レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

週刊ヒッキイ第678号-告知- 新春放談:最後の挑戦!? 左利き用楽器の普及と啓蒙にご協力を!

2025-01-31 | 左利き
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)
【最新号・告知】

第678号(Vol.21 no.1/No.678) 2025/1/18
「新春放談:最後の挑戦!? 左利き用楽器の普及と啓蒙にご協力を!」


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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第678号(Vol.21 no.1/No.678) 2025/1/18
「新春放談:最後の挑戦!? 左利き用楽器の普及と啓蒙にご協力を!」
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 遅れ遅れですが、新年第一号です。

 当初の予定では、
 「楽器における左利きの世界(28)まつのじん(3)」
 でしたが、今回は、体調のこともあり、新春放談ということで――。


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 ◆ <めざせ!実現!!左利き用楽器!!!>プロジェクト ◆
 {左利きの人は左利き用の楽器で演奏しよう!}
- 「左利きにも優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -

 <新春放談>左利き用楽器の普及と啓蒙の活動にご協力を!

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「<めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト」改め、

「<めざせ!実現!!左利き用楽器!!!>プロジェクト」

として改めてスタートしたいと思います。

来年、私は72歳になります。
72歳は母の亡くなった年齢で、第一関門だと思っています。

左利きライフ研究家として、最後になるかもしれない挑戦として、
この<左利き用楽器>の普及に挑戦しよう、と考えています。


 ●楽器は、心の生活必需品

私は「楽器というのは、心の生活必需品だ」と考えています。

近年、左利きに対する見方も大いに変化し、
社会全体で容認する方向に進んでいます。

それに従い、左手・左利き用の生活必需品に関しましては、
色々と制作され、製造販売されるようになって来ました。

まだまだ足りない部分はありますが、
少しずつでも改善されているのが現状です。


一方で、遅れている分野があります。

それがいわゆる趣味の世界の道具類です。

しかし、趣味の道具といいましても、
それはたぶんに人の心に安らぎを与えるものであり、
「心の生活必需品」というべきものでもある、と思います。

そういう心の安定のために必要不可欠な道具が、
右利き用しかないというのが、ほぼ現状です。

カメラは、昨今ではスマホのカメラで写真を撮るのが
当たり前のようになって来ました。

それはそれでいいのでしょうけれど、
もっとよりよい写真を撮りたいという人には、
本格的なカメラが必要となります。

ところがこれらも、高級機になればなるほど、
右利き専用になってしまいます。

右手でカメラを構え、右手でシャッターを切る!
これが基本動作です。

左手はカメラの保持を助け、絞りなどの調整をする役割があります。
しかし、いかに左手を巧みに操作しても、
それだけでは写真は撮れません!

右手でシャッターを切らなければ、写真は撮れないのです。


スポーツ用品なども同様で、一部のものをのぞきますと、
右利きが標準で、左利き用は特別なものとなっているようです。

ゴルフ用品など左利き用が販売されていますが、
実際に置いているお店は少ないといい、選択肢も限られている、
と聞いています。

そうほとんどの趣味に関する道具類は、
左利き用の選択肢を持たない、もしくは少ないのが現状のようです。


楽器もまた同様です。

ギターやベースなどは、左利き用が販売されています。
しかし、それらも選択肢という点では、専門店にでも行かないかぎり、
右利き用とは比べようもないようです。

楽器の扱いも高級カメラ同様、右手主体に演奏します。

ヴァイオリンを例にしますと、
左手で本体を保持し、左手の指で弦を押さえ、
右手に持った弓で弦を弾き、その動きで音を出します。

左手でいかに巧みに弦を押さえても、それだけでは音は出ません。
上手い下手にかかわらず、弓を持つ手を動かすことがポイントです。


以上、これら趣味に関する分野の遅れはご理解いただけたかと思います。


 ●「両手を使うから利き手は関係ない」という暴論

さて楽器についてです。

「楽器は両手を使うから利き手は関係ない」
というような暴論を吐く人もいます。

物知らずもいいところです。

利き手と非利き手にはそれぞれ役割があります。

私の持論は、「利き手は心につながっている」というものです。

利き手というものは、二つの性質を持っています。

一つは、「器用さ・巧みさ」です。
これは理解しやすいでしょう。

もう一つは、「好み」です。

「好み」といいますと、わかりにくいかもしれませんが、
それは、つい使ってしまう、無意識に使ってしまう、
という性質のことです。

落としたものを拾うときに、出る手。
買い物に行って、品物に触れる手。
――といったものです。

例えばエアーでヴァイオリンを弾くとき、当然のように右利きの人は、
みな右手に弓を持っているかのように弦を弾く真似をします。

しかし、左利きの人は大半、
左手に弓を持ってで弾く真似をするものです。

実際に弾いたことがあるかないかは別にして。

そこには意志が込められている、というのが、私の考えです。
それが「心につながっている」という表現になっています。

利き手で弾くからこそ、心が入るのです。
心を表現できるのです。

これを非利き手でやると、
どうしても借りてきた猫のような不自由さがあるような気がします。

もし本当に「両手を使うから利き手は関係ない」のなら、
右用と左用の両方が、同じように存在しているのではないでしょうか。

今のように、一方的に右利き用しかない、というのは不自然でしょう。

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2018.5.13
左利きのAKB48Team8佐藤栞がエア・バイオリン演奏で左弾き
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2018/05/akb48team8-7166.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/6565f75f980e88d16ae21f70a9fc64e8


