テレビを見ていますと、3Dプリンターなるものについてやっていました。
・“3Dプリンター革命” - NHK クローズアップ現代 - NHKオンライン
No.3323 2013年3月12日(火)放送
「“3Dプリンター革命” ~変わるものづくり~」
動画
・サイエンスZERO/3Dプリンター「魔法の箱」の真骨頂!
(NHK Eテレ: 毎週日曜 午後11時30分~翌午前0時/毎週土曜 午後0時30分~1時(再))
2013年4月14日放送(No.422) 3Dプリンター「魔法の箱」の真骨頂!
●3Dプリンター
簡単に言いますと、3次元データを基にして立体造形する機械、ということのようです。
従来ものを作るには、材料から切り出すか、型に材料を流し込んで作るか、まず部品を作りそれを組み立てるか、というものでした。
たとえばプラスティックのフィギュアを作るには、型を作って流し込むか、部品を切り出して接着剤で貼り付けるか、といったものでした。
それをいきなり立体で作ってしまう、というのがこの3Dプリンターです。
今実際に使われているのは、個人では先ほどあげたフィギュアのようなおもちゃやオリジナルのグッズです。
世界で一つだけのものが作れるのです。
理論的には、データさえあれば、なんでも作れる(らしい)のです。
しかも、データさえあれば、同じものをいつでもどこでもだれでも、いくらでも作れるのです。
企業では、従来簡単には作れなかった試作品を何種類も作ることができるようになったそうです。
今までならそれぞれ金型を起すのに費用がかかったのですが、金型が不要になり、その分費用が節約でき、しかも何種類も試すことができる、というのです。
●数量的な障壁からの解放への期待
これを使えば、従来数量的に売れないからと敬遠されていた、左利きの人のための道具なども、簡単に作れるようになるのではないでしょうか。
以前聞いた話では、持ち方補助具のようなちょっとした文具でも、金型代がかさむので、数量的にかなり売れないと左手・左利き用は作れないそうです。
しかもこれなら、自分専用に作ることもできそうです。
例えば靴などでは、元のデータにアレンジを加えて、自分のサイズに合わせることもできる、と言います。
ネットを見ますと、10代の少年が自分の電動義手を作ったなどという話もあります。
少年の場合、成長に合わせた義手が必要になります。
3Dプリンターを使えば、その辺の調整も可能のようです。
・2013年03月27日 10代の少年が独学で3Dプリンター製の電動義手を開発、その目的とは?
3Dプリンターによる製作なら、誰かがデータを作ってネットにアップすれば、あとはそれをコピーして自分の3Dプリンターで拵えればいいのです。
数売れないからメーカーが作ってくれないとか、販売店が置いてくれないといった問題は、一挙に解決です。
●模型でも違いがわかるかも?
いや仮に、個人で作れないような製品でも、試作品や模型が簡単に作れるのでしたら、この世にあるあらゆる右用の製品をことごとく、左右変換させた左用模型を作り、実際に左利きの人に手にしてもらえれば、面白いと思います。
この世に左用がないため、利き手に合った道具の使いやすさを実感していない左利きの人が多いと思うのです。
そういう人でもただの模型であれ、実際に手に持って使うマネをしてみるだけでも、何か感じるものがあるでしょう。
例えば、カメラでも「慣れれば同じ」と発言する人がいます。
でも、実際は違うんです!
私は京セラのSAMURAIという左手用カメラを持っています。
*『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
〈HPG4〉世界初 左手用カメラ/京セラKYOCERA サムライSAMURAI Z2-L
左手用カメラ、京セラKYOCERA サムライSAMURAI Z2-Lの使い心地(使用感)
初めて手にしたときからしっくりなじみ、最高の気分でシャッターが切れます。
今までの右用で感じていた違和感がまったくないのです。
慣れる必要などないのです。
ところが、実際に左手用のカメラがほとんどないために、体感する機会がないのです。
それゆえ、実感できないので、誤解が生まれるのでしょう。
(今はデジカメに左用がないので困っていますが。)
楽器でも同じです。
左用がほとんどないから、利き手に合った楽器の良さを知らない左利きの人が多いと思うのです。
両手にはそれぞれの役割があるそうです。
作用の手としての利き手と、感覚の手としての非利き手。
楽器で言えば、弦を爪弾く利き手と、正確に弦を押さえる非利き手。
カメラで言えば、狙った瞬間にシャッターを切る利き手と、正確にレンズを動かしピントを合わせる非利き手。
3Dプリンターで起こす左利きグッズ革命!
なんとかなんないですかねぇ。
(3Dプリンターについての詳細は、Wikipediaや↓の本などでご自分で調べてください。)
・『MAKERS―21世紀の産業革命が始まる』 クリス・アンダーソン/著 関美和/訳 NHK出版 (2012/10/23)
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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「3Dプリンターで左手・左利き用品も自由自在?」を転載したものです。
(この記事へのコメント・トラックバックは、転載元『お茶でっせ』のほうにお願い致します。ただし承認制になっていますので、ただちに反映されません。ご了承ください。)
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・“3Dプリンター革命” - NHK クローズアップ現代 - NHKオンライン
No.3323 2013年3月12日(火)放送
「“3Dプリンター革命” ~変わるものづくり~」
動画
・サイエンスZERO/3Dプリンター「魔法の箱」の真骨頂!
