年はナガサキアゲハをベースにしたハイブリツトにトライしたかったのですが、何分にも羽化してきた個体が有尾のナガサキだったこともあって、そのままダイレクトにナガサキ同士をペアリング。
まぁ、有尾のナガサキですから当然ですよね。
そんなこんなで孵化した幼虫の今は👆こんな感じ…

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GWが終わった…

2024年05月07日 | 雑記(ひまつぶし)

こんちわー✋
早いもので24年のGWも未だか未だかと指折り数え、いざ迎えると“あっ”という間に終わる…
そして、やってきた子供たちに孫の世話に追われ、連休を終えた爺さんとドラえもんの婆さんは疲労困憊。
いやぁ…
マジでキツイっす。
そんなこともあってGW中はブログのUPも儘ならない状況だったんだなぁ。
いや、それよりも前に…
この疲れきった体は何日で回復できるんだろう?
だから娘や息子に声を大にして言いたい。
お前らのオヤジはスーパーマンじゃないんだよ!
少しは年寄りを労われ!



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この虫にピンときたら要注意!

2024年05月02日 | 昆虫・植物
明日からはGWも後半に突入。
どげんしよるのぉ?
こんにちは✋ 彷徨い歩く爺ちゃんです。


さて、今朝は👆こんな生き物が網戸に止まってましたよ。
そう、こいつの正体はキイロカミキリモドキ。
なーんだ、また虫の話かよ
何て思わず、ここは少しだけお付き合いください。
このカミキリモドキは外部から刺激を受けると後ろ足の基部からカンタリジンという有毒物質分泌し、それが皮膚に付くと火傷のような炎症を起こす。
おまけに何処でも見られる昆虫で誤って手や足で潰したりして微量の体液がついただけでも同様の症状を引き起こすのでマジ厄介。
塩素系漂白剤みたいに『まぜるな危険』じゃないけど、この虫は『触れるな危険』って感じかな?
これから夏にかけ家の明かりにも飛来する虫だけに、こいつには十分ご注意くださいね。
最後に爺さんかに一言…

この虫にピンときたら要注意!

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当たるも八卦 当たらぬも八卦

2024年05月02日 | 昆虫・植物
占いとは当たる時もあれば外れることもある… そんな例えで『当たるも八卦 当たらぬも八卦』なる言葉もあるのだけれど、ここでは胡散臭い占いの話じゃない。


それが👆これ!
ここに並ぶ5個の蛹は今季の春に飼育していたキリシマミドリシジミの蛹なんだけど、これをベースに低温処理をやってみました。
処理の工程は…
蛹化後すぐに0℃の温度下で24時間冷却し、その後に4℃の温度下で216時間放置。
これでどうかなぁ?
年末のスジカバやルリモンジャノメでは散々にな結果に終わったので、これで結果が残せるかどうかは分からない。
だから占いの例えと同様で低温処理は 当たるも八卦 当たらぬも八卦 ってやつなんですね。
ただ、宝くじのように買っても当たらないけど、買わないと絶対に当たることはない!
そして、その結果が出るのは2週間後…

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再びの再び… 三度の頂きもの🎁

2024年05月01日 | 昆虫・植物
こんばんは✋
本日最後の記事で登場した爺ちゃんです。


今年の春は緊急入院で八重山遠征をキャンセルしたこともあってからか、杣山型のギフチョウから始まってジョウザンシジミやシルビアシジミの卵と頂きもののオンパレード。
そんなことから先日は『再びの頂きもの…🎁』なんていうタイトルでUPしていたのですが、今日は自宅の郵便受けに一つのレターパック(ライト)が投函されていた。
そして品名を確認すると『植物の葉っぱ』と書かれてる…
が!
その品名だけで凡その推測がでる。
だから早々に開封し中を確認すると…


はい!
品名に書かれていたようにカラスザンショウの若葉。
と、言うことで植物の葉っぱに偽りはない。
けど、その葉には小さなカラスアゲハの幼虫が付いているではないですか。
それもトカラ亜種(P. dehaanii tokaraensis)のトカラカラスアゲハときたもんだ。
いやぁ…
杣山型のギフチョウから始まり再びの再び… 三度の頂きものです。🎁
皆さんの御厚意には本当に感謝しかありません。
そして出来る事であればハンペして累代したいものですが、南方系のカラスってお寝坊さんが多くて雌雄のタイミングが合わないんですよねぇ…

