@niftyのデイリー・ポータルDaily Portalの特集「ひらめきの月曜日 2/14 箸を極める」(ライター・高瀬 克子)に色々な箸が登場しています。
色鉛筆みたいなもの(消しゴム形の箸置きもある)やひねり飴みたいなものやカラフルな三角型のもの、携帯用のセパレートタイプや折れたバットで作ったという"かっとばし"なるもの、などなど。
さらに、近頃では用途別(食材別)の箸も出ているという。うどん(縦方向に溝がある)、ラーメン(滑り止めの切れ込みが入っている)、パスタ用(箸の先がねじれている)、納豆(混ぜるときに使う)、さしみ、豆腐(太くて角ばったもの)など。
後半では、実際に自作する様子もリポートされています。
さてさて、それほどたくさん紹介されている箸ですが、私の興味を引くようなものは登場しません。
そう、それは、"左手で持ってこそ楽しいお箸"です!
昨年1.11の記事「たかが箸されど箸左手(使い)用箸」で紹介したような箸です。
たとえば、"かっとばし"には「GIANTS」の文字が入っていましたが、これは右手に持ったときに読めるように、箸の先から太い方に向かって横書きされています。
これでは左手に持つと、字が逆立ちしてしまってちゃんと読めません。
面白みが半減するどころか、いっそ何もない方がまし(!?)かもしれません。
*
そんなときにホッとするのが、百円ショップのダイソー(百円"左きき用ハサミ"を売っているあの、ダイソー)で見つけたお箸です。
以前、Max115さんのサイトで見て、こんなのがあるんだ、と感心したものの、近くのショップでなかなか見つけられなかったものです。
先日、久しぶりにぶらっと出かけた折に見つけました。
サイズは、18.0cmと22.5cmの二種類。
デザインは、ネコとウサギとトリの三種類がありました。
私が購入したのは、コトリの22.5cm、ウサギの18.0cmと同箸箱です。
ネコとウサギは18.0cmのものしかなかったのですが、おそろいのデザインの箸箱もありました。
ワンセットそろえるのもいいですね。お弁当にちょうどいいでしょう。
*
最近は、海外でも日本食ブームということで箸が売れているという新聞記事を見かけました。
日本や中国、台湾、韓国のような、左手使いをタブー視する古い考えがまだまだ根強い国とは違い、左手使いを異端視する傾向が少なくなりつつある欧米諸国向けに、こういう左手で持って楽しい箸は大いに受けるのでは、という気がします。
日本でも左手使いに対する偏見が薄れつつある昨今、お箸ももっと自由な発想のものが出てきてもいいのではないでしょうか。
特に子供向けのキャラクターものなどでは、せっかくのかわいい絵なのに右手で持たないと真っ直ぐ見られないということが少なくありません。これでは、左手使いの子はきっとさびしい思いをしているでしょう。
*
左手(左利き)用品は、まだまだニッチ、すきま産業的な印象がぬぐえないところがありますが、ユニバーサル・デザインの導入と共に、最大多数の幸福という考え方から万民の幸福という考え方への観点の移行によって、これからはもっと大きなマーケットを獲得してゆけるのではないかと思っています。
各メーカーさんは、これからも大きな視野にたっての製品作りに励んでいただきたい、と切に願っています。
※現在、「お茶でっせ」での各記事を基に『左組通信』で「左手・左利き用お箸/躾(しつけ)箸(練習用箸)」のページを鋭意製作中です。お楽しみに!
追記※『レフティやすおの左組通信』にお箸のページ「左利きphoto gallery〈HPG5〉左手/左利き用お箸・しつけ箸(練習用箸)」を作っています。ご参考にどうぞ!
追記※お箸に関する最新記事
2005.07.31 お箸の正しい持ち方に関するあれこれ 「お茶でっせ」版、 「新生活」版
―正しい箸の持ち方に関するリンク、簡単な持ち方説明、左利きにおける箸使いなど。
※本稿は、ココログ版「レフティやすおのお茶でっせ」より転載して、テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。
※「お茶でっせ」では、他2点(コトリ、箸箱)の画像がご覧になれます。
色鉛筆みたいなもの(消しゴム形の箸置きもある)やひねり飴みたいなものやカラフルな三角型のもの、携帯用のセパレートタイプや折れたバットで作ったという"かっとばし"なるもの、などなど。
さらに、近頃では用途別(食材別)の箸も出ているという。うどん(縦方向に溝がある)、ラーメン(滑り止めの切れ込みが入っている)、パスタ用(箸の先がねじれている)、納豆(混ぜるときに使う)、さしみ、豆腐(太くて角ばったもの)など。
後半では、実際に自作する様子もリポートされています。
さてさて、それほどたくさん紹介されている箸ですが、私の興味を引くようなものは登場しません。
そう、それは、"左手で持ってこそ楽しいお箸"です!
昨年1.11の記事「たかが箸されど箸左手(使い)用箸」で紹介したような箸です。
たとえば、"かっとばし"には「GIANTS」の文字が入っていましたが、これは右手に持ったときに読めるように、箸の先から太い方に向かって横書きされています。
これでは左手に持つと、字が逆立ちしてしまってちゃんと読めません。
面白みが半減するどころか、いっそ何もない方がまし(!?)かもしれません。
*
そんなときにホッとするのが、百円ショップのダイソー(百円"左きき用ハサミ"を売っているあの、ダイソー)で見つけたお箸です。
以前、Max115さんのサイトで見て、こんなのがあるんだ、と感心したものの、近くのショップでなかなか見つけられなかったものです。
先日、久しぶりにぶらっと出かけた折に見つけました。
サイズは、18.0cmと22.5cmの二種類。
デザインは、ネコとウサギとトリの三種類がありました。
私が購入したのは、コトリの22.5cm、ウサギの18.0cmと同箸箱です。
ネコとウサギは18.0cmのものしかなかったのですが、おそろいのデザインの箸箱もありました。
ワンセットそろえるのもいいですね。お弁当にちょうどいいでしょう。
*
最近は、海外でも日本食ブームということで箸が売れているという新聞記事を見かけました。
日本や中国、台湾、韓国のような、左手使いをタブー視する古い考えがまだまだ根強い国とは違い、左手使いを異端視する傾向が少なくなりつつある欧米諸国向けに、こういう左手で持って楽しい箸は大いに受けるのでは、という気がします。
日本でも左手使いに対する偏見が薄れつつある昨今、お箸ももっと自由な発想のものが出てきてもいいのではないでしょうか。
特に子供向けのキャラクターものなどでは、せっかくのかわいい絵なのに右手で持たないと真っ直ぐ見られないということが少なくありません。これでは、左手使いの子はきっとさびしい思いをしているでしょう。
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左手(左利き)用品は、まだまだニッチ、すきま産業的な印象がぬぐえないところがありますが、ユニバーサル・デザインの導入と共に、最大多数の幸福という考え方から万民の幸福という考え方への観点の移行によって、これからはもっと大きなマーケットを獲得してゆけるのではないかと思っています。
各メーカーさんは、これからも大きな視野にたっての製品作りに励んでいただきたい、と切に願っています。
※現在、「お茶でっせ」での各記事を基に『左組通信』で「左手・左利き用お箸/躾(しつけ)箸(練習用箸)」のページを鋭意製作中です。お楽しみに!
追記※『レフティやすおの左組通信』にお箸のページ「左利きphoto gallery〈HPG5〉左手/左利き用お箸・しつけ箸(練習用箸)」を作っています。ご参考にどうぞ!
追記※お箸に関する最新記事
2005.07.31 お箸の正しい持ち方に関するあれこれ 「お茶でっせ」版、 「新生活」版
―正しい箸の持ち方に関するリンク、簡単な持ち方説明、左利きにおける箸使いなど。
※本稿は、ココログ版「レフティやすおのお茶でっせ」より転載して、テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。
※「お茶でっせ」では、他2点(コトリ、箸箱)の画像がご覧になれます。