(NHK Eテレ: 毎週日曜 午後11時30分~翌午前0時/毎週土曜 午後0時30分~1時(再))
2013年4月14日放送(No.422) 3Dプリンター「魔法の箱」の真骨頂!
●3Dプリンター
簡単に言いますと、3次元データを基にして立体造形する機械、ということのようです。
従来ものを作るには、材料から切り出すか、型に材料を流し込んで作るか、まず部品を作りそれを組み立てるか、というものでした。
たとえばプラスティックのフィギュアを作るには、型を作って流し込むか、部品を切り出して接着剤で貼り付けるか、といったものでした。
それをいきなり立体で作ってしまう、というのがこの3Dプリンターです。
今実際に使われているのは、個人では先ほどあげたフィギュアのようなおもちゃやオリジナルのグッズです。
世界で一つだけのものが作れるのです。
理論的には、データさえあれば、なんでも作れる(らしい)のです。
しかも、データさえあれば、同じものをいつでもどこでもだれでも、いくらでも作れるのです。
企業では、従来簡単には作れなかった試作品を何種類も作ることができるようになったそうです。
今までならそれぞれ金型を起すのに費用がかかったのですが、金型が不要になり、その分費用が節約でき、しかも何種類も試すことができる、というのです。
●数量的な障壁からの解放への期待
これを使えば、従来数量的に売れないからと敬遠されていた、左利きの人のための道具なども、簡単に作れるようになるのではないでしょうか。
以前聞いた話では、持ち方補助具のようなちょっとした文具でも、金型代がかさむので、数量的にかなり売れないと左手・左利き用は作れないそうです。
しかもこれなら、自分専用に作ることもできそうです。
例えば靴などでは、元のデータにアレンジを加えて、自分のサイズに合わせることもできる、と言います。
ネットを見ますと、10代の少年が自分の電動義手を作ったなどという話もあります。
少年の場合、成長に合わせた義手が必要になります。
3Dプリンターを使えば、その辺の調整も可能のようです。
・2013年03月27日 10代の少年が独学で3Dプリンター製の電動義手を開発、その目的とは?
3Dプリンターによる製作なら、誰かがデータを作ってネットにアップすれば、あとはそれをコピーして自分の3Dプリンターで拵えればいいのです。
数売れないからメーカーが作ってくれないとか、販売店が置いてくれないといった問題は、一挙に解決です。
●模型でも違いがわかるかも?
いや仮に、個人で作れないような製品でも、試作品や模型が簡単に作れるのでしたら、この世にあるあらゆる右用の製品をことごとく、左右変換させた左用模型を作り、実際に左利きの人に手にしてもらえれば、面白いと思います。
この世に左用がないため、利き手に合った道具の使いやすさを実感していない左利きの人が多いと思うのです。
そういう人でもただの模型であれ、実際に手に持って使うマネをしてみるだけでも、何か感じるものがあるでしょう。
例えば、カメラでも「慣れれば同じ」と発言する人がいます。
でも、実際は違うんです!
私は京セラのSAMURAIという左手用カメラを持っています。
*『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
〈HPG4〉世界初 左手用カメラ/京セラKYOCERA サムライSAMURAI Z2-L
左手用カメラ、京セラKYOCERA サムライSAMURAI Z2-Lの使い心地(使用感)
初めて手にしたときからしっくりなじみ、最高の気分でシャッターが切れます。
今までの右用で感じていた違和感がまったくないのです。
慣れる必要などないのです。
ところが、実際に左手用のカメラがほとんどないために、体感する機会がないのです。
それゆえ、実感できないので、誤解が生まれるのでしょう。
(今はデジカメに左用がないので困っていますが。)
楽器でも同じです。
左用がほとんどないから、利き手に合った楽器の良さを知らない左利きの人が多いと思うのです。
両手にはそれぞれの役割があるそうです。
作用の手としての利き手と、感覚の手としての非利き手。
楽器で言えば、弦を爪弾く利き手と、正確に弦を押さえる非利き手。
カメラで言えば、狙った瞬間にシャッターを切る利き手と、正確にレンズを動かしピントを合わせる非利き手。
3Dプリンターで起こす左利きグッズ革命!
なんとかなんないですかねぇ。
(3Dプリンターについての詳細は、Wikipediaや↓の本などでご自分で調べてください。)
・『MAKERS―21世紀の産業革命が始まる』 クリス・アンダーソン/著 関美和/訳 NHK出版 (2012/10/23)
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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「3Dプリンターで左手・左利き用品も自由自在?」を転載したものです。
(この記事へのコメント・トラックバックは、転載元『お茶でっせ』のほうにお願い致します。ただし承認制になっていますので、ただちに反映されません。ご了承ください。)
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