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ルリタテハの強制採卵

2024年05月01日 | 昆虫・植物
暦は今日から5月。
いやぁ… 時の経過って早いものですねぇ。


そして👆こちらはルリタテハの幼虫が食べるサルトリイバラ。
ここ福岡南部では桜の花が咲く頃に合わせて若葉を伸ばしはじめるのですが、それと同時に眠っていたルリタテハも活動を始める…
そんなこんなで最近の林道では占有行動をとるルリタテハのオスを良く見かけるようになりました。
が!
これらのルリタテハは越冬明けの個体だけに翅はボロボロで捕獲しようなんて気にはならない。


ただ、占有行動をとるオスがいるってことは近くでメスも飛んでるわけでして、サルトリイバラの柔らかい葉を探すと小さな幼虫も観察できる。
で、そんな観察を続けていると… 
産卵場所を求めて飛び回るメスを見ーーーーっけ!


で、そのメスのルリタテハを手早く捕獲して爺ちゃんオリジナルのジュースを吸わせ強制採卵をはじめたという次第。


そして吹き流しに採卵セットを組んで『多くの卵を産んでくれると嬉しいんだけど…』なーんて思っていたら…


案ずるより何とかで、サルトリイバラの若い葉にペタペタと産んでいるではないですかぁ。
※ちなみに指先の黒いものは葉裏にある卵のシルエット
でもぉ、産ませたまではイイけれど、昨日のムラサキサツバメシジミと合わせて大量の卵と幼虫をどうするの?
まぁ、そんな時は何時もの常套手段で奇特な方々の元へ強制送致… かな?
そんでもって、その箱には大きく返品不可と記してね。

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ムラサキツバメシジミの採幼

2024年05月01日 | 昆虫・植物
こんちわー✋
彷徨い歩く爺さんでーす!


さて、今日のお話は…
春飼育の口火を切ったゼフ(ミドリシジミ類)の飼育も蛹化という節目を迎え、今では数多くのダルマさん(蛹)が台紙に並びました。
そうなると貧乏性と言うか飼育バカの爺さんは何となく手持ち無沙汰。
と、言うことで…


昨日の5時過ぎにムラサキツバメの幼虫を採集しようと車を走らせた 🚗
そして車を降りて食樹であるマテバシイの柔らかい葉先を探すこと数分…
 みーーーーーっけた!
ほらぁ、ムラサキサツバメシジミの幼虫が手を振ってますよ。
ここですよー って感じでね。


そして萎縮したように巻いたマテバシイの葉を広げると…
はい!
ちっこい幼虫が隠れてる。
もちろん親衛隊のアリンコ軍団を引き連れてね。
そんでもって、👆こんな小さな幼虫から大きいものでは近々蛹化を迎えるそうな終齢幼虫が次々と見つかるものだから楽しくて仕方がない。
しかーし!
出かけたのは午後の5時過ぎで、その空は雨が降りそうな曇天ときたものだから…


気付けば周囲は真っ暗。
そう、あまりにも夢中になったが故に安全に戻る時を過ぎていた…😱
そこには明かりもないし人の気配もない。
正に、ここは何処状態。


で、そんな場所でストロボ撮影してみると、あるのは乱立した木々だけ…
ポイント・オブ・ノー・リターン(Point of no return)
正に回帰不能点を越えようとする時だった。
いや、ちょっとだけ超えてたかも…


そんな状況下で無事に車に戻れたのは午後の6時58分。
ドラえもん(嫁)曰く、『なんで、そんな時間から行くのよ!』って…
だから爺は返した、『だって行きたかったんだもん』ってね。
すると、呆れたように『アンタは小童( こわっぱ )と同じだね!』だって。
おう、任せとけ!
そんなこんなで昨日は1時間半ほどかけてマテバシイの害虫退治をやってきました。
が!
この大量のムラサキサツバメシジミの幼虫が蛹化したらどうしよう…

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