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「日本左利き協会」発起人大路直哉さんの新著『左利きの言い分』9月16日発売

2023-09-07 | 左利き
以前、大路直哉さんから9月中旬に出るとお聞きしていた、左利きの本の情報が判明しました。

『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』大路 直哉/著 PHP新書 2023/9/16


Amazonより
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「自動改札機を通過するとき、腕をクロスさせなければならない」「ハサミや定規、スープをすくうレードルが扱いにくい」など、左利きならではの不便は多々存在する。さらに、かつては左利きだと結婚に差し障りが生じたことすらあったという。中国の古典『礼記』に「食事をする手は右手」と記されているため、日本では長らく左手で箸を持つのは不作法と見なされ、左手で箸を持つ女性は「親の躾がなってない」と判断されることがあったのだ。本書では左利きの苦難の歴史と現状を解説し、左利きが暮らしやすい社会を生むための取り組みも紹介。坂本龍一や石原慎太郎など左利きの著名人のエピソードも語る。

●人類における左利きの割合――世界と日本
●なぜ左利きが誕生するのか?
●「左利きは九年寿命が短い」説
●儒教の教え――「食事をする手は右手」
●日本神道の教え――「左は右よりも尊い」
●左利きだとお嫁にいけない?!
●「左利きは右脳型」説は本当?
●左利きの才人、偉人たち
●左利きへの共感を示した米津玄師

著者について
「日本左利き協会」発起人。大阪府高槻市生まれ。滋賀県大津市育ち。左利き。早稲田大学卒業後、英国滞在中に左利き専門店との出会いがきっかけで利き手への探究心が開花。帰国後、出版関連業などに携わりつつ、左利きの関連記事や文献の発掘にいそしみ左利きに関する著作を出版。左利きにとって役立つ情報発信や総合学習への協力など、左利きと右利きが共感し合えるコミュニティづくりに取り組んでいる。
著書に『見えざる左手』(三五館)、『左ききでいこう!』(フェリシモ出版)などがある。
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上の「著者について」にもありますように、「日本左利き協会」発起人で、左利きサイト「クラブレフティ」の活動や、
国立国会図書館関西館で開催される資料展示「左手をご覧ください!―左利きというまなざしで、見えてくる風景―」


「第1章 左利きをめぐる歴史」で、『神々の左手』エド・ライト/著 ricorico/訳 (スタジオタッククリエイティブ, 2009.6)などの本とともに掲げられている著書

『見えざる左手―ものいわぬ社会制度への提言』大路 直哉 三五館 1998/10

の著者、大路直哉さんの新しい左利き本です。

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2023.08.25
左利き資料展示「左手をご覧ください!」国立国会図書館関西館で開催
(「新生活」版)

大路さんの左利きの本としては他に、当時通販で「左利きカタログ」を出していた「フェリシモ左きき友の会」との共著

『左ききでいこう!!―愛すべき21世紀の個性のために』大路直哉・フェリシモ左きき友の会/編著 フェリシモ出版 2000/6/1

があります。

このような実績のある著者による、最初の研究書『見えざる左手』から25年ぶりの左利き本です。
大いに期待されます。

目次からの勝手な判断ですが、本書の主な内容は、左利きに関して世間一般で主な話題となっている事柄を中心に、旧著の一部をカットしてアップデートした、左利き入門書の体裁になっているように感じました。

通常の新書はせいぜい200ページ少々ですが、本書は280ページとボリュームもあり、手に取るのが楽しみな一冊です。

私の左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』も巻末に紹介していただいているそうです。
それを確認するのも楽しみです。(大路さん、ありがとう!)

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
「日本左利き協会」発起人大路直哉さんの新著『左利きの言い分』9月16日発売
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