 ●現行ピアノの鍵盤配置は右利き用

この連載のはじめの方で、ピアノを<右利き用の楽器の親分>のように
紹介しています。

現行のピアノの鍵盤は、左手側に低音部、右手側に高音部
という配置になっています。

左から右への動き(→)は、
漢字の「一」という字を書くときのことを思い起こせば
ご理解いただけるように、
右手右腕の動きにとって都合のよい方向です。

鍵盤の配置は、
左から「ドレミファソラシド」と右手親指から順に弾いて行くような
仕組みになっています。


---------------------------------------------
【右用ピアノの鍵盤】

(音階が上がる)⇒⇒⇒
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(左)ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド(右)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(音階が下がる)←←←
   
(左腕を押す)⇒┃    ┃⇒(右腕を引く)
(左腕を引く)←┗(身体)┛←(右腕を押す)
---------------------------------------------
※右手の親指から順に「ドレミファソラシド」と弾ける。

*参照:
第616号(No.616) 2022/4/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(2)演奏時の腕の移動方向」


低音から高音への展開は、人の心に心地よいものです。
心が伸びやかに高揚していきます。

逆に、高音から低音への展開は、
心が暗く沈んでいくような気がします。

右手右腕の自然な動きである、左から右への演奏は、
低音から高音へと、そのまま心の高揚につながっていく形になります。


逆に、
左手左腕の場合は、逆の向き、右から左へ(←)が
自然な動かしやすい、都合のよい動きとなります。

指の動きも、左手の親指からですと、「ドシラソファミレド」と、
高音から低音への展開となり、心の高揚にはつながりません。

左手で低音から高音へと弾こうとしますと、
小指から親指へと動かすことになり、不自然な動きとなります。

指折り数えるとき、小指から数える人はまずいませんよね。
ふつうは、親指から順に折って数えます。

これが指の自然な動きです。

現行のピアノでは、左弾きの場合、不自然な動きを強いられます。


このように、現行のピアノは、右利き用にできています。
これでは、左利きの人にとっては、
非常に弾きづらいものになってしまいます。

私のような強度の左利きの人で、大人になって余裕ができた人が
ピアノでもやってみようかと取り組もうとしても、
これは非常に難しいものになってしまいます。
やはり、左利き用の道具が必要です。

ピアノも左利き用が必要なのです。


---------------------------------------------
【左用ピアノの鍵盤】

(音階が上がる)←←←
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(左)ド・シ・ラ・ソ・ファ・ミ・レ・ド(右)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(音階が下がる)⇒⇒⇒
   
(左腕を押す)⇒┃    ┃⇒(右腕を引く)
(左腕を引く)←┗(身体)┛←(右腕を押す)
---------------------------------------------
※左手の親指から順に「ドレミファソラシド」と弾ける。


(画像:左利きピアニストで、自分で左利き用ピアノを作り演奏しているクリストファー・シード(Christopher Seed)さん)

(画像:左利きピアニストで、自分で左利き用ピアノを作り演奏しているクリストファー・シード(Christopher Seed)さん――右用ピアノと左用ピアノとともに)


 ●左利き用楽器の目標

左利き用楽器の普及のため、まず一番に考えていることは、
<左利き用鍵盤ハーモニカ>の試作と試演です。

鍵盤ハーモニカは、のちのピアノなどの鍵盤楽器への道の一つとして、
小学校で学習されているという話を聞いたことがあります。

それなら、左利き用ピアノへの第一歩として、
<左利き用鍵盤ハーモニカ>が必要だと考えられます。

まずは、ここを第一歩に計画を進めたいと考えています。

次に、電子ピアノやキーボードの類いでは、
鍵盤の配置を換えるだけなので、アコースティック楽器よりも、
実現の可能性が高いのでは、と考えています。

これを第二目標に設定しようと考えています。

もちろん、その他の楽器も左利き用の実現を考えています。

中でも、子供用の小型の練習用楽器もあるというヴァイオリンでは、
子供用の左利き用ヴァイオリンも実現したいものです。






(画像:「左利きバイオリン」GCV-800EL 左利き用バイオリン◆ストラディバリ Soil III [GCV-VN-800EL-SOI] ネットより無断借用)

 ・・・

以上、今年の新春の夢として、左利き楽器について書いてみました。

もしご賛同いただけるようでしたら、
ぜひ、SNS等で大いにこの夢を拡散していただければ、幸いです。

左利き用楽器の普及と啓蒙に、ぜひご協力を!

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本誌では、「新春放談:最後の挑戦!? 左利き用楽器の普及と啓蒙にご協力を!」と題して、今回は全紹介です。

新年第一号ですので。

今年にかけるといいますか、少しはその気があるよという意味合いで……。
全文披露です。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